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千堂正重はおきてすぐに家族を集めた。正重の家には真中の噴水を囲むようにU字型になっており真中を正重が右側を正也家族が左側を正文家族が使っている。
そこにぞろぞろと家族が揃ってきて正也とその妻綾華、長女桜、次女志穂、三女佳穂。因みに3人とも同じ学年で桜は4月生まれ、次女志穂と三女は2月生まれの双子である。
それと正文とその妻和葉、そして長女の雫と次女の夢香が集まった。因みにこの二人も桜たちと同学年で雫も桜と同じ4月生まれで夢香は3月生まれである。
正重『揃ったようだなみんなに…』
『お爺ちゃん待って友くんがまだ来てないから起こしてくるね!』
と、口を挟んだのは桜だった。
駆け出そうとした桜を正也が引き止める。
桜『お父さん?』
娘の不思議そうな顔になんて言えばいいかわからずまあちょっと待ってといいながら元の場所に戻らせるそのことに姉妹たちは不安そうな顔をしつつ元の場所に戻ったり正重が口を開く。
正重『ゴホン、あ~皆に伝えることがある…じゃがその前に正也!正文ちょっとこっちに来い』
と二人を呼び出した。そのまま3人でコショコショと話しだした。
正重『なあ、お前達やっぱりワシが言うの?』
正也『いや、だって僕が言ったら僕が決めたみたいになるじゃないですか!』
正文『そうだよ父さん結局は友樹くんと父さんで決めたんだし』
正重『いやいや、だって孫を甘やかすのがワシの仕事であって厳しくするのは親の仕事だろ?』
と、話し込みだした。その姿に桜たち5人は不安にそして綾華と和葉は少しイライラしてしまうのであった。