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OFUSE始めました。
https://ofuse.me/rukea
ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。
https://rukeanote.hatenablog.com/
さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。
https://twitter.com/rukeanote
「ねえ、これはちょっとやり過ぎじゃない? 幾らなんでもこんな数値とスキルはあり得ないでしょ?」
「とはいっても、まだまだ常識的な範疇だと思うんだけどな。これ以上に強くするつもりなんだから。木材も普通の木材を使っているし、魔石もまだ1つしか付けてないだろ? だからこんなものなんだって」
「あのね。これを持っていたら私はウィザード時代に範囲魔法が使えていたの。その意味が解る? 範囲魔法を使えるのはMAG5,000を超えないといけないの。それが何? この杖だけで2割以上のMAGを稼げているじゃない!? どうなっているのよ!?」
まあ、魔石を1つでも付けると、こうなるんだよな。小で1,000上がる。極小で250、中で4,000、大で16,000、極大で80,000上がる。6つの属性があるから、最大で480,000上がる。勿論魔石を揃えることが出来ればって話になってくるんだけどな。因みにメイジ職の5次職である賢者のカンストMAGは100,000である。杖の最高出力はMAG500,000なのだ。まあ、そのくらいのMAGが無いと厳しい敵も居ると言う事ではある。まあ、エンドコンテンツさんなんだけど。討伐に行きたいよね。だから装備は整える必要があるんだよ。エンドコンテンツさんも良い感じの素材になるんだ。扱えるぞ? そのレシピも持っているからな。
で、肝心の今装備している装備がこれだ。
良質な白樺の杖(土属性小魔石):MAG+1215 (エンチャント:短縮詠唱Lv10、高速詠唱Lv10、威力増加Lv10、並行詠唱Lv10、MP消費軽減小Lv10、土属性強化小Lv10、土属性倍化Lv10)
それで、今まで装備していた装備がこれ。
柊の杖:MAG+25 (エンチャント:短縮詠唱Lv10、高速詠唱Lv10、威力増加Lv10)
魔石の影響力が強いと解って貰えると思う。これでもまだまだ弱い方だ。まだまだ強くなれる。その方法もあるんだから、まだまだ強くなろうね。ゴブリンの集落を落とす以外に魔石の良い稼ぎ場所が欲しい所なんだけど、野良鉱山なんて中々ないしな。そもそも野良のダンジョンも少ないし。いや、未開地にはあるかもしれないけどな。未開地にもダンジョンは普通に生成されるんだし。
「最強武器にはほど遠いからな? まだまだこんなものじゃないんだよ。最強系の装備で最終的には揃えるんだから、今の内からある程度は慣れておいた方がいいぞ。まだまだ強くなるからな」
「これでも十分おかしいんだけどな。MAGもそうなんだけど、エンチャントスキルが恐ろしいんだよね。こんなに付けられるものなの?」
「木材は厳選したからな。今の所の最高傑作だ。MAGを伸ばそうと思えば極小魔石を使った方が伸びるんだけど、属性強化の方が強いからな。MAGよりも、スキルの方が倍率が良いんだ。だからそっち方面に伸ばしたんだよ。それに、コスパ重視で戦うんだから、ストーンバレットになるんだろう? なら土属性を伸ばしておいた方が良い」
「それは、理に適っていると思うんだけど、強さの方に納得がいかないの。今までの努力って何? って感じになって来ちゃうし。私、基本職の黒魔導士なんだよね?」
「まあ、今日までだけどな。多分今日でカンストするから明日には時魔導士に転職しているだろう。ゴブリンの集落が見つからなければ、ちょっと厳しいとは思うけど」
「転職するって、結構なプレッシャーとかあるんだよ? 今まで積み上げてきたものが無くなるんだし、力も抜けるしさ。色々と失うものが多いんだよ?」
