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  作者: ルケア
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OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

「水素材は厳選できないから、普通に加工するだけなんだけど、ゴブリンの森に湖とか無いよな? そこで水を汲んで来たら、ポーションの量が増えるかもしれないんだけど」


「さあ? 聞いた事が無いわね。でも、水で量が変わるものなの?」


「変わるぞ? 普通の井戸水と、狩場なんかで湧いている水だと1.5倍くらいの違いがある。もっと良い狩場の水だと5倍程度は違ってくるな。それくらいには水素材は大事だ。まあ、普通の薬草もちゃんと畑を作って育てた方が良い薬草が出来上がるんだけどな。後は場所により変動する。狩場で薬草を適切に育てて、もの凄く良い水素材を使うと、生産量は最大で100倍近くの変化が起きる。まあ、今回のはそこまで良いものじゃないと思うし、1.1倍程度が関の山だろう」


 まあ、それは薬師が作った場合なんだけどな。錬金術師はここから素材の純度を上げられるので、効率はもっと良くなる。最低でも3倍は担保できるのだ。それくらいの能力は錬金術師にはある。初期スキルでその辺のスキルは網羅されているし、錬金術師になっておいて損は無い。まあ、仲間に錬金術師が居るのであれば、自分はならなくても恩恵を受けられるから良いんだけどな。無理して錬金術師になる必要は無かったりするんだよ。


 けどまあ、ソロでは必須なので、今回の俺みたいに錬金術師になるしか選択肢がないんだけどな。それが詐欺師の職業だと言われているらしいが、価値は解りにくいからなあ。とにかく素材への理解度が必要になってくるんだ。それを発揮できるようになるまでは、もの凄い時間がかかる。俺だってゲーム内で何度も何度も実験して、今の状態を作り上げたんだ。苦労はするものだぞ? 素材への理解が深まると、錬金術がどんどんと進化していくからな。


「まずは初級HPヒールポーションだな。サイテ草を純化、そして乾燥、粉砕、で、水素材を投入してなんだかんだと加工して、この機械で蒸留すると。そうすると、サイテ草からこれだけの初級HPヒールポーションが出来るって訳だ。瓶はもっと買っておいても良かったな。これだけだとギリギリの量しか無い。自分で瓶を作ることも可能なんだけど、それをするには素材が必要だからな。鉱山の方に期待しておく方がいいかもしれない。ゴブリンの森には無い可能性が高いし」


「あっという間に出来たけど、ヒールポーションって高いのよね。即時回復してくれるのは有難いんだけど、どうしても使うのを躊躇するって言うか」


「まあな。普通はポーションで回復するんだ。余裕のない戦闘中とかじゃないと使わないしな。使わない状況を作る方が重要なんだけど」


「それは解っているんだけどね。でも、お守りに5つくらい欲しいじゃない? だから買って持っているけど、結局使わないのよね」


「それが正解だ。使わないに越したことはない。もしも常飲しているのであれば、ただの馬鹿だ。普通はポーションで様子を見るのが普通だ。ヒールポーションなんて使わない方がマシなんだよ。それだけ緊急時って事なんだしな。MPの管理くらいはしろよって話なんだよ。その辺が出来ていないのは、メイジ職として未熟なんだよな。MP効率を求めて戦うくらいの事はやってくれないと困る訳だ」


 その程度は出来て当然の話である。MPポーションを使うのは良いんだ。120秒間の休息がちゃんととれているって事になるからな。MPヒールポーションだと連戦に連戦を重ねているって事になるんだよ。それは経験値効率は高いのかもしれないが、完全に大赤字だ。パワーレベリング以外で使う事はあり得ないだろうな。そんな事をすれば、プレイヤースキルが死ぬので、どうあがいても足手まといになるんだけどな。普通に戦えよって話なんだよ。やるなら2キャラ目の話でしかない。それでもプレイヤースキルを馬鹿には出来ないけどな。立ち回りが下手糞なバトルマスターや賢者を量産してなんになるんだって言うんだよ。


「じゃあ後のポーションの類も作っていくか。と言っても手は動かし続けているんだけどな。基礎の4種類と、ブースト系のポーションを6種類作って終わりだな。素材がこの位しか無かったし、これだけあれば纏まった金にはなるだろう。勿論だけど、MPポーションだけは売らないぞ? それはこっちで使うからな。カミラが持っていてくれ。インベントリは空いているか?」


「ええ、空いているわよ。でも良いの? 結構な値段がするんだよ?」


「レベルを上げるには必要経費だろ。それに俺が作るんだから、実質タダだ。明日からも結構なペースで倒すからな。MPに余裕があるなら集落も潰したいんだけど。あいつらの集落って、たしか貯め込んでいるものとかあっただろ? 多少の金にはなるし、金属も欲しいしな。まあ、必要ないものが沢山あるんだろうが、ゴブリンの経験値も馬鹿にはならない。探すなら集落を潰して回る方が楽だしな。今日みたいに寄ってくるのを討伐するだけでも結構稼げるけど、時間がかかるからお得な方をやる方が良い」


 それに、実はゴブリンの集落には確定で魔石が落ちているのだ。ゲームではそうだったんだけど、こっちではどうかな? 魔石は結構使い道が多いから、回収しておきたい所なんだよ。まあ、見つけようと思わないと見つからない場所に置いてあるんだけどな。集落の長の家の壁のオブジェの中にあるんだ。普通は見逃すぞ? 何でそんな所に隠したんだよ。


 魔石はよく魔物からドロップするというゲームが多いんだけど、こっちは鉱石扱いだ。鉱山で掘らないといけない。その癖かなり見つけにくいので、ゴブリンの集落は結構良い魔石回収場所なんだよ。小さい魔石だけど、それを純化させ、大きく合成するのが錬金術師の強みだ。魔石は幾らあっても良いんだよ。属性が付いていると、もっとお得なんだけどな。その辺りはランダムになる。ゴブリンの集落を潰したご褒美みたいなものなんだよな。


「集落ね。今のレベルで大丈夫なのかしら。集落を潰すと、特別報酬が貰えるから、結構おいしい仕事なのよね。ゴブリンって直ぐに集落を作るし」


「お? 潰すのにも報酬が出るのか?」


「そうよ。放置しておくとスタンピードが起きるもの。ゴブリンの集落は積極的に潰すことを推奨されているわ。証を持っていけば、潰した証明にはなるしね」


「……因みに、証ってなんなんだ?」


「長の王冠よ。それが1つはあるものだからって言う感じになるわ。王冠が無い集落は無いもの。潰すなら徹底的に潰しましょう」


「よし、明日は目標として3つの集落を潰す感じで行こうか。多分だけど、角材は値下がりしていくだろうからな。積極的にゴブリンを潰して回った方がお得だ。採取も道中でどうにでもなるしな。そこまで借金も慌てる必要がないんだろ? 集落を潰した報酬で返せば良いな」


「そうね。その方が早いとは思うわ。けど、それだけのポーション類で借金の返済は可能だと思うわよ? 流石に全部持っていく訳では無いんでしょ?」


「さっきも言った通り、MPポーション以外は全部売るからな。まあ、借金生活もこれで終わりだろうさ。その方が俺も有難いし」


 借金を女の子に作っているのは、男としてちょっとな。恥ずかしいじゃないか。とっとと返済してしまう方が良いんだよ。インベントリもあるんだから、お金の盗難の心配も無いし、大きな金額を入手できるのであれば、しておきたいって思いもあるんだよな。今後、何でお金を使うのかは解らないし、お金は手元に残しておいた方がいいだろうと思うんだよ。

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