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OFUSE始めました。
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ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。
https://rukeanote.hatenablog.com/
さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。
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「なあ、冒険者がこっちに移り住み過ぎて、向こうの冒険者ギルドから文句が出てきているってのを知っているか? なんでも、冒険者の間でこっちの方が稼げるという噂が流れているらしい。まあ、確かにこっちの方が稼げるだろうが、それはある程度勤勉な奴らに限るからな。天職を捨てないといけないし、それらの事を知らないで入ってきているようにも思うんだよなあ。まあ、それでも居着く冒険者が多いとは思うが」
「良い事じゃないのか? 冒険者の流入が多くなってくれる方がこちらとしても有難い。住民は多い方が良いからな。人口は多い方が良いからな。食料もまだ足りるんだし、人口はどんどんと受け入れても良いとは思う。まあ、稼ぐにしても、この辺だとレガリオやレイドンにいかないといけないとは思うけどな。流石に転職もしていない冒険者を霊峰山脈に向かわせるわけにはいかないし、ダンジョンに放り込むのも危険だ。まずはアントたちを相手にレベルを上げて、武器を買って、バトルマスターか賢者まで職業を育てないといけないだろう? 勤勉な奴らじゃなくても、多少は稼げるんじゃないのか? そこまで詳しくは無いが」
「まあ、そりゃあそうなんだけどな? 簡単に稼げると思ってもらっても駄目な訳だ。最低でも3次職になるまでは、冷や飯ぐらいをしないといけないと思うぞ? 幾ら武器が良いからと言っても、その武器を買えなければ意味が無いからな。まあ、そこそこの値段でメギル鉄の武器は買えるから、そこまで困るような事は無いとは思うが、決して楽ではない。素材採取の冒険者になるにしても、マジックバッグを買わないといけないし、なんだかんだと初期資金は必要だからな」
「それもそうだけど、流石にそれくらいは覚悟の上で来ているんじゃないのか? そこまで楽な仕事は何処にも無いと思うんだが……。冒険者の仕事が楽なのは、それなりの強さがあるからという裏付けが必要だ。それも無しに、楽して稼げると思われても、微妙だとは思うか。冒険者ギルドでなんとかそういう奴らを矯正できないのか? 手段は問わない。必死になってレベルを上げるように仕向けることは出来ないのか?」
「……出来なくはないぞ? 新人たちの面倒をベテランどもに見させれば良いからな。年齢はどっちが上なのかは知らないが、少なくともこっちでやれている冒険者を新人に付けて、訓練をさせることは出来ると思う。というか、それを強制してもいいのかって問題が出てきているんだよ。やろうとはしているんだがな? こっちもどうやって動けば良いのかが解らねえって訳なんだよ。だから、権限があるお前さんに聞いてみようと思った訳だな。矯正するつもりでやらせても良いと言う事なんだな?」
「それしかないだろう。楽して稼げるほど、冒険者は甘くはない。楽したいのであれば、今はかなり強度を上げて訓練をしないといけないだろう。訓練が終わったら、武器を揃えて楽して生活が出来るようにすればいいのであって、最初から楽が出来るとは思わない方がいいだろうな。強制して矯正してしまえ。そうしたら、真面目な冒険者になるかもしれないんだ。自分が弱いと思っているから楽をしようとしているだけなのかもしれないし。自分が強いと勘違いをしてくれれば、勤勉に働くかもしれないからな」
人間、出来ない出来ないと思っている方が、楽をしたがるんだよ。何故か出来ない奴ほど楽をしようと手を抜くんだ。そういうのは出来るようになってからなんだよな。出来る奴が手を抜くから楽に仕事が出来るのであって、出来ない奴がどれだけ頑張ろうと、楽にはならんのだよ。その辺が解ってないと意味がない。楽を出来るのは、ある程度出来る奴だけなんだよ。そういう奴でも、楽をし過ぎると、後でしっぺ返しを食らうんだけどな。なんだかんだと苦労をしておく方が良いんだよ。特に冒険者なんかはな。
「楽をするにしても、方向性があるからな。毎日働かないといけないから、楽な方が良いと考えるのか、1日苦労して、3日楽出来た方がいいのか。それらが解らないと対処のしようがないんだよ。まあ、それをするにしても、強くならないといけないんだがな」
「まあ、強くなるのは必須だろうな。強くならないと楽が出来ないのは確かだ。そもそも強いから、楽だと感じるって事もあるし、結局は強くならないと意味がない事なんだよなあ。それを解らせるのに時間がかかりそうなだけだがな。まあ、こっちの好きなようにさせて貰っても良いって事だし、好きなようにやらせてもらう。最悪は逃げられても良いんだろう?」
「構わない。始めに苦労をしないと楽にはならないからな。なんだかんだと軍資金は必要になってくる。そこまで楽をしたいのかって話になってくるからな。そこで苦労が出来ないのであれば、向こうにいっても成功するとは思えない。精々苦労をさせてやってくれ。最前線に送り込まれて、後々に楽な仕事をやらせれば、それで定着してくれる可能性もあるしな」
「ならこっちでなんとかするか。……それで、勤勉な奴らが積極的に秘薬を使ってレベル上げを行っている訳なんだが、そこまでして強くならないといけないのかって疑問も出てきている。まあ、理由がなくても強くなれるのであれば良いんだろうが、理由がある方がやる気にも繋がるからな。何か理由があるんだったら教えてくれ」
「ああ、まあ、なんというか、世界最強の敵がいる。それを倒すためには強くならないといけない。最高のステータスで、最高のレシピスキルで、最高の武器防具を持って戦って、勝率が8割になるかって敵が居るんだよ。それを討伐できれば、かなりの防具素材が手に入る。それがあれば、勝率は9割に乗っかってくるんだが、それでも確実に勝てるとは言えないんだよ。そう言う敵がいる。それに勝ちたかったら、強くなるしかない。半端では駄目なんだよ。確実に勝つために準備をしていくくらいの気持ちが無いと駄目なんだ。そう言う敵も居るって事なんだよ。まあ、冒険者全員が戦うのかって問題はあるけどな。確定で6人パーティーで戦わないといけない相手でもあるし。どれだけ準備をしても、死ぬこともあり得るからな。確実に勝てるって方法もあるが、それには資金が必要になってくる。まあ、俺はそれを使うつもりで居るし、マジックスミスならレシピスキルがあれば作れるからな。何人かは作れるような物が必要になってくるわけだ。そう言う敵も居るんだよ。戦うかどうかは別としてだけど」
「なるほどなあ。そういう奴を目標にすれば良い訳か。まあ、参考にするか。目標があるだけでも頑張ろうとする奴らは居るし。そういう奴らには、戦わせてやっても良いんだろう? 死ぬのは自己責任だ。そこは変わらない。それなら良いんだろう?」
「問題ないな。死んだ責任をこちらになすりつけてこなければ問題ない」
エンドコンテンツさんに確実に勝とうと思えば、費用がかかる。まあ、攻撃アイテムが必須になるんだよ。それでも下手を打てば死ぬことになるんだけどな。そんな奴らには秘薬なんて買える訳がないし、問題ないとは思うんだけど。秘薬も決して安いものではないからなあ。高級品を捨てる気分で使わないといけないんだ。それなりの覚悟が必要になってくる。強くなりたいのであれば、戦っておいて損はないと思うぞ。負けるかもしれない。その恐怖に勝つ方が冒険者として伸びるかもしれないからな。ドラゴンなんて弱いと思うくらいにはエンドコンテンツさんは強いからな。




