81
OFUSE始めました。
https://ofuse.me/rukea
ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。
https://rukeanote.hatenablog.com/
さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。
https://twitter.com/rukeanote
10日後。しっかりと面子が集まってくれて感謝しているよ。今回はこの面子で邪神様に挨拶に行くからな。まあ、1回だけの旅なんだよ。多分だけどな。まあ、この面子にとっては2回目なんだけど。俺は初めてだ。こっちの大陸に無い可能性もあったからな。あったって事は、そう言う事だ。というか、そこまで進んだのに、他の文明に当たらなかったのは何故なんだろうな? 30日も移動したのに。まあ、近くに文明が無いって事なんだろうけどな。結構ばらけた可能性が高いのと、思った以上に広いのかもしれない。地球何個分とかあるんだろうか? そういうのはちょっとスケール感が解らないんだよなあ。とりあえず、30日間進み続けるんだけど。
そんな訳でがっつりと探索を、しないでまっ直ぐに進んできた。今回は探索する気は一切なかったからな。まあ、大半が森だったんだけど。平原もあったぞ。そこには文明があってもいいだろうとは思ったんだが、なんだかなあ。たった30日でどうこう出来ないような大きさの惑星なのかもしれない。まあ、そうなったらそうなったで色々と出来ることはあるんだけどさ。しないといけないことは色々とある。まあ、文明的にはレイミン王国は下手したら滅亡する可能性があるんだけどさ。エデリオ商国が飲み込むとか以前に、スタンピードで滅ぶ可能性もあるんだよ。そのくらいにはスタンピードは危険なものではあるんだよな。ゲームのイベントとしてはスタンダードなんだけど。
「ここが遺跡ね。……まあ、知っているんでしょうけど」
「まあな。何処にあるのかが不明だっただけだし。この大陸には無い可能性もあったんだよなあ。後は近くの場所が海を超えている場合だな。そっちとは反対側の陸続きの場所にあるって可能性もあった。色んな可能性があったんだけど、一番楽な所で良かったよ。まあ、距離は結構離れていたけどさ。これくらいの距離ならなんとかなると思うんだよな。今日倒すボスの素材を使えば」
「なんで知っているのかって話にもなるんだけどねえ。知っているなら前情報を教えてくれてもいいだろう? その方がすんなりと倒せると思うし、別に悪い事じゃあ無いんだろう?」
「勿論前情報については話すぞ。というか、嫌でも聞いてもらう。死ぬ可能性がある戦闘になるんだからな。リスクは少ない方が良い。HPがあるから、ミスしても問題ないが、出来る限りミスしないのが望ましいんだ」
強制大縄跳びとは違うので、そこは安心だな。綱渡りをしないといけないなんてことにはならない。あくまでも倒せるだけの相手なんだよ。まあ、ちょっと怖いかもしれないが、なんだかんだと軽いんだよなあ。STRが十分に育っていた場合、十分に持ち上げられるんだよ。ミスっても死なないでHPが減るだけってのは有り難いよな。その辺は親切設計になっている。特殊フレームを使っているから、かなり軽いんだよなあ。防具にもぴったりの素材になる。問題はそれ程多くドロップしないというところにあるんだよな。だから30個も用意したんだけど。ドロップというか、剥ぎ取りになるんだろうか? それ以外はドラゴン鋼で出来ているので、やっぱり軽いんだよ。
「なんというか、出鱈目よね。その能力もそうなんだけど、弱い攻撃を無効化するってなんなのよ?」
「うむ。まさかミスリル以下の装備ではそもそもHPを削れない仕様になっているなど普通は考えん」
「というか、能力の方がやばい。本気で殺しに来ている」
「遠隔攻撃、それもガンナーのスキルを連射する能力はちょっとやり過ぎじゃないかい? これはちゃんとヘイト管理をしてくれないと、僕らは死ぬよねえ? ちょっとのヘイトも稼いじゃあいけないって訳でもないのが救いなんだろうけどさあ」
