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OFUSE始めました。
https://ofuse.me/rukea
ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。
https://rukeanote.hatenablog.com/
さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。
https://twitter.com/rukeanote
「それじゃあ、集まってもらって感謝している。こちらとしてはソルジャー職を1人揃えたいと思っている。ポジションはアタッカーを募集しているんだ。それで間違いがないかだけを確認したい」
「OKOK。それなら僕でも問題ないはずだ」
「こちらもよろしいです」
「武器の指定が無ければ問題無いです」
「まあ、妥当だよね」
「それと、今の職業から転職してもらう事になる。それが無理だと思ったなら、この場で直ぐに決めてくれ。無理なら帰って貰って結構だ」
「あ、じゃあ駄目だわ。俺は今の職業が気に入っているんだ」
「こちらはよろしいです」
「僕も無理だね。それじゃあさよならだ」
「転職とか無茶苦茶じゃない? 無しで」
……いきなり1人に減ったんだが。まあ、4人中1人だけ残っただけでも大丈夫か。これはいい結果だと思うようにしよう。問題があれば、今回の面接は無かったことになるんだけど……。まあ、それも経験か。1人残っただけでも十分だ。
「えっと、残ったのはカエデか。転職はしてもいいのか?」
「こちらは転職を何度かしてきた身です。転職に関しては今さらですね。自分にあった職業を探すのに苦労をしている。その……不器用なので、致命的に武器との相性が悪いんだ。だから今はモンクをやっている。今まではソードマン、アックスマン、シーフをやったことがある」
「お? それはレベルカンストである20まで育てたか?」
「一応は。それでもあわないと思って転職を繰り返していた。今は無手のモンクが一番合うと思っている。レベルも20だ。だが、これ以上転職をしても無理だとは思う。無手以外が使い勝手が悪すぎるんだ。大体、鉄製の武器を使っているが、どれもこれも折れて使い物にならない」
あー。なるほどな。そういうタイプか。加減を知らないタイプであり、空振りが前提の立ち回りをしていると。これはあれだな。完全に1次職では駄目だ。それならモンクが一番良いのも納得できる。剣も斧も、ある程度丁寧に扱わないといけないからな。だが、適性のある武器は解った。この手のタイプはハンマーじゃないと無理なんだよ。折れない、壊れない前提の武器となるとハンマーしか択がない。しかし、ハンマーか。2次職のバーサーカーにならないと基本スキルも覚えないからな。
「俺は採用で良いと思う。武器についても候補が見つかった。アタッカーには申し分ないと思う。この手のタイプはただ加減が出来ないだけの話だ。ハンマーを使えば解決するからな」
「私もいいわよ? というか、適性武器まで解ったの? 本当に出鱈目よね」
「あたしも構いません!」
「と言う事でどうだろう? 両手鎚をメインにしたアタッカーになって貰いたい。勿論こちらでもフォローはするし、1次職をカンストまで3つも育ててきているんだ。十分に戦えると判断した」
「こちらもそれで良い。ハンマーか。両手で持つのだな? 確かに使ったことはない。見たことも余りないが」
「本来であれば、バーサーカーの武器になるからな。両手武器で打撃武器しか使えなくなるんだけど、強いのは確かだ。汎用性は低いが、高威力で攻撃を叩き込める。後はDEX次第だろうな。まあそれも解決できる。何も問題ないな」
「そうか。こちらも条件的な事を話してもいいだろうか?」
「おう、何でも言ってくれ」
「では、武器についてだ。ハンマーに心当たりがない。調達をお願いしたい。それと、壊した場合もパーティーから共同で出費をお願いしたい。その、何度も壊すと思うのだ。それを自己出費となると、少々財布が、な。だから、武器の購入については共同資金を作ってなんとかしてもらいたい」
「共同資金か。カミラ、どうする? 今まで共同資金は作ってこなかったが」
「良いんじゃないかしら? どうせ武器の調達は貴方に任せることになるんだし、共同出費だろうが構わないわよ? 取り分から5割を共同資金に入れましょう。そこから分割で6等分すれば良いんだし。私は構わないわ」
「あたしも共同で問題ありません」
「と言う事らしい。武器についてはこちらで用意する。それが俺の役割だからな。俺はクラフトマン職だ。武器の作成からエンチャント、素材の合成なんかも担当している。まあ、武器に関しては心配しなくても大丈夫だ。何度か作り直せばしっくりくるものがあるだろう」
「そうか。助かる。こちらも無手では限界を感じていたところなのだ。モンクもレベル20にはなったのだが、アントが厳しくてな。武器があるのであれば助かる」
「そうなると、急いでバーサーカーだけでもカンストしてもらいたいか。先に2次職を目指すことになる。それでもいいか?」
「よく解らんが、天職はバーサーカーでは無かったぞ?」
「バーサーカーに成れる方法があるんだよ。それでも良いなら、とりあえず、ランサーになって貰う必要があるな。武器はハンマーを使って、基本スキルは何も使えないが、まあこれは仕方がない。レベルを上げる事だけを考えてくれ」
「ふむ? 了解した。武器に関して以外はこちらから言う事は無い。いや、パーティーの立ち回りもよく解らない。ソロが多かったからな。基本的な立ち回りから教えて貰ってもいいだろうか?」
「それについては問題ないな。連携を取るのは必須だ。立ち回りについても順次教えていく事になる。それで良ければだな」
「ああ、こちらも異議は無い。よろしく頼む」
そんな訳で、ソルジャー職は決まったな。ハンマー系女子か。中々に珍しいタイプではある。無手とハンマーを使い分けて貰う事になるな。とりあえずは、要求STRが大きいので、先にバーサーカーを得て貰う。そこに基本スキルで両手武器制限解除があるからな。それが無いと両手武器で戦うのは厳しい。初めは苦労してもらう事になるな。補正が乗らないって事だから。後は、武器以外にアクセサリーも必要になるな。ハンマーを持つ際に、基礎のSTRが幾つ以上ってのが制限にあるんだけど、ハンマーは要求値が大きいからな。出来れば条件的に満たしておきたい。流石にメギル鉄で作るんだ。折れるなんてことは無いとは思うが……。鉄なら簡単に折れるんだよなあ。剣なんか扱いをミスると簡単に折れる。手加減できない勢には辛い武器なんだよな。
「これでパーティーメンバーだな。俺はレイル。よろしくな」
「私はカミラよ。よろしくね」
「エイミーです。よろしくお願いします」
「こちらはカエデだ。よろしく頼む」
仲良く出来るなら良いんだよ。これで険悪な空気になられても困るんだ。大丈夫だろうとは思うけど、まさかバーサーカー適性のある人だとはなあ。手加減できない勢は盾も難しいんだよ。盾は柔軟に受けないといけないからさ。今くらいの敵なら良いんだけど、今後は巨大な敵とも戦うんだ。STRで勝っている状況だけではない可能性も出てくるんだよ。だから、そういう時に加減が出来ない人がタンクをすると落ちる場合があるんだよ。だから、こういう人ほどタンク適性が無いんだよな。ステータスがカンストしても、勝てない場合もあるんだよ。魔物の方がSTRでは有利になる場合が多い。そういう時には逃げ回って貰う必要があるから、エイミーの方が適任だろう。
ただ、自分の適性を探すために天職を捨ててまで転職をしている人が居るとは思わなかった。まあ、出てきてもおかしくはないだろうとは思っていたけど、こんな所に居たとはな。ちょっとは職業レースで優位に立てるとは思う。まあ、結局は皆5次職で落ち着くことになるんだろうけどな。
 




