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龍と恭  作者: 萩悠
日常編
17/83

用事

「恭ちゃーんっ!帰ろーぜ!んで、どっか寄ろ!」


今日も今日とて鞄をひっ掴み、恭の元へと龍は走る。


「無理、今日は忙しい。」


そしていつも通り一刀両断。


「え、マジで?!何か用事でもあんの?」


「ある、もうそれはそれは重要な用事が。ってわけで俺は帰る。」


「ちょ、待って!ってかそんな重要な用事ってあったっけ?何の用事かくらい教えてよ!ねぇ恭ちゃんってばー!」


諦めきれないのか帰ろうとする恭の鞄を龍は掴む。

もちろん恭は一向に意に介さず龍ごと鞄を引きずる。


「龍、五月蝿うるさい。急ぎなんだよ。わかったら離せバカ。」


「ねぇ、本当に何の用事?」


「てめぇは俺の彼女か何かかウザい!早く手を離せ!」


「何?ねぇー、教えてよー!」


「はぁ…睡眠。」


「へ?」


「だから睡眠。」


「恭ちゃん…。」

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