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歴史の隠れ家  作者: 木島別弥
第一章 第二次大戦について
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ふたりの画家について

 ゴッホの「アルルの時代」とピカソの「バラ色の時代」を知っているだろうか。二人の絵画の巨匠の人生のいち時代を指すことばである。

 1888年の三週間をゴッホの「アルルの時代」という。

 また、ピカソは、1900年からの五年間は、女と関係を持つことのできない憂鬱な青春をすごした。これをピカソの「青の時代」という。

 1905年からの十年間をピカソの「バラ色の時代」という。ピカソの「バラ色の時代」を理解するためには、その前にある「青の時代」を知ることも大切である。ピカソは「バラ色の時代」にキュビニズムの絵画をいくつか描いた。

 ゴッホが「アルルの時代」で何をしたのか。ピカソが「バラ色の時代」に何をしたのか。それは十九世紀の終わりから二十世紀の始まりにかけて重要な意味を持つ。

 第一次世界大戦、第二次世界大戦を、画家ピカソとの関係で読み解くというのは、とても重要な視点である。

 ゴッホがヨーロッパの植民地で何をしたか。ゴッホは、ゴーギャンとは何がちがったのか。

 なぜ、ピカソの「バラ色の時代」の終わりに第一次世界大戦が始まるのか。第一次大戦、第二次大戦、ずっとピカソは生きのびつづけた。ピカソを知っているものもいた。それでも、生きのびつづけた。1881年に生まれたピカソは、1973年まで生きた。幸せな生涯だったという。

 歴史では真実は公開されない。私も、ただ手がかりを置いておくだけにしたい。これ以上を語ることは私には許されない。

 ゴッホの「アルルの時代」とピカソの「バラ色の時代」が何なのか、人々の噂話に花を咲かせるに留めたいと思う。


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