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OFUSE始めました。
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ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。
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さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。
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「人口か。それは難しい所だろうな。だが、出来なくはない。今の戦力ならやってやれない事も無いか。西に拡大していけば、いずれルッテンドルフ辺境伯領と接する。そこから人を流入されてやればいい。難しい事は考えずとも、安全を与えれば良いだけだからな。現実的な所と思うぞ?」
「そう、ですね。東はちょっと面倒だと思うので、なんとか西に繋がりを持てれば良いかなとは思います。そうした場合、技術の流出も考えられるのですが、そうした場合はどうします?」
「やむを得んだろう。多少の有利は捨てなければならん。それよりも外貨を獲得できるようにする方が利益は大きいと思う。やはり通貨を無制限に作るのは難しいのか?」
「駄目でしょうね。無制限に作ってしまうとどうしても物価が跳ね上がりますから。そこは最大のリスクなんですよね。物価が上がってしまえば、食料品なんかも上がります。段々と生活が出来ないようになってしまうので、出来れば、通貨は作り過ぎない方が良いかと思います。……まあ、予算は潤沢にあるので、そこの所は余り心配はしていないんですが。それよりも市場の通貨量が少ないのが問題ですね。今後人口が増えていきますから、通貨も増やさないといけないんですが、何処かで滞ると、それもまた物価が上がる懸念があるので、通貨量のコントロールは絶対にしないといけない事なんですよ。それでも今後の事を考えれば、貿易が出来た方が良いとは思いますけど」
通貨は作ればいいという訳では無い。作り過ぎればインフレを起こすだけなんだよな。インフレは流石に不味い。適度には良いんだが、過度になり過ぎると生活が出来なくなる人が増えてしまう。それは不味いので、適度に通貨量をコントロールしないといけないんだが、そのためには銀行が必要になってくる。銀行なんてシステムは無いので、コントロールするには税金で回収するしかないんだけど、何処かに貯まってしまう事も考えないといけない。貯め込む人は出てくるだろうし、商業ギルドなんかが介入してくれば、悲惨な事になりかねない。今は商業ギルドが大人しいから良いものの、商機と見て暴れ出したらどうしようもないからな。
だからと言って、コントロールできるからレイミン王国と隣接していない方がいいのかというと、そうではない。出来るなら隣接しておいた方が良いんだよ。避難民の受け入れは出来た方が良いからな。人口が増えないと困るのはこちらなんだから。輸出入はどうでもいいんだが、人口の流入に関しては、絶対にあった方が良いんだよ。まあ、流出の恐れもあるんだが、安全な地から危険な地に移住したい人がどの位居るんだって話だよな。普通は安全な場所に移住したいと考えるのが普通なんだよ。だから、こちらに流入することの方が多いと思う訳だ。
それをするには隣接していないといけない訳なんだけど、隣接するには落とされた町を解放しないといけない。それなりの戦力を出さないといけない訳だ。まあ、そこは簡単に出せるから良いんだけどな? 解放するだけの戦力は持っているんだ。後はそこの復興にどれだけの時間をかけるのかって話になってくる。それも職業がかなり充実してきた今、そこまでの時間はかからない。一番時間がかかるのが、資源を集める事なんだが、それに関しては今まで散々やってきたことなので、十分に集まると考えられる。それに人口が増えた方が資源も沢山集まるからな。人口を増やすことを優先する方が良いんだよ。30年も待てるか。俺はどんどんと開拓したいんだよ。出来れば、俺の生きている間に、大航海時代が始まれば良いなと思っているんだ。絶対に何処かに国があるはずなんだよ。それを見つけに行くのが俺の仕事だと思っている。貿易するも良し、友好条約を結ぶも良し。なんなら侵略しても良いんだけど、そこまでするならレイミン王国を攻めた方がマシだからな。わざわざ大陸の違う場所で戦争をする意味はないんだよな。
「人口が欲しいのは向こうも同じだろうとは思いますが、向こうは天職の良い人を探しているんでしょうし、普通の民衆に関しては、こっちで貰えると思うんですよね。人口が増えて得をするのはこっちも向こうも同じなんでしょうが、目的が違うので。こっちは誰でも良い訳です。それの利点を考えると、隣接してしまった方が良いと考えられるんですよね。なので、開拓をお願いします。人口が増えないと、未来が無いと言いますか、まだまだ土地も欲しいので、どうしても隣接して、食料確保もしないといけないと思いますし、なんだかんだと言いますけど、隣接して、人口を奪って、食料関係の事も充実させないといけないと思う訳ですよ。そうすれば、色々と解決できることもあると思うんですよね。お金の問題も、作り過ぎれば向こうの商品を買えば良いだけですし。コントロールのしやすさは、貿易をしている方がまだマシだと思います」
「まあ、どちらにしても隣接しない事にはこちらの発展も限定的になると言う事なんだろう。こちらも大きな国を目指す関係上、どうしても人口は必要だ。その案はこちらでなんとかする。人口が増えてきた時の対処もなんとかしよう。それよりも海の活用だ。そちらの方はどうなっている?」
「既に塩の生産については始めました。後は時間が経てば良いだけになってきますね。泥鉄鉱山からは泥炭が、ダンジョンからは石炭が取れるので、塩田を作って、一気に火力で生産をしていきます。まあ、炭が無ければ時間がかかるんですけど、あるので一気にやっていきたいと思ってます」
「その塩田だったか? それで塩が入手できるようになるのだな?」
「そうなりますね。塩田の規模は大きくしたので、かなりの塩が取れるかと思います。それでもそれなりの時間がかかるので、調整をしていかないといけないとは思いますけどね? 調整については、慣れてきたらでいいと思います。今はなんでこれで塩が取れるのかを考えないといけない時だと思っていますから。塩田なんて、俺も作ったことが無いですし。効率よく塩を抽出するためには、もう少し改良しないといけないとは思う訳ですよ。それでもかなりの量の塩が出来ている訳ですけどね。時間はかかるでしょうけど、生産職の力を見くびって貰っては困るので。それもなんとかしてみせます」
塩田については、多少の知識しかない。太陽光と砂で塩分と水分を分離させるというのが塩田の方式になるんだけど、効率のいい塩田なんて知らないからな。今は潮の満ち引きで海水が入る様に工夫した塩田を使っている。それ以上の効率を叩きだそうと思えば、どうしたら良いのかは、生産職の皆が案を出してなんとかしているのが現状だ。だって、誰も海なんて知らなかったんだからな。勿論だけど、俺は知っているが、この世界にあるかどうかは知らなかった。水がどの程度あるのかも知らなかったからな。生物が居る関係上、海があることはまあ、普通というか、あって当然みたいな感じがあったんだけど。塩が必要な生物が、海なしで生きられるのかどうかは知らないけど。
まあ、そんな事で、なんだかんだとやることはあるんだよ。塩の生産はしないといけない。塩が無ければ、人間は生きられないんだから。こっちの世界でもそれは同じの筈なんだよなあ。多分で済ましているけど、それも研究しないと駄目か? 塩が手に入る環境になったんだから、それはそれで放置しても良いんじゃないかとは思うんだけど。




