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OFUSE始めました。
https://ofuse.me/rukea
ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。
https://rukeanote.hatenablog.com/
さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。
https://twitter.com/rukeanote
「お疲れさん。帰って来たって事は見つかったんだな?」
「いやあ、まさか片道30日もかかるなんてねえ。それなりに急いだつもりだったんだけどねえ。なんだかんだと見つけるのに苦労したよ。まあ、解りやすいものではあったけどねえ」
「ほんとね。なんだかんだと大変だったわ。もう少しまともな所に作って欲しかったかしら」
「秘境も秘境にあったんですよ。それはもう大変でした」
まあ、そうだろうな。大変な場所にあっただろうとは思う。それもこれも全ては邪神のせいだ。俺のせいじゃない。邪神様は便利枠になってくれると思うからさ。今後も何度も何度も挨拶に行くんだけどね? 今回はちょっとだけだから。30回くらい呼び出すだけだから。と言う事で、直ぐにでも出発したいが、流石に往復60日の旅をしてきてもらったんだ。暫くは休みにしないと俺が怒られる。当然だよなあ。休みは必要なんだよ。
「帰って来て早々で申し訳ないが、とは流石に言えないからな。じっくりと休んでくれ。何日くらい休みが必要だ? そっちの都合で良いからな? こっちの都合でまた行ってもらうんだし、休みくらいはちゃんと考えているさ。ああ、帰ってくるのは早くなる予定で居るからな。そこは期待してもらいたいと思う」
「ふむ。こちらも疲れているからな。そうだな。新しい武器の慣らしも含めて10日でどうだろうか? 神鋼の武器もしっかりと手に馴染ませておきたい」
「そ、それならあたしも。大盾が2つになるんですよね? それと剣ですけど、普段は大盾2枚持ちになると思います」
「それで問題ない。自分は10日もあればやりたいことが出来ると思う」
「それじゃあ決まりだな。10日後にまたここに集まってくれ。朝で良いか? また30日の旅になるとは思うが、よろしく頼む。そこからは、本気の戦闘になるだろうから、覚悟をしてくれよ? この世界で、人間以外の最強の敵なんだから。邪神様の門番との戦いになる。結構なハードスケジュールになるとは思うけど、この面子なら勝てると思うからな。……あの遺跡って、6人までしか入れないようになっているんだよ。気が付いたか?」
「……やっぱりねえ。まあ、気が付くかどうかで言えば、気が付くよねえ。入り口が6つあるんだから当然ではあるんだろうけどねえ」
「そうね。1つの通路を通ろうと思ったのだけど、1人しか通れなかった。それで確定した」
「やっぱりそういう意味なのよね? 未開地の探索なのに、5人で行けって言われたから、何かおかしいとは思ったのよね。でも、それなら外で待っているという選択肢もあったんじゃないかしら?」
「まあ、それもそうなんだけど、外で何時間も待たせるのも酷だろう? 6人パーティーでいけるならそれに越したことは無いからな。邪神を召喚してお願い事を聞いてもらうんだし、秘密持ちは少ない方が良いかなって思ったんだけどな?」
「……まあ、解らなくもない。邪神を呼び出すなど、普通はあり得ないという所だからな」
「だよねえ。邪神だよ? 普通の神とは違うんだよ? 悪い方の神なんだよねえ。それを気軽に呼び出して何をさせる気で居るんだって話だよねえ」
「普通の人間ではあり得ない。そう言う事をやる人間は居ない」