「そんなもの眼中になし。それ以上に得るものがあるんだから、転職するしかないよな」
「普通の人はそこまで割り切れないと思うんだけどな……。私は、もう失っていたから天職を捨てられたというか」
「そもそも天職なんて関係ないからな。天職について終わりだなんて勿体なさすぎる。しかも2次職でしかないウィザードで止まっていたなんて勿体なさすぎるんだよ。責めて4次職のマジックマスターなら解らないでもないけど、どうせなら賢者を目指そうぜ。そのための準備はしてきたんだから」
「うん。まあ、そうなんだけどね。駄目でももう1度ウィザードになれば良いんだし」
「駄目じゃないから安心しておけよ。そもそも基本スキルを得るだけでも結構な得になるんだから、何で1次職だけでも網羅しようって思わないのかが不思議なんだけど。普通はそこまでやり込むよね? 魔法の幅が広がるんだから、そこまでやるのが普通なんじゃないのか?」
「それは全てを知っているから言える事なんだよ? 誰も基本職を全部マスターすれば、その上の職業に就けるだなんて考えても居ないだろうし。普通は知らないんじゃないかな?」
「まあ、多分だけど、お貴族様は知っているんだろうな。自分たちだけ強くなろうって魂胆だろう。まあ、お貴族様に有りがちなムーブだな。非常に腹立たしい。知識なんてものは平民にも共有しないと意味がないだろうにな。まあ、バレて大変な目にあっても嫌だから黙っているけど」
「そこまでお貴族様を嫌わなくても良いとは思うけど……。辺境伯様はいい人だよ?」
「どうだか。どうせ裏では碌でもない事をやっているんだろうとは思うぞ。平民には見せないだけで、散々な事をやっているに決まっている。色々と独占したりさ。本当に困ったものだよ」
どうせ色々と知っていると思うぞ。お貴族様なんだから。平民には知らせませんってさ。特権階級が知識を独占しても良い事なんて何も無いってのにな。知識は広めないと意味がないんだよ。在野の冒険者が強くならないと効率が悪いんだよな。素材の採取にしてもそうだ。効果的に採取したいなら、冒険者も強くするべきなんだよ。知識を絞っている弊害がこんな所にまで出てきているんだよな。非常に勿体ない。
まあ、統治するには、平民は無知が良いとはよく言うけどな。無知の方が、何も知らない方が幸せに暮らせるってな。贅沢を知ってしまったら、今の生活が耐えられなくなるのと同じだ。お貴族様しか知らないことが沢山あると思うぞ。平民に知識を与えないなんて平気でやるからな。まあ、そんな国は滅びれば良いんだよ。滅びても冒険者として生活は出来るんだから。まあ、冒険者ギルドや商業ギルドの金回りが悪くなるだろうけど、そこは少しばかり努力をしてもらわないといけないけどさ。
「まあ、お貴族様の事を考えても仕方がない。どうせ嫌な思いをするだけなんだよ。じゃあ考えない方が良いよねって事で、ゴブリンの集落を襲撃にし行こうか。どんどんと襲撃して、ゴミの中から宝物を見つける事と、魔石の回収、それと長の王冠の回収で資金稼ぎと行こうぜ。採取も忘れないけどな。採取次第で金額が大きく変わるんだから、採取もしないといけないし。それに、毎日風呂のある宿屋に泊りたいしな。そろそろ我慢が出来なくなってきそうなんだよ。風呂に入りたいんだ。拭くだけだとさっぱりしないんだよ」
「まあ、良いけどね。私も早くレベルを上げてしまいたいし。それにお風呂は賛成。偶には入らないといけないよね。これでも女性なんだから。お風呂には入らないとね。それも毎日入れるなら、入れた方が良いんだろうけど、贅沢を知っちゃうと、次が苦労するから。程々で良いんじゃないかな。贅沢は出来るようになってからで良いと思う」
まあ、そうだな。今が稼げているからと言って、今後も稼ぎ続けられるとは思わないし。何処かで頭打ちになる可能性の方が高いんだよな。それならある程度の所で妥協をしないといけないんだろう。とは言っても、お風呂は余り妥協はしたくない。広くて暖かいお湯に勝てるものは無いからな。




