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勇者召喚!

「目覚めなさい……勇者よ目覚めなさい……」


「…なんだ…声が聞こえる…」


「目覚めましたか…」


「ん?誰だ… 」

目を開くと目の前に誰かいるのが分かった


「我が名はアルテミス… マジル王国の第一皇女です 貴方は異世界から召喚されました…」


「は?何を言って…ん?何だこれ」


目の端になんかゴミ見たいなマークがあるのに気がついた


「は!これは!ステータスオープン!!」

ガバッと立ち上がり手を突き出すと空中にステータス一覧が表示された


[いやそうはならんやろ…]


「…!なんだ!誰だ!」

頭の中に誰かの声が響いた


「ど、どうされましたか?」

いきなり一人芝居を始めた男にアルテミスはオドオドしていた


「い、いや何でもない…」


不審がる男をよそにアルテミスは話を進めた


「ま、まぁよろしいでしょう…混乱されるのは無理もありません… 勇者様、まずは貴方様のお名前を教えて頂きたいのです」


「ん?あ、そうか!俺の名前は淀橋コジマ!某大手家電メーカーの正社員だ!」


コジマをビシッとポーズを決めた


[うわ痛った…]


「…!まただ!誰なんだ!!出てこい!!」


(この人大丈夫なのかしら…)


またしても一人芝居を始めたコジマと名乗る男にアルテミスはドン引きしていた


「コ、コジマ様…勇者コジマ様…我がマジル王国は滅亡の危機に瀕しています…どうか勇者様のお力で魔王を討伐していただきたいのです…」


「俺が勇者!?そうか!俺は異世界召喚されて勇者となってチートスキルで魔王ボコボコにして美少女ハーレムを作るのか!!分かった!!」


「……そう言うことにしておきましょう」


あまりにも速い理解力にアルテミスはもう反応しないことにした


「勇者コジマ様…話がよく分かるお方ですね…貴方を召喚する前に準備は整えてあります… 外に貴方のパーティーメンバーを編成してありますのでどうぞこちらへ…」


「よし来た!かわいい女の子がいいな〜」


アルテミスとコジマが部屋の外に出ると大勢の人が集まっていた


「アルテミス様!其方が勇者様なのですか!?」

「なんて凛々しいの!」

「これは期待できそうです…」

「腕がなるな!」


4人の美少女がコジマを出迎えた


「こ、この子達が俺のパーティー!?よっしゃー異世界最高!」


[腹立つわぁ…]


「…クソっ…さっきからなんなんだこの声は!早く出てこい卑怯者!!」

声が聞こえた方向を殴ったが手応えはない


「ヒッ…怖い…」

「あの人頭おかしい…」

「本当に勇者なの?」

「不安ね…」


「あぁ…勇者様は召喚されたばかりで混乱しているのです…大丈夫ですよ…(きっと)

オホン…それでは皆さん自己紹介を…」


コジマの奇行を適当に誤魔化したアルテミスは強引に話を進めた


「は、はい!アタシはルネ!アーチャーよ!」

「僕はリル!シーフだよ!」

「我が名はルル…メイジよ…」

「俺はバキ!グラップラーだ!」


「おお!よろしく!俺はコジマだ!会えて嬉しい!」


「はは…」

「よ、よろしく…」


外見の想像は読者にお任せするとして一通り自己紹介を終えた4人のパーティーメンバーは勇者と握手した


「早速ですがこちらが用意した装備と荷物、軍資金となります…どうか世界をお救いください…」


「分かった!お世話になりました!!じゃあ皆行こうか!」


「「「「はい!勇者様!!」」」


召喚されてからわずか20分で旅に出た勇者一行は堂々と城を出た



[もっと話聞けカス]


「…!まただ!!クソっ!!クソっ!!」

謎の声にイライラが最高潮に達していたコジマはガンガンと城の外壁を殴り始めた


「本当に大丈夫なのかしら…」

「話何も聞いてなかったですね…」

「これは…不安ね…」

「かなりヤバイなアイツ…」


異世界転移されて勇者となったコジマは4人の美少女と共に魔王討伐の旅に出かけたのだった……

クソをベースにクソを塗りたくって爆発させた作品なのでボー○ボくらいのノリで見てください


面白いと思った方は連載中の「カイン商店は今日も盛況です!」を読んでブックマークと高評価をよろしくお願いします

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