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32話:マドリードとポルトガル長期旅行

そうして2013年6月1日に、隣国のスペインに行ってみたいと奥さんが言うので、マドリッド旅行を計画した。そして、翌日6月2日、航空券を買って6月4日の10時半の飛行機でリスボンから、空路で1時20分でマドリッド空港に到着した。到着後、マドリッドのレストランで、昼食をとったが12時過ぎでも、空いているのに、違和感を感じたので、レストランで英語の堪能な従業員に聞くと、スペインでは、午後2時頃が一番込むといい、食事の時間が、遅いと言い、夕飯も21~22時だと笑いながら話した。


 食後、散歩しながら、「プエルタ・デル・ソル」を見た。プエルタ・デル・ソルとは、マドリードの紋章を表しているクマとイチゴノキの像が有名な太陽の門。それにマヨール広場を散歩し、ホテルにチェックインした。翌日、石津夫妻は、スペインのマドリッド、マドリード王宮と、国立ソフィア王妃芸術センターを見学した。マドリード王宮は、歴代のスペイン王が暮らした宮殿で、実に端正な外観ですが内部は贅を尽くした作りで、床面積はヨーロッパ最大の宮殿。


 フェリペ五世の命によって1738年に建築が開始され、1755年に完成。 圧巻は主階段であり、イタリア人画家のコラド・ジアキントによる天井画のフラスコ画が凄い。その他の部屋も贅を尽くしたつくりになってるが、宮殿内部は撮影禁止となっていた。西側の回廊。アーチが作る影が印象的で、テラスからはマドリッド郊外を望めます。王宮の南西にある小さな入口から王立武具博物館に入れ、かつて王家が馬上戦で使用していた武器が保存・展示されており、広い展示室に驚かされた。


 次に向かったソフィア王妃芸術センターは、ピカソのゲルニカが展示されている事で有名な美術館で、20世紀の現代アート作品を多数所蔵しており、特にピカソ、ダリ、ミロの三大巨匠の名画は見逃せない。現在、美術館には、あらゆる表現手法の作品が2万点以上所蔵されています。その内容は、絵画が約4千点、彫刻1,400点以上、デッサン約3千点、版画7千点以上、写真3千点以上、シングルチャンネル・ビデオ約160点、ビデオ・インスタレーション40点、装飾美術百点以上、建築作品30点となっている。「ゲルニカ」をはじめとするピカソの作品、フアン・グリス、ミロ、ダリ、フリオ・ゴンサレスの作品が際立っ

ている。


 プラド美術館へは徒歩10分と近く、両方の美術館を見ると良い。国立プラド美術館は、ベラスケス・Velázquez作の「ラス・メニーナス(女官たち)」やゴヤ作の「マドリード、1808年5月3日:プリンシペ・ピオの丘での銃殺」の他にも、スペイン派、イタリア派、フランドル派絵画の傑作を鑑賞することができ、プラド美術館の貴重な所蔵作品は、絵画8600点、彫刻700点以上に及ぶ。美術館で展示されているのは、膨大な所蔵品のごく一部。


 そのため、2007年、建築家ラファエル・モネオが設計した施設の拡張部分が開館。16、17世紀の絵画における世界最高レベルの美術館であり、ボッシュ、ティツィアーノ、エル・グレコ、ムリーリョ、ルーベンス、ゴヤ、ベラスケスといった大家の作品を所蔵している他、デッサン、版画のコレクションも多数存在してる。その晩は、1725にできた世界最古と言われているレストラン「レスタウランテ・ソブリーノ・デ・ボティン」。、通称「ボティン」で、夕食をとり、名物子豚の丸焼きとパン、シェリー酒、とデザートをいただいたが、確かに、おいしく、ゆっくりと味わい、楽しい晩餐となった。


 翌日は、バルセロナに移動し、ガウディのサクラダ・ファミリア、グエル公園を見て回ったが、その芸術的な外観に驚かされた。翌日は、カテドラル・旧市街の大聖堂を見て回った。その後、世界屈指のクラブチームFCバルセロナの本拠地のカンプノウ・スタジアムを見学したが、ヨーロッパ最大の観客席規模を誇る10万人収容のスタジアムで圧巻だった。そうして、4日間のスペイン見学を終えた。 その後6月9日、再び、リスボンに戻り、サント・アントニオ教会、ジェロニモス修道院、ベレンの塔などを回ってみて、町並みがきれいであった。食事も日本に合う、海鮮料理が美味しくて、安かった。


まだ行っていないヨーロッパ最西端の岬、ロッカ岬に立ち寄ると、険しい岸壁と、きれいな海が素敵だった。今回は時間が無いので、景色だけ見て、リスボンにすぐ戻った。そうして、日本に帰る日が近づいてきたので、最後に、もう一度、ポルトへ行く事にした。6月25日、朝10時に、リスボンの駅から、高速列車で2時間半で到着。ポルトは世界遺産の町で、魔女の宅急便を思わせる雰囲気の町でオレンジ色屋根の景色が広がっていた。お腹が空いたので食堂に入ると、いわしの塩焼き、タコ、エビなどを注文すると、どれも絶品。特に、いわしは肉厚で絶品、日本人には、ぴったりで、どれも美味しい味で、価格も安い、食後に、ちょっと甘めの、飲みやすいポルトワイン飲み、お腹を満たした。


 翌日は、ポルトの川沿いの道を散歩して、その後、高台に上がり一面に広がる、白い壁と赤い屋根のポルトガル独特と家を眺めていると、石津夫妻にとって住むとしたら、リスボンよりも、落ち着いた感じで、ポルトの方が、良いと感じた。 ポルトの最後の晩餐は、川沿いのテラス席で、だんだんと夜景に変わっていく景色を眺めながら食事楽しめ、最高だった。2013年6月28日に、お世話になった今田夫妻と、お別れの食事会に、お誘いして、ゆっくり話す機会を持った。今田寛人さんが、石津健之助に、ゴールデン・ビザはとらないのですかと聞いたので、ポルトガルは好きですが、50万ユーロという大金を使って、永住権を取得するよりも、スペイン、イギリス、フランス、スイス、イタリーなども、旅行したいという結論に達したと話した。


 そうして2ケ月間のポルトガル・スペインへの長旅も終わり、2013年7月8日に、日本に帰った。その後、佐藤和則君から電話が入りポルトガルのゴールデンビザの申請をして、不動産を買ったと話してくれた。それによると、佐藤君と伊東さんと富田君と清水さんが、結婚予定として、4人、2カップルで2つのゴールデン・ビザを申請したと言い、不動産はリスボンの町中の同じマンションの広めの2LDK2部屋を51万ユーロで、2つずつ購入し、ゴールデン・ビザは、申請後3ケ月以内で日本に届くそうだ。また、もし、石津夫妻がリスボンに行く時は、特別に2LDK1泊、1万円、1週間なら5万円、1ケ月なら10万円で貸すと言ってくれた。

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