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兄貴肌
「ったく、お前は何でそんな毎回怪我してんだよ。」
「いやー、今回は案外数が多くてっててててててて!消毒液かけるなら何か先に一言言ってよ恭ちゃん!」
「るせぇ、怪我してるお前が悪い。で、何で喧嘩してきたわけ?」
「いやー、この前ボコった西校の方の奴がまた絡んできてさー。」
「この前は違う学校名じゃなかったか?」
「あー、南?」
「お前どんだけ喧嘩っ早いんだ。あ、動くなあと一ヶ所ーっとよし。」
「ん、あんがと~恭ちゃん!」
「恭ちゃん言うな!龍、その喧嘩っ早い性格は直せ。」
「はーい、努力はする。でも相手が来るから仕方ねーじゃん!」
「バカか!いちいち相手してねぇで、途中から流せ!」
「了解っ!」
ビシッと敬礼する龍を半眼で見る恭。
「本当にわかってんだろーな…。後は一人で抱え込んで怪我してくるくらいなら周りを頼れ。いいな?」
「恭ちゃん…今俺物凄く恭ちゃんを抱き締めたい!」
「恭ちゃん言うな!あと、龍?俺にそんな趣味はねぇよ?」
「いでででででっ!恭ちゃん止めて!笑顔で怪我してる所エグらないで!抱きつかない!抱きつかないからぁーっ!」




