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超弩級超重ゴーレム戦艦 ヒューガ  作者: 藤 まもる
第5章 レムノス島開発編
52/75

第42話「魔王様、野菜を育てる」

エスパーニャ暦5541年 8月22日 10時00分

魔王城6階 休息の間「ビストロ・デ・ルシファー」



「えー。それでは、第1回魔王評議会を開催します」


パチパチパチパチ!


 本日はビストロ・デ・ルシファーにて全局長を集めて、これからの方針を決める会議を行なう。

 ただし、レオン王国やアルコン帝国の最新の動向が手に入らないので、予測を元に行動を決めざる得ないのが問題だ。

 まあともかく、さっさとレムノス島を開発しないと先へは進めない。

 俺は会議を進める。


「ではまず、最初の議題はアルコンの動向についてです。マリオ局長、最後のアルコンの状況を教えてくれますか?」


「はい。レオン王国の国境沿いのアルコン陸軍は、ルシタニアのクーデター直後に集結しました。しかし陸軍本隊の活動は低調でした」


「なるほど。活発だったのは海軍だけですか。アルコン陸軍は今すぐレオン王国と戦争可能ですか?」


「無理ですね。陸軍の動きは間者に漏れやすいですから、大規模な集結はすぐ分かります。今の状況なら小競り合いしか起こせません。全面戦争をやるなら、あと2年は最低でも必要と考えます。これはレオン王国でも同じことが言えます」



 問題は物資の集積だね、戦争やるならともかく大量の物資が必要だ。

 しかし、この世界の車は時速10キロだし、鉄道があるわけでもない。

 輸送インフラが貧弱なので、おいそれと陸軍は動けないわけか。

 ならばなぜアルコン海軍は動いたか?


「エンリケ局長。アルコン海軍はなぜパルマ島、バレンシアを占領したのでしょうか?」


「ルシタニアのクーデターを合わせて考えるなら、レオン王国北半分の制海権を奪って、レオン王国の経済にダメージを与えるのが狙いでしょう」


 たしかにそれも狙いだろうが、それが果たして真の目的なのか。

 アルコン艦隊は台風の中を進んで攻撃してきたらしい。

 俺は素人だが、戦力を集中させるほうが効果が高いと聞いたことがある。


 海軍単体では無く、陸軍とタイミングを合わせれば、レオン王国北半分を占領することも出来たのではないか。

 何故それをしない。

 それは…… 多分だが、レオン王国を倒すのが目的では無い?

 少なくとも今の所は……


「マリオ局長。たしかレオン王国は、周辺国とアルコンに対抗する為に、軍事協力を行なっていますね?」


「ええ。アルコンは強大ですからな。伝統的に南下政策も強い。なので、アルコンに対しては協力して対抗しています」



 問題はアルコンに覇王が復活しているかだ。

 俺だってこういう状況でなければ、魔王バレなんか身内で止めることが出来たはずだ。

 なら覇王がすでに復活していても不思議では無い。

 そして、分からないように裏からアルコンを操っている。


 それと気になるのはエンリケ司令が目撃した蒸気船だ。

 つまり黒船だね。

 10年前から急速にアルコン海軍の軍備が拡張・進化して生まれたようだ。

 だが、ああいうものは短期間で開発するのが難しいはずだ。



 基本的にこの世界は魔法に頼る傾向がある。

 だから蒸気船をいきなり開発するのは違和感を感じる。

 この世界では異質なテクノロジーだ。 


 ていうか俺なら、魔導モーターを使って外輪を回すだろうな。

 そっちのほうが遥かに楽だし、故障も少ないだろう。

 なぜわざわざ石炭を使用する方式にこだわるのか?



 それは…… それはおそらく覇王が転生者だからか?

 魔王である俺が転生者なんだから、覇王もそうであってもおかしくない。

 地球人とも、日本人とも限らんがね。

 だが、俺に近い知識はあるのだろう。


 なら、もし俺が覇王の立場ならどうするだろうか。

 どうやって世界を征服する?



 そうだな。

 俺ならまず制海権、制空権にこだわる。

 まず海を支配してから、通商破壊を行なって、敵国を地上戦で撃破する。


「エンリケ局長。俺達は勘違いをしているのかも知れません。少なくともアルコンは、今はレオン王国を攻撃する気はないのでは?」


「それは、どういうことですか?」


 エンリケ局長は首をかしげる。


「アルコンはルシタニアを影響下に置き、パルマ、バレンシアを取りました。相手の目標が海上封鎖だった場合は、次に狙われるのは、アスティリアス王国ではないでしょうか?」


