33話:ポルトガル長期滞在
2013年7月15日に、久しぶりに、石津夫妻が、平成芙蓉会に出席すると、その後、体調はどうですかと聞かれ、気楽にやってますと笑いながら答えた。今回、旅行グループの昼食会の時、高齢者のロングステイが話題になり、メンバーの中には、10年以上前から、冬のタイ、チェンマイ、バンコク、パタヤやマレーシアのクアラルンプール、ペナン島、ランカウイ島、ボルネオ島・コタキナバル、バリ島のアジアグループと、豪州、オーストラリア、ニュージーランドグループと、富裕層でハワイにマンションを持ち投資ビザを持つ人達がいろんな話をしていた。そして、食後38人が再度、旅行会社の大きな会議室に集まり話を続けることになった。
その時、世界中を旅して回った経験豊かな石津三千子さんの御意見を聞きたいと言われたので、アメリカ人は、冬は、フロリダから、カリブ海クルーズに出かける人が多く、出発はマイアミ港か、少し東北部のフォートローダデール港から7泊8日のクルーズが多く、料金も船会社で異なり、安い会社は。カーニバル・クルーズ、ノルウェイジャンで、アメリカのネット格安サイトで5万円からあり、少し豪華な船会社としては、世界最大の船を持つロイヤルカリビアンが10万円前後で、東カリブクルーズは、アメリカ領バージン諸島・セントトーマス、プエルトリコの首都・サンファンを回ってくる。
また西カリブ・クルーズは、ホンジュラスのロータン、ベリーズ、メキシコのコスタマヤ、コズメルのコースがある。一方、フォートローダーデールからは、ホランド・アメリカ、プリンセスクルーズが5万円から、セントトーマス、センントマーティンへ、ロイヤルカリビアンが10万円前後でハイチ・ラバディー、ファルモス・ジャマイカ、コズメル・メキシコへ出ている。セレブリティークルーズも15万円前後で出ている。
意外に知られていないが、成田からユナイテッド航空でヒューストン直行便で約12時間で到着し、ヒューストン空港から車で90分でガルベストン港に着き、そこからカリブクルーズの大型船が出ていると話した。ロイヤルカリビアンのリムジンやシャトルで$40程度で行けます。アメリカ国内での乗換って意外に時間がかかったり、迷ったりして大変なので、成田から直行で、カリブ海クルーズというのも面白いと説明した。価格は、カーニバルクルーズで7万円、ロイヤルクルーズで10万円でマイアミの突端のキーウエスト、バハマのナッソー、ココケイへ行けると説明した。
もちろん、もっと近くという場合、ハワイ4島クルーズ、マウイ、ハワイ、カウアイ、オアフ島があり、ノルウェイジャンで16万円から発売されてる。ロサンゼルスからメキシコのバハ・カリフォルニアのロスカボス、マサトラン7日間が5~8万円出ていると説明した。近内に、日本でも、クルーズが頻繁に行われる日がくるのと思うと言った。 その他、避寒としては、沖縄、台湾、フィリピン、ベトナム、タイ、マレー、シンガポール、避暑としては、北海道、が有名であるが、
日本の赤道の反対側、つまり南半球のオーストラリアのシドニー、メルボルン、ニュージーランドのオークランド、クライストチャーチは、季節が、日本の反対であり、避寒、避暑にうってつけであり、先進国で、治安も良く、自然も美しく、時差も少なく、非常に良いところだと説明した。その他、欧州でも南部のポルトガルは庶民的で、物価もそれ程高くなく、気候が良く、食事も魚料理が多く、人々は人情味があり、非常に気に入ったと話した。フロアーから、最近注目されてますよねとの、反応があった。
その話をした人が、ポルトガルは、比較的、永住権を取りやすい様ですが、どうお考えですかと聞いてきたので、50万ユーロ・6700万円の家を買えば、5年後に永住権をとれる様ですが、迷っていますと言い、旅行の直後は永住権、取ろうと思ったのですが、よく調べてみると、イギリス・アイルランドにも90日、ビザなしで滞在でき、ほかのEU諸国・ポルトガルと合算されない。つまり、暑い夏のシーズン、7-9月にイギリスか、アイルランド、アイスランドへ行き、寒い12月から2月迄、ポルトガルに住んでも、問題ないわけです。
それ以外の春と秋は、日本で過ごす事もできるのです。気に入った国2-3カ国と日本を行き来した方が、我々、には、良いと考えるようになったと答えた。 佐藤君から電話で2014年2月10日に、ポルトガル・ゴールデンビザが、郵送されたと連絡があった。そして佐藤君が、石津夫妻に、お礼方々、面会したいというので、涼しくなる2月20日に熱海のKホテルで会うことにした。石津夫妻がKホテルに着くと、ロビーに佐藤君達4人が待っていて、レストランに入り、昼食をとりながら、届いた、ポルトガル・ゴールデンビザを見せてくれた。
そして、石津健之助が自分の今迄の話を始めた。実は、私は、昔、医薬品のプロパー、現在のMR・学術営業をやって、東北、新潟、信州と転勤を繰り返し、猛烈社員で、業績も良く、大いに稼いだが、頑張り過ぎて、て42歳の時に、身体を壊し、早期退職してね、その後、療養のために、熱海に移り住んで、外貨投資や、日本株の投資などで、3億円以上の資産を作った。しかし女房と結婚したが子供もいないので、老後は、リラックスして、縛られずに自由に生きたいと思い、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドと
回ったが、そこに長く暮らそうとは思わなかった。
次に、ポルトガル、スペインを旅行した時に、ポルトガルのポルトの町に、何か懐かしさ郷愁を感じたんだよ。また魚料理もエッグタルト、お菓子もポルトワインもうまかった。そこで、ポルトガルに惚れたって訳さと、笑いながら話した。すると佐藤君が、投資家の大先輩なんですねと言った。たまたま運が良かっただけさと言って、自分の話を終えた。その時には、ポルトガルのゴールデンビザを取りたいと思っていたが、良く、調べると、特別なビザがなくても日本人なら、ボルトガルに90日、イギリスに180日、滞在できる事がわかり、特に、特定の国に、永住権を取らなくても、滞在日数の問題は無い事がわかった。
これを聞いて、なるほどと、佐藤君が納得した。中高年の人達は、やはり、年の半分は、日本で過ごしたいと思う人が多いのですねと笑った。佐藤君が、ところで、お礼というのは、以前、お話しした様に、石津夫妻には、いろいろお世話になったので、私の購入した2LDKマンションを1泊なら1万円、1週間なら5万円、1ケ月なら10万円で貸すと言い、到着予定の日を電話していただければ、マンションの管理人さんに電話しておくので利用して下さいと言う事だった。
この申し出は、助かると、石津健之助が言い、実は、もう一度、10月中旬から、ポルトガル、スペインに出かけようと、考えていると話した。具体的な日程が決まり次第、利用させてもらうよと言った。




