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  作者: ルケア
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OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 まさかこんな金額になるなんてな。纏まった金が出来てしまった。ポーションの類は価格が決められていると思っていた。でも、天職なんかがあるらしいって聞いてしまって、価格は変動しているものだと考えるようになった。そして、売ってみて解った。ポーションの商売はぼろ過ぎる。商業ギルドに売った訳なんだけど、見事にまあ高値で売れた。価格交渉する暇もないくらいには高値を着けてくれた。だって、ゲーム時代の10倍の値段で売れたんだぞ? どうなっているんだよ? こっちが申し訳ない事をしている感じがしてならない。大量生産をするなら畑を作らないといけないが、それだけでも食っていけそうなレベルである。


「どうするって言っても、まあ、楽しむにはまだ拠点を定めるのは早過ぎるよな。今日はちゃんとお金があるんだし、お湯を貰って身体を拭きますか。昨日は布が無くて身体を拭けなかったからな。今日はちゃんと買ってある。抜かりはない」


 そう言う事でお湯を注文して身体を拭く。……全然物足りない風呂が良い。風呂が欲しい。でも、お風呂の宿屋は高いんだよなあ。あることは確認した。カミラもお風呂は大好きらしい。儲かった時には偶にの贅沢でそっちの宿屋に泊りに行くらしいのだ。……今回は結構儲かったけど、まだ早いかなって言っていたし。でも、お風呂の誘惑は強い。でもなあ。1人部屋の料金もそこそこしたし、それの100倍の値段だって言われたら、流石に躊躇はするよな。


 完全に成金なんだよ。ポーション成金なんだ。まだ早い。まだ我慢できる。まだ耐えられるはずだ。我慢できなくなったら、宿屋を1日だけ変更しよう。出来れば毎日でも入りたいんだけど、そんな贅沢は許されて良いのか。個室宿でも結構な贅沢なのに、風呂に毎日入ってもいいのか。それは貴族様と変わらないのでは? そういう気がしてくる。


 カミラとも話をしたんだけど、ここはレイミン王国の一番端、ルッテンドルフ辺境伯家の領地らしい。隣国は無し。まさかの魔境一直線。鉱山になっている山の向こう側を確認した試しは無し。正に未開地。なんて辺境に転移させられたんだよ。これって何かのフラグじゃないよな? 山の向こう側に行けって言う何かが働いているんじゃなかろうか。行けるのか? 生産職で? まあ、装備を固めればいけないことは無いとは思うけど、まだまだ先の話だよな。まずはカミラを賢者に転職させてからの話になる。……それに前衛も欲しいんだよな。パーティーは最大6人まで。生産職の枠は俺だけでいいとしても、最低でもバトルマスター2、賢者3は欲しい所なんだけど、どうなんだ? この鉱山の上の方って誰かが確認しているんだろうか。そこも未開地なんじゃないだろうな。


 流石にそこまでの高さは無いんだけど、それでも2000mくらいはあると思うぞ? 雲の高さまでは無いけど、それなりの装備を整えていく必要があると思う。金属も魔石も欲しい。ただ、賢者の装備はMAGを高める必要があるので、木材の方が良いんだよな。出来れば、エルダートレントの枝が欲しいんだけど、遠征しないといけないかもしれない。鉱山は何処までの鉱山なのかは解らない。ただ、名前的に鉄は取れることは解っている。


 その鉱山の名前は泥鉄鉱山。まあ、鉄が出るんだろうなってのはよく解る。しかも泥鉄って珍しい。砂鉄に近いんだよな。不純物が少なくて大変よろしい。武器を作るには結構良かったりもする。後は合金にするんだけど、泥鉄が取れるなら、多分だけど泥炭も取れると思うんだよな。それに銅があればもっと嬉しい。ゲーム知識の合金だけど、その3つがあれば、そこそこの強さの武器が出来上がるからな。初期の鉱物としてはよくある3種類だし、探せばあるとは思うんだよな。