「まさか。アスティリアス王国は海軍国ですぞ。陸軍国のアルコン帝国では海で勝てません。艦艇の数も質もアスティリアスが上回っています」



 まあ普通に考えればそうだろうな。

 だが相手が技術チートが使えるならば、話は別だ。


「しかし、エンリケ局長もおっしゃっている通り、奴らは新型動力艦を投入してきました。次も新兵器を投入してくるでしょう。アスティリアスの敗北の可能性もあるのでは?」


「たとえ敗北したとしても、アルコンの港からアスティリアスまで3500キロは離れています。補給船なら片道12日、帰りは20日ほどかかります。アスティリアスを倒せるほど大規模な地上軍を揚陸したとしても補給が続きません。」


「いえ、恒常的に占領する必要はないのです。アスティリアスの艦隊が弱体化し、港が1~2年使用不能になればいい。その間にレパント海、アルマダ海で通商破壊を行なえば、レオン王国は弱体化、あとは地上軍でとどめを刺せばいい」


「ふーむ。レオン王国は外国と軍事協力しているとはいえ、同盟を結んでいるわけでは無いですからなぁ。海を押さえて各個撃破、しかるのちレオンを倒すか。作戦としてはやれるでしょうが、可能性は低いのでは」


「外の情報が無いので断言はできませんが、あくまで可能性として考慮に入れるべきでしょう。事前に予想していれば、イザと言う時慌てずにすむ」


「私がアルコンの司令官なら、そんな遠まわしなことはやりませんな。海軍、陸軍で同時に攻めて、レオン王国北部の迷宮を大量に討伐すれば、レオンの国力を大きく削ることができます」



 そのエンリケ局長の言葉に、俺は虚を突かれた。

 なるほど。

 こういう所が地球の常識が通じない所だよな。


 迷宮と言うのは、地球で言う一種の資源地帯なのか。

 なら例え海上封鎖しても、迷宮と探索者を維持できる限り、最低限の戦力は維持できるのか。


 転生者の俺はそこまで気がつかなかった。

 覇王は気付いただろうか?

 まあいずれにせよ、情報収集が必要な案件だな。 


「先ほどの迷宮討伐作戦、それと俺の海上封鎖作戦、アルコンが実行するとすれば、どの程度の時間がかかりますかね?」


「そうですなぁ、おおざっぱに迷宮討伐作戦なら2年、海上封鎖なら3年ほどの準備期間が必要でしょうな」


 それがタイムリミットか。

 つまり2~3年のうちに、貿易で資金を得て魔王軍を戦える状態に持っていく必要がある。

 はっきり言ってムリゲー過ぎんだろ。


 いや……

 魔王船と魔王のチートを上手く活用すれば不可能ではないのか?

 これも要検討だな。

 ……さて、そろそろ次の議題に進むか。



「なるほど。よく分かりました。では次の議題、食糧問題についてですが……」





    超弩級超重ゴーレム戦艦ヒューガ

   ⇒第5章 レムノス島開発編





 第1回魔王評議会の翌日、俺は食糧問題を解決するため行動を起こした。

 魔王船での食糧生産を本格的に始めるのだ。

 俺はパッツィ、マリベルを連れて魔王城直下の円筒城壁へやって来た。


 この第3デッキの円筒城壁は魔王城を支える土台だが、内部が空洞で、内部の層の面積は1ヘクタールで4階立てになっている。

 ここに農場や牧場設備を召喚するのだ。


 というわけで、まずは1階。

 ここに牧場を作って、今だ第4デッキにいる牛さんや羊さん達の住処を作ってやるのだ。

 俺は召喚宝典で、牧場を選択する。



■魔王の牧場

家畜を飼うことができる牧場設備です。

家畜小屋、作業小屋、簡易住居、作業道具付です。

地面に生える草は栄養満点で、家畜が食べても数日で元に戻ります。

天井と壁は幻覚魔法で自然の風景を映し出します。

魔王船でのスローライフを是非楽しんでください。



 魔王の牧場を選択、召喚が開始された。

 殺風景な鉄の部屋の中に、いきなり牧歌的な風景が広がる。

 一面の草原に柵で区分けがされており、端には小屋が立ち並んでいる。

 ここなら家畜たちも充分世話できるだろう。



 次は2階。

 ここでは小麦と米を栽培する設備を召喚した。

 魔導栽培システムによって、収穫しても1日で元に戻るというチート具合だ。


 栽培面積は小麦は7割、米は3割としておいた。

 端にある小屋には、魔道具で小麦粉を作る設備、米を脱穀する設備があった。



 3階。

 ここでは野菜を栽培することにする。

 20メートル四方を1ブロックとして、25種類の野菜を栽培する。

 ここも収穫しても1日で元に戻るので、大量の野菜が作れるだろう。



 4階。

 ここでは果物を栽培する。

 やはり船上生活なので、ビタミンや栄養が豊富そうな果物をチョイスする。

 バナナ、オレンジ、林檎、レモンをメインに、多数の果物を栽培。

 さすがに果物は魔導栽培システムでも、収穫可能になるまで2日かかるが、それでも驚異的なスピードである。



「じゃあパッツィ、第4デッキの家畜をここの1階に移動させておいてくれるか」


「うん。これなら充分世話ができるわ。チーズやハムも作れるわね」


「マリベル、福祉局局長の出番だぞ。町長と役人をここに連れてきて設備の説明だ。それから収穫する人員の確保、配給制度を作れ。細かいところは町長と役人にやらせればいい。お前は全体の様子を見て、まとめて俺に報告だ。ペネロペさんと一緒にな」