まあ、8足型のロボットだしな。機銃は普通についている。それをガンナーというソルジャー系の1次職のスキルの強化版で攻撃してくるからな。後衛に当たったら被害は甚大だ。流石に即死では無いが、ヘイトが外れるまでにHPを全損させる可能性もあるんだよ。だから秘薬で全ステータスをカンストさせておく必要があったんだよ。これと防具を合わせれば、余程の事が無い限り即死はない。エイミーにはヘイト管理を頑張って貰わないといけないけどな。
「それじゃあ遺跡の中でな。大丈夫だ。ちょっとした迷路になっているだけだから。最終的には皆が同じ場所に来るようになっている。迷路もそこまで難しいものじゃないから、後衛でも普通にクリアできるからな。生産職でもクリアできるようになっている。因みに罠は無いから安心してもいいぞ。迷っても入り口に戻って来るだけだろうからな。1時間もかからずにクリアできるとは思うぞ?」
まあ、そこまで張り切って作らないといけないのかって感じにはなっているんだけど、迷路は簡単なんだよ。そこまで迷うようには出来ていない。なので、生産職でも安心である。それでも迷う人は居るらしいけど、そこまで気にする必要もないかなって。走ってごり押せば良いんだから。何のために全ステータスをカンストしてもらったと思っているんだ。こういう時の為だぞ? 俺だって走ればそれなりの早さになるんだよ。……障害物が無ければの話なんだけどな。
そんな訳でちょちょいと迷路を抜けて大広間に。因みに俺は4番目だった。10分くらいで抜けてきたつもりだったんだけどな。他の面子が優秀過ぎる。なんでこんなに優秀な面子に囲まれたんだろうなあ。俺の運命力の高さがなせる業なのかね?
「最後になるとはねえ。そんなに迷ったつもりは無いんだけどねえ」
「気にするな。殆ど誤差だ。この位で来れる様な迷路だから気にしないでも良いんだよ。さて、それじゃあさっさと邪神を呼び出すからな? 邪神と一緒に出てくるΣⅡ-634を倒すわけなんだけど、言った通り、邪神が戦えって言ってから戦うんだぞ? そうしないと邪神の怒りを買うかもしれないからな。邪神は話が出来る存在だから。まずは話をしてからになる。その後は、エイミーが必死になってヘイトを稼いでタゲを離さないようにすれば良いだけなんだから。心の準備は良いか?」
「はい! 頑張ります!」
「まあ、ここまで来たからには何かしらの成果を持って帰らないといけないわよね」
「だな。無論負けるつもりはない」
「OK、了解した。じゃあ、邪神様降臨!」
何か不快な音がしたと思ったら、邪神降臨が壊れた。……これでいいはずなんだけどなあ。ゲーム時代はこれで呼び出せた筈だったんだけど、どうなるか。現実になった途端に意味がなくなるなんて事は無いと思うんだが、はたして。
すると、天上から大きなゲートが現れた。そこから高さ10m程の8足ロボが現れる。その上に、俺の知る邪神様が乗って降りてきた。よし、ここまでは成功だな。
「へえ。ここは初めてだね。君たちが呼び出したんだ。……ああ、やっぱりね。まあそう言う事だろうとは思っていたけど、なんでこうも行動的なのを呼び込んだんだか。解らないものだよね。君だよ君、レイル、君だよ。全く、転生者ってなんでこうも行動的なんだい? 君で5人目だよ妾に会いに来たのはさ。でも、君の目的が何であれ、まずはやることは決まっている。そうだろう? まずはここまできた実力を計らせてもらう。全てはそれかだら。そう、それからなんだよ。解るだろう? まずは、ここに来た意味を証明してくれ。君が育て上げたパーティーの実力をみせてくれ。話はそれからだ。じゃあ、戦闘開始だ」
『――――ピピピピ、ガーガー』
「来るぞ! エイミーはヘイトを集める! 時間はたっぷりとあるんだ。しっかりと自分の役目を熟せばいい!」
まあ、戦闘になるよね。それに、5人目か。色々と聞きたいことも出来たな。まあ、そうだろうとは思っていたけどさ。