「まあ、鉱山に行くのはもうちょっと後だな。まずはゴブリンを掃除して、魔石を手に入れたい。そして、カミラの武器を強くして、1次職を全部カンストさせてからだな。2次職はウィザードがカンストしているんだし、そこまで時間がかかるとは思えないんだよな。2次職になったら、ゴブリンは卒業して鉱山に潜り込めば良いんだし。そこで金属を大量に手に入れて、武器を作って遠征だな。遠征先でエルダートレントを確保して、杖を最終段階まで強化する。魔石も大量に必要になるだろうから、ゴブリン狩りに忙しくなるだろうな。魔石の鉱山が貴族様に確保されていない訳がないし、ゴブリンの集落を襲撃するしかないだろう。そうしてなんだかんだとレベルを上げたら鉱山の向こう側を目指してもいいかもしれない」


 まあ、それまでには他のパーティーメンバーも見つけないといけないんだけどな。そもそもカミラの了解も得ていないんだけど。ついてきてくれると有難いんだよな。でも、そう都合よくバトルマスターや他の賢者が見つかるかどうかなんだよ。転職しても良いよって人を探さないといけないし、ソルジャー職って武器が変わるから、勝手が難しいというのは聞いた事がある。その辺は才能だよな。いい人材を何処かから引き抜いてこないといけない訳で。そんな人材は居るのか? 居たら居たでなんで居るんだって事になる気がする。まあ、それは明日以降に考えれば良いか。


 そして次の日。


「ゴブリンの集落を襲撃する準備は出来ている。石斧の貯蔵もバッチリだ。これだけあれば、逃げずに戦える。まあ、メインはカミラな訳なんだけど。MPポーションも潤沢にあるし、3つは潰して帰ろうな」


「そうね。お金も欲しいし。装備に関しては前よりも良いものを使わせてもらっているしね。これならウィザード時代よりも上手く戦えると思う」


「そういや、ウィザード時代のパーティーはどうしたんだ? 俺とずっと一緒に居てくれているけど」


「……分かれたのよ。その、私が範囲魔法を使えないって解ったから」


「ああ、下振れたからもういらないってか。それじゃあ村をどうやって潰してたんだ? 1人で潰せるものなのか?」


「外からちょっとずつ削っていくのよ。1日で1つが限界ね。見つけたら積極的に潰しては居たけど」


「ああ、そういう方法なら出来なくはないか。でもまあ、効率は良くないよな。まあ、今回は俺が前衛を務めるから後ろからの攻撃は任せた。とはいっても、俺も処理速度は早くないから、出来るだけゴブリンを速攻で倒して欲しい」


「勿論だよ。そのためのこの杖でしょ? この杖なら負ける気がしないもの」


「まあ、そうなんだけど、それもその内交代させるからな? まだまだステータスの伸びも良くないし、スキルも3つしか着けられていないんだから。俺が納得いかないからな」


「そうは言っても、ここまでの杖って売ってないからね? レイルが特別におかしいだけで。常識では計り知れないくらいの事をやっているんだから。普通、エンチャントしてもスキルは1つだし、レベルも10まで上がらないもの」


「そんな杖で良く戦えるよな。雑魚相手なら良いけど、ゴブリンの集落を襲撃するなら足りないだろ? ゴブリンと言っても上位種も普通に出てくるんだし、威力が心許ない。連射も出来ないってなると、結構どころか、かなり厳しいぞ?」


「うん。普通は戦闘職が6人で潰すんだからね? 私も1人で潰していたけど、それは抜け道みたいな方法を使っていたからだし。普通は、6人集めるんだよ?」


「まあ、6人居た方が良いのは確かなんだよな。誰かパーティーに入ってくれる人を探さないといけない訳なんだけど、誰か知らない? バトルマスターと賢者で揃えたいからさ。バトルマスター2、賢者3、錬金術師1の編成で戦うつもりで居るんだよ」


 居て欲しいよな。何処かに人材が余っていないかな? 結構優遇できると思うんだけど。

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― 新着の感想 ―
風呂釜やバスタブや温泉は錬金術師の範囲外かもしれないけれど、大工に転職するという選択肢もある。 パーティーに1人大工がいたら拠点を改造仕放題なのか?
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