「分かったわ、お兄ちゃん。やってみる」


 

 後で細かい調整は必要だろうが、これで魔王船の食糧生産は大丈夫だろう。

 不足分や種類が少ない問題は、レムノス島の食糧迷宮で補填するつもりだ。


 俺は漁業ギルドに連絡し、レムノス島近辺で自由に漁をして良い許可を出す。

 キャプテン・キッドに命じてウェルドッグは開放しておく。

 さっそく漁民達はカッター艇に乗って漁に出て行った。


 次に俺は魔王山の開放を指示。

 魔王山の麓にはポーションの材料になる薬草が大量に生えている。

 取っても3日が生えてくるので、許可をとった薬師、治療師が薬草を収獲していく。


 食糧は順調に生産されていき、第5デッキから派遣されてきた農民100名が、各階25名ずつに分かれて毎日忙しく作物を収穫していく。

 レムノス島近辺は豊富な漁場が多いらしく、魚は毎日沢山とれる。

 新鮮な魚は焼いて食べ、余った魚は干物にしていく。


 これらの活動のおかげで、第5デッキのヴァイタルパート内商店街も本格的に動き出した。

 まず魚屋、八百屋、パン屋が開店、その後に治療院や薬屋も開店。

 といっても貨幣が流通しているわけでは無く、しばらくは配給制で行くことになっている。



 しばらくしてレムノス村への第1回支援を開始。

 ソフィア、マリベル、マルガリータ、ゼルギウスとスケルトン達、護衛冒険者2チームでレムノス島に渡る。

 今回の支援はヒューガ産塩の入った樽3つ、干物100個、低位ポーション20個、マリベルの治療となった。

 先方は大層喜んでくれたそうだ。


 俺は仕事の合間を見て、謁見室で住民の忠誠の儀を行なう。

 今まではかなり時間があったのだが、俺も徐々に1日のスケジュールが詰まってきたな。

 といっても今のところ労働時間は6時間ぐらいだが。



 仕事が終わって夕方、俺は護衛のディータをつれて深魔の森へやって来た。

 小さな小川にかかる橋や、石畳の通路は綺麗に修復されているが、それ以外は雑草がボーボーで森も荒れていた。

 というわけで、今から魔妖精を召喚して、その辺の所を直してもらう。


 まず魔王船を巡回して、定期的に清掃してくれる家魔妖精を呼ぼうと思う。

 こいつにしておこうか。



■家魔妖精シルキー

絹のローブを着た魔妖精。

魔王船の様々な場所を定期的に日常清掃する。

移動する時に衣擦れの音がする。



 俺は召喚ボタンを押してシルキーを呼び出した。

 1分ほど光を発し、シルキーを召喚することに成功した。

 光が収まるとそこには、12~13歳くらいの絹のフード付きローブを着た、オレンジ色の髪の少女が現れた。

 召喚されたシルキーは、俺を見てニコッと笑って声を発する。


「魔王さま」


 あら可愛い。

 掃除の道具とか持ってないけど、どうやって掃除するんだろう。

 こっちで用意しなくちゃいけないのか?


「こんにちわ。さっそくだけど、とりあえず魔王城から掃除して欲しいんだけど」


「お掃除するのです」


「うん。それで道具はどうしようか?」


「お綺麗にするのです」


 そう言うとシルキーは、首にかけているネックレスに手を伸ばす。

 ネックレスには、ホウキや塵取り等の、掃除道具の形をした飾りがぶら下がっている。

 その飾りをシルキーが引き抜くと、瞬間的にホウキや塵取りが大きくなった。

 なるほど、これで掃除をするのか。


ボヨヨン


 おおっ!

