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OFUSE始めました。
https://ofuse.me/rukea
ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。
https://rukeanote.hatenablog.com/
さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。
https://twitter.com/rukeanote
「これは、最悪の事態になった可能性が高いよな。さて、何処が落とされてしまったのかを考える必要が出てくるかもしれない。撃退に成功していれば良いんだけど、そうじゃない場合は、まだまだ遊べるって事になりかねないからな。そんな追加は要らないんだよ。とっとと終わってくれるに限るんだけどな……」
「でも、何処が落ちたのか、まだ落ちていないのか。調査は必要じゃないの? そもそも落ちたって確証も無いんだし。まだ望みはあるんじゃないの?」
「確証は無いでしょうけど……。あたしは望み薄なんじゃないかなって思います。だって、そもそも冒険者が一番多いのもここの町でしたし」
「だな。その代わり兵士の数を多くした可能性もあるが、こちら以上の戦力が居るのかと言われたら、難しいだろう。こちらの戦力としての格が高すぎる」
「まあなあ。そうなるよな。こっちは俺たちが大暴れをしていたから標的にならなかったってだけの可能性があるんだよ。となると、他所に向かったというのが妥当な判断だし、そもそも兵士が統率種目掛けて進攻していれば、結構な数のアントが散り散りになっていないとおかしいんだよな。守っていただけの可能性は十分にある」
「それでも、落ちたかどうかまでは解らないでしょう。まだ耐えている可能性もあります。……その可能性はあるとはいっても、想定としては落ちたと仮定した方が良いんでしょうけど」
「そうだねえ。落ちた想定で動かないと、こっちも色々と間違える可能性が出てくるからねえ。さて、残りの3つの内、何処が落ちたのか。それを調査しない事には始まらないとは思うけどねえ。でも、そんな調査結果を待てるのかって疑問はある訳だ。アントが巣穴を作らない保証はないんだよねえ。アントの巣穴って、どの位で出来るんだろうねえ。僕はかなりの早さで大きな巣穴が出来ると思うんだけど、どう思うかね?」
「解らん。正直、そんな細かな事まで知らないからな。だが、まだ戦っているのであれば良いんだけど、落ちた可能性の方が高いと思うんだよな。巣穴も幾つも同時に作るだろうから、こうなってしまってはどうなっているのかが解らない」
ゲームの知識はあっても、それはあくまでも生産職としての知識である。戦闘関連の知識は少ない。戦闘もしていた経験はあるとは言っても、あくまでも普通の戦闘だからな。スタンピードなんてイベントの戦闘には殆ど参加していないんだよ。まあ、スタンピードに負けたなんてことも無いんだけどな。大体はプレイヤーがなんとかするんだよ。なんとかできない場合は無かったと記憶している。そもそもオープンフィールドの様な広いマップでは無かったからなあ。ある程度の大きさの町しか表示されていなかったし。今後どうなっていくのかは、予想が付かないんだよ。
とりあえず、出来ることは食料を蓄えておくことくらいしか出来ないんじゃないかな。ついでにアリの巣を潰すのは止めないけど。スタンピード中とその後のアリの巣には、レア度の高いアイテムが放置してあることが多いんだ。それを回収しないという手はない。今はとりあえず、アリの巣を潰す方でお茶を濁すほかないと思う。
「まあ、なんとか調査結果は出てくると思うから、それまではアリの巣駆除をしないといけないと思う。それがとりあえずの選択肢になるかな。経験値は欲しいし、宝物もあるんだから、アリの巣の駆除は行う。レシピスキルなんかも手に入るんだし、やっておかないといけないとは思うんだよな。いざと言うときになんとかしないといけないけど、それも冒険者ギルドや領主館の調査が終わってからになるだろうからな。早くても4日はかかるだろうし」
「そう、ね。とりあえずはいつも通りに動くしかないわね。これまで通りにアリの巣を潰して、経験値とお金を貰いましょうか。それ以外に出来る事って無いと思うから」
そう。今できることは、それだけなんだよ。想定で動いても良いんだけど、町が落ちている状態の所に1パーティーだけで向かうのは無謀も良い所なんだよな。アリの巣は既に10や20は出来ていると考えて、俺たちだけではどうしようもないんだよ。もっと別のパーティー、もしくは軍の力が必要になってくる。そこで一気に片付ける方が良いんだよな。勿論、それには参加させてくれるとは思うんだけど。……冒険者に依頼を出さないって可能性もあるんだよなあ。
そうなった場合は、もう見捨てるしかないと思う。こうなってしまったのであれば、ガメリア町に帰る方が良いと思うんだよ。こっちを使う気が無いのであれば、ここに居続ける理由が無いんだよな。経験値的にはもうちょっとお世話になるとは思うけど、これ以上巻き込まれないように逃げるってのも1つの手としてあるんだよ。
だから、いつも通りにアリの巣を潰していた。調査が終わるまで待つつもりで居たんだけど、何も無いって状態になってから10日も時間が過ぎたのにも関わらず、何も連絡が無かった。
「なんか、本当になれるとは思っていなかったわ。賢者って転職を繰り返せば成れたのね」
「まあな。ここからが問題なんだけどな。賢者のレベルを100にするのが目標だ。賢者のレベルは80から一気に上がり辛くなるんだよ。それは錬金術師でも変わらないんだけど、レベリングがもの凄く大変なんだ。そして、賢者になったからと言って、最強に成れるのかと言われたら違う。ここからはレシピスキルを集めないといけない。賢者になったんだから、メイジ職のレシピスキルは全部使えるんだけど、その中でも効率の良いものを探さないといけないんだよ。だから、その魔法を獲得するために、近々ダンジョンに行かないといけないとは思っているんだよな。まあ、拠点から離れないようにはするんだけどな。ガメリア町を拠点にするんだから、そこから近くの良い感じのダンジョンに行くことになると思う。近くに深いダンジョンはあるんだろう?」
「あるわね。結構というか、最高階数が解らないダンジョンがあるわよ? そもそも冒険者が到達できる限界が40層って言われているんだし、軍隊が踏破したって記録は80層までだったはず。それ以上深いダンジョンについては不明のまま放置されているんだもの。そこのダンジョンも、最高到達点は68層だったと思うわよ? それ以上は物資が足りないから、普通は挑戦しないんだけど」
「物資なんて俺が持てば良いんだから余裕だな。ダンジョンで寝泊まりできる場所もあるんだし、そこまで苦労はしないと思うけどな。まあ、行ってみてからのお楽しみってね。1日で100層を踏破出来るようになれば、そもそも寝泊まりなんて必要ないんだけどな」
「そんなこと出来るわけがないじゃない……って思うけど、今までなんだかんだとやってきているのよね。しかも、アリの巣は最近100層近くあるんだし」
「だろ? アリの巣の感覚で攻略すれば良いんだよ。まあ、初めは時間がかかると思うけどな。そのためのエイミーなんだから、エイミーには頑張って貰わないとな」
「あたしですか!? 頑張りますけど、本当に出来るんです?」
「やってやれないことはない。が、それよりも気にすることがあるだろうな」
「だよねえ。賢者に成れて嬉しいのは解るけどさあ。ここでレベル上げの成果が出てくれるのは有難いとは思うよ? 思うけど、今はそれどころじゃないしねえ。情報が何も入ってこないってのは、どう言う事なんだい?」
そうなんだよなあ。10日も経つのに、情報が何も入ってこないんだ。これは正直言っておかしい。何かあるのかって思いたいけど、何があったんだ?




