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生徒会役員の指姫

 今日も天空寺さんは匂いノルマを達成した。今日も俺はそれに付き合い。その後に天空寺さんの誘いで生徒会室に行くことになった。

 静かな廊下を俺と天空寺さんはゆっくりと歩く。


「生徒会って何人居る? 」


「私入れて五人よ 」


「五人かー 」


「でも、全員が揃うことは中々ないけどね。みんな部活とかしてるから」


「そうなんだ 」


 生徒会室の前までやって来ると天空寺さんはドアを開いて中へ入って行く。俺もその後に続く。

 生徒会室には二人の女子が居た。ショートカットの女子とミディアムヘアの女子だ。

 二人は俺を同時に見ると険しい顔をする。


「玲奈。この人誰? 」


 ショートカットの女子が冷たい目で俺を見る。イメージカラーは濃い青色と推測出来るぐらい冷たい雰囲気を放っている。


「男子連れてきたのー? 」

 ミディアムヘアの女子は髪をくるくる指に巻きつけて回しながら言った。


 俺は元々女子と絡むのが得意ではないのでこの場から逃げ出したい気持ちで一杯だった。


「この人は如月 進くんよ。如月くんは私の匂いフェチの対象でいつも匂いを嗅がせて貰ってるの 」


「ふーん。こんな人の匂いが良いんだ。ウチ部活行ってくる 」


 ショートカットの女子は立ち上がり生徒会室から出て行く。この女子から漂う雰囲気で俺は苦手とされていることがよく分かった。


 生徒会室に残されたのは天空寺さんと俺とミディアムヘアの女子だ。


「そ〜だ。名前言ってなかったよね〜。私は姫島(ひめじま) 姫蘭(ひめか) だよ。よろしくね 」


「姫島....もしかして学園の姫って呼ばれてる人? 」


「そだよ 〜 」


 姫島さんは学園の姫と呼ばれている。顔を見たのは初めてだったが姫のような雰囲気と苗字と名前両方に姫が入っていることから姫と呼ばれているのだ。


「学園の姫が生徒会役員だったとは 」


「如月くんも生徒会入る? 」


「いや、遠慮しておくよ 」


「そっか〜 」


 俺は生徒会室の入り口で黙って立っていると天空寺さんに引っ張られて生徒会長の席つまり天空寺さんの席に連れて行かれる。


「はいこれ。名前書きなさい 」


 天空寺さんが引き出しから出した白い紙に名前を書くように要求してくる。


「これ何の紙? 」


「言わないわよ。黙って書けばいいのよ 」


「じゃあ書かない 」


 絶対何かある。俺は腕を組んで天空寺さんからの要求に対して必死に抵抗した。


「如月くん。匂いノルマ増やすわよ 」


「書きます 」


 これ以上匂いノルマを増やされると毎日大変だ。天空寺さんからペンを貰うとすらすらと名前を書いた。


「これでいい? 」


「ええ。これで如月くんも生徒会役員の一員ね 」


「そういうことだったのか 」


 俺は天空寺さんに一泡吹かされた。その為の紙とペンだったという訳だ。生徒会に入りたく無い俺は姫島さんに助けを求める。


「姫島さん。助けてください 」


 姫島さんの方を向くと姫島さんは俺の顔を見てニヤニヤしている。この表情はかつて天空寺さんでも何度か見ていた。


「ひめ....じまさん? 」


「如月くん....指....吸ってもいいかな? 」


「え? 」


 驚く俺に天空寺さんが肩をポンと叩く。


「姫蘭はね、指フェチなのよ。この事を知っている人たちからは指姫(ゆびひめ)と呼ばれているわ 」


「親指姫みたいな名前だな 」


「ねぇ〜如月く〜ん。指吸って良いよね〜 」


 姫島さんは俺の手を掴むと口へ運んでいく。俺は反対に力を入れて必死に食い止める。


「吹いた〜い 」


「指吸いはちょっとな 」


 姫島さんは目をキラキラさせて俺を見る。よだれを少し垂らして俺の指を吸いたそうに見つめる。生徒会役員はフェチの集まりなのだろうか。


「私のパンツ見ていいから、指吸わせてよ〜 」


 俺は姫島さんの事で困っていると天空寺さんがニヤッと微笑む。


「良いじゃない。一回ぐらい 」


 天空寺さんの一声で俺の力が緩みその隙に姫島さんは俺の指を口に運び咥える。


「ちゅっーーー....んはぁ〜この指良いね〜 ちゅーっ....ちゅぱっ....ちゅぱっ 」


 姫島さんは俺の指を愛おしく吸い始める。俺の指は姫島さんの唾液まみれになる。

 吸うだけだ満足できないのか姫島さんは舌も使い始めた。


「ぺろっ....ぺろぉんっ....ちゅるっ....ぺちゃっ。如月くんの指....今までのどの指よりも良い〜。病みつきになりそっ 」


 何となく嫌な予感がしていた。まさか、天空寺さんみたいに指ノルマとか言って毎日吸われたり舐められたりするのではないか。


「如月くんの指私大好き〜。これからもよろしくね〜 」


「如月くん。私の匂いノルマ忘れないでよね 」


 俺と姫島さんの絡みを一線引いて眺めていた天空寺さんも自身のフェチを満足させる為か俺に飛びつき匂いを嗅ぎ始める。


「すーーっは....匂いフェチと 」


「ぺちゅ....ちゅぱぁっ..指フェチ 」


「両方満足させて 」


 天空寺さんと姫島さんは声を合わせて言った。こうして天空寺さんの匂いフェチに合わせて姫島さんの指フェチも処理しなければならないのだ。


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