 10メートル四方10箇所に、同時に煙が出てシルキーが10体出現した。

 お前分身できるのかよ。


 分身したシルキー11体は、一斉に道をホウキで掃いてゴミを回収した。

 そしてまた1体に戻る。


「お掃除するのです」


 シルキーはそう言い残し、魔王城にシュルシュルと衣擦れの音を出しながら歩いていった。


「あっ、ちょっと……」


 俺は呼び止める間もなく、シルキーは壁を突き抜けて魔王城の中に入った。

 あー、あの娘はあれだ。

 話通じない系の妖精だな。


 まあいっか、ほっといても……

 どうせ掃除するだけだしな。



 気を取り直した俺は、次の魔妖精を召喚することにした。

 召喚宝典を操作し魔妖精を選択する。



■水魔妖精メアヴァイパー

水の魔妖精。

魔王池の清掃、魔王魚の育成を行なう。

頼んでおけば月に10匹の魔王魚を持ってくる。



■森魔妖精ドリアード

森の魔妖精。

深魔の森及びその周辺の整備を行なう。

森を元気にすることができる。



 1体ずつ召喚を行なった。

 ここは召喚の間では無いので、いっぺんには召喚できない。


 魔妖精は2人とも女性だ。

 メアヴァイパーは銀髪でドリアードは薄緑の髪で、1本の小さな角が生えている。

 服装は魔妖精らしくボンテージドレス。

 2人はうやうやしく俺に頭を下げる。


「魔王様。召喚していただき、ありがとうございますわ」


「ありがとうですぅ」


 おお、こいつらはどうやら話が通じそうだ。

 俺はさっそく命令を出した。


「こちらこそヨロシク。じゃあ今からメアヴァイパーは池の清掃を、ドリアードに雑草抜きを頼む」


「魔王様、魔王魚はどうしましょう? とてもおいしいお魚ですわよ」


「そうか、なら食べられる奴は魔王城受付に預けといてくれ」


「分かりました。ではさっそく作業に移りますわ」


「頑張るのですぅ」


 そう言うと、メアヴァイパーは飛び上がり、そのまま池にダイブして水中に消えた。

 ドリアードは背中から羽を出し、ホバリングしながら雑草の処理を開始した。


 よし、これで本日の俺の仕事は終わりだ。

 後宮へ寄って飯を食ってから、8階の魔王の間の整理でもするか。




 翌日、俺は朝からドワーフ達を引き連れて深魔の森へやって来た。

 魔王山の方はまだ草ボーボーだが、森周辺はすっかり綺麗になっていた。

 ドワーフは、村から選抜された木こり達だ。

 今日から深魔の森の伐採を開始して、木材を供給する。


 木こり達は、さっそく木を切り始めた。

 コーン、コーンと木に斧を入れる音が聞こえる。

 木は次々に切られて、枝を取り、近くの木材加工所の倉庫に入れて乾燥させる。


 この倉庫内部の魔法結界が、木の水分を飛ばして、6時間後に木材として使用可能になる。

 俺は先ほど切られた木の切り株を観察した。

 よく見ると、切株の切り口からジワジワと木が伸びている理不尽な光景を確認した。


 深魔の森の木は、切り倒しても豊富な魔力溢れる土によって、わずか半月で成木に回復するのだ。

 ここはファンタジーの世界だが、それでもここまで異常な現象が起きるのは、魔王船ぐらいなものである。

 どうやってこんなことが出来るのか、一度調べておかないとな。

 乾燥が終わった木材は、木材加工所で板に加工されて、第6デッキに運ばれる。



 

 俺は家具工房を作るために第6デッキに降り立った。

 第6デッキには、造船所、ウェルドッグ、港設備と倉庫があるが、スペースが空いているので、ここに様々な工房を作り産業区にするつもりだ。

 ここ第6デッキは天井まで10メートルの高さがあり、小さな工房なら1ブロックで12ユニット設置可能だ。


 俺は右舷艦首側第1ブロックに、木材工房ユニットを4つ召喚した。

 生産速度を上げるために、ユニットごとに作る家具は限定する。


 第1木材工房はテーブル&椅子4脚を生産。

 第2ではベッドを、第3では洋服ダンス、第4で食器棚、部屋棚を作る。

 人員はリリアの町と村の家具職人達だ。


 彼らはさっそく、深魔の森から送られてきた木材で家具を作り始める。

 完成した先から魔王城に送られて、魔王城の家具の配置を終えてから、居住区へ家具を供給する予定だ。




 8月28日、魔王城入り口ホール前の通路で、各局の幹部候補生の面接を行なった。

 今回は事務や組織運営の経験者のみ。


 リリアの町と村から35名の応募があった。

 田舎なのに意外といたものだな。

 人手不足なので全員採用。


 採用者は、陸軍局と海軍局以外の各局に振り分けられる。

 これでとりあえず各局の事務仕事はこなせるようになるだろう。


 次はレムノス島開拓計画の策定だ。

 開拓開始は9月1日からとなる。


 タイムリミットはあと2~3年。

 あまり時間はかけられないので、超スピードでの開拓となるだろう。

 俺のチート魔力が火を噴くぜ!




    第42話 「魔王様、野菜を育てる」

   ⇒第43話 「魔王様、愛を奏でる」


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