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徒然超短編集

犯行理由(二百文字小説)

作者: 神村 律子

 私は犯人を追って階段を駆け上がった。奴はこの先の寝室に逃げたのはわかっている。


 絶対に追い詰めて罪を償わせてやる。


「く!」


 往生際が悪い事に奴はドアにつっかえ棒をしたようだ。いくら押しても動かない。


「大人しく出て来るんだ!」


 私はドアを連続して叩いた。するとドアがゆっくりと開かれた。


 犯人は観念したらしく俯いて出て来た。


「カレーが辛かったの、パパ。もうお砂糖は入れないから許して」


 五歳の娘は涙ぐんで言った。

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