そうだとは思わないんだよなあ。多分だけど、俺以外にもやる奴は居ると思うから。既にやらかしていると思うんだよなあ。まだ出会っていない文明で、別の大陸かもしれないけど、やらかした人は居ると思う。それくらいはやってくれると思うんだよなあ。特に生産職で呼び出されていたら、最速でいけば、もっと早く色々と出来ただろうからな。俺は結構時間がかかっていると思う。権力をいきなり握れたら、最速で1年未満でやらかす人も居るんじゃないか? 俺は流石に数年かかっているけどな? 国を創る所から始めたからな。RTAじゃ無いんだから、これでいいとは思うんだけど。
「まあ、やれるだけの事はやらないといけないしな。色々とやって貰いたいことがあるんだよ。便利に使ってやれば良いと思うんだ。遺跡に行ったら、1回だけ会うってよりも、30回50回あう事になると思うぞ。毎回それだけの素材を揃えて行くつもりだし。1回だけって事は無いと思うんだよなあ。よっぽど急ぎなら解らないでもないんだけど」
「……邪神を便利に使うってどうなのだ? 本当に大丈夫なのか?」
「さあ? でも、邪神だよね。何か悪い事があるんじゃないの?」
「30回も呼び出されるとなると、あたしだとうんざりするんですけど……」
「まあ、1回の戦闘が5分から10分って考えると、結構な時間になるとは思う。10分だと1時間に6回。まあ、5時間は邪神と話をする事になるとは思うな。確実に言えることは、日付は跨ぐから。ちゃんと寝るからな? そのくらいの余裕はあるはずだし。遠征に行くのもこれが初めてって訳でもないしな。今後の事も考えると、かなりの人数で押しかけるのも有りだよな。パーティーを変えて何度も何度も挑むのも有りだと思う。死人が出ない程度にやらないといけないとは思うけど。この面子じゃないと駄目だって事にはしたくないんだよなあ。緊急に欲しいものが出来た時に、集まれないとなると問題だからな。誰でも大丈夫なようにはしておきたい」
そうなんだよなあ。これが今すぐ欲しいってなった時に、直ぐに集まれないような面子では駄目なんだよ。この面子でもいけるって判断できるくらいにはならないといけない。だから、他の冒険者でもやって貰うつもりで居るんだよ。まあ、色々と勝手が違うとは思うけどな? 基本的には231の編成にしてもらっているのはそのためだ。バトルマスター2、賢者3、錬金術師1の編成で冒険者も活動してもらっていることが多い。俺が入っても大丈夫な編成をしている所が多いんだよ。緊急でいかないといけない時には、そういう手段も使えるって事にしておかないとな。
「……まあ、良いわ。とりあえず、10日後にここに集まれば良いのね?」
「そう言う事だねえ。邪神ってどんな存在なんだろうねえ。興味はあるけど、呼び出そうなんて思いもしないからねえ」
「あ、そうだそうだ。今回は30回呼び出す予定で居るんだけど、何か願い事があれば叶えてくれるからな? 何でもいいぞ。1人1つ以上は考えて来てくれ。なんでもお願い事は叶えて貰えると思う。余程の事じゃない限り大丈夫な筈なんだよ。まあ、駄目そうな事もお願いすることになるんだけど、それは一番最初の方で消費するからさ。何か頼みたいことがあれば考えて来てくれ」
「あのねえ……。普通にあり得ないでしょ? 貴方とは違うのよ? いきなり邪神に会って、お願いが出来ると思うの? 私は遠慮しておくわ。たとえ思い付いたとしてもね」
「そ、そうですよ。普通にお願い事をするなんて怖いですよ」
「同感。非常識にも程がある」
「全くだ。流石にこちらも遠慮するぞ」
「まあ、流れ次第かねえ。友好的なら、1つくらいはお願い事を考えてもいいかもね」
勿体ないな。なんでもって訳では無いけど、叶えてくれるんだぞ? お願いするだけならタダなんだから。無理なら無理って言ってくれるんだよ。……多分だけど。まあ、一応無理のない範囲でお願いをするつもりでは居るんだけどさ。無理だと思う事も言うぞ? 言わないと駄目かどうかは解らないからな。駄目で元々って言葉もあるんだから。とりあえずお願い事をしてみない事には始まらない。とりあえず、こっちで30回も消費するのは良いけど、本当にいいのか? なんでも叶えてくれる可能性があるんだぞ? まあ、良いけどさ。




