16話:豪州と熱海の新会長に石津健之助
2004年の1月20日からにシドニーへ旅行し、ついでにタスマニア島へ出かけると、ワイングラスベイという名所や、ベイオブファイヤーという奇妙な名前の海が見られた。その後、メルボルンに行き、ヨーロッパの街並みのような、ブロックアーケードを散策したり、美味しいパン屋のパンを食べたりして楽しんで、3月2日に日本に戻ってきた。その後、日本で、春には、桜と桃の花を見に出かけ、4月から、クルーズヨットに乗って、釣りに出かけた。
そして、いつもの日本での生活に戻り、魚料理を作って、食べて、ビールを飲んで楽しんだ。熱海芙蓉会の会合にも出て麻雀をして楽しんだ。この頃、以前ハワイの別荘に招待してくれた井上さんの夫婦の顔を熱海芙蓉会の会合で見なくなり、その後の状況を仲間に聞いて見ると、井上達弘さんが昨年の1月の末に、脳梗塞で倒れて長期入院し、外出できなくなったこ事を聞かされた。お見舞いに行っても、面会を断られた様で、その後、誰も行かなくなった。
最近、高齢者が増え80歳を越えた方が随分、熱海から近代的な医療を受けられる東京のマンションに移る方が増えたと、嘆いていた。熱海芙蓉会に若者が増えるかというと、現在の日本の状況では、サラリーマンが多くの金を稼げず、ベンチャー企業の方は忙しすぎて、熱海芙蓉会の様な会に、
興味を持たなくて入ってくれないという話が多く、東京の知り合いの富裕層の方の子供さんに話をしても、熱海に興味を持つ人がいない様で、幹事の人も困っていた。
そして夏が来てケアンズへ避寒旅行に出かけ7月16日から9月1日まで出かけ涼しいケアンズでコンドミニアムを借り豪ドルを使い美しい景色を眺めたり釣りをして退屈しないで生活を続け9月に日本に戻り、秋風が吹いてきて紅葉を見に行き年末になり2005年を迎えた。新年早々、旅行会社からグアムの旅行の看護の仕事を1月10日から2月10日まで、お願いしたいと連絡があり1月9日の早朝に石津三千子さんが家を出てグアムへ出かけた。
2005年、株価も上がり始め巷の景気も上向いてきた様だ。その後、石津健之助は、麻雀仲間と麻雀したり、その後、飲みながら夕食をとったり、釣りに仲間と出かけ充実した毎日を過ごし2月11日にグアムから石津三千子さんが、日に焼けて帰って来た。2005年3月8日の熱海芙蓉会で昼食後、会長の篠田夫妻から石津健之助に会長を引き受けてくれないかと打ち明けられた。篠田正一さんは今年80歳を迎え70歳代の人は多いが60歳代15名であり世代交代をしたいと言った。
そして先月の熱海芙蓉会の後に臨時幹事会を開いて候補者選びをした所、奥さんが看護婦さんしていて夫婦で海外旅行へ行ったり英語が話せ社交性があり芙蓉会の友達が多く信頼されている人として石津夫妻が一番適任だろうという意見が多かったと打ち明けた。そこで石津健之助が篠田会長に期待している事を聞くと若返りとマンネリ化している運営を刷新したいと言った。現在70-80歳代のメンバーが多く、この年代が抜けるとメンバーが20人程度になり運営が難しくなると言った。
東京、橫浜のメンバーも集めて会合も、そちらで開いても良いかと聞くと全て任せると言った。篠田会長も病院通いで会長職を辞めるつもりだと話した。この件は幹事会で既に承認されていると言った。それで私のどうしてもらいたいのですかと聞くと、できたら、この会を存続させたいので、若手、50から60歳代を中心に新規メンバーを集めて欲しいと言われ了解し今日の会合で会長交代を話したいと言うので石津健之助が体力的に無理とおっしゃるなら後は引き受けるしかありませんね
と言った。
その後2005年5月10日の会合の時に今回のメンバー46名を前に篠田会長が体力的な問題で、会長職を退き次期会長に石津健之助をお願いすると言うと拍手で承認された。石津健之助が、篠田会長から若い人をもっと集めて世代交代をしたいと言うので東京、橫浜の60代のメンバーを募集して月に1回の小旅行や麻雀大会、カラオケの会を、それぞれの担当の代表と副代表を決めて行いたいと言い石津三千子さんには旅行担当してもらい麻雀は武田史郎さんに、カラオケは山下義昭さんにお願いしますと言った。そして年間スケジュールを立てて次回の会合の時に発表してもらいますと説明した。
スケジュールが決まったらインターネットを使い首都圏の人を中心に新規会員を募集し会の名称を平成芙蓉会にさせていただきますと伝えた。帰ってから早速インターネットに平成芙蓉会のホームページを作り首都圏の50~60歳代の男女に今までの活動と今度の活動予定を書いて募集をかけた。
会議室をどこにするか考えている時、奥さんが今、仕事をしてる会社でツアーを企画するなら会議室を貸してくれるというのを思い出し東京、上野、新宿、渋谷、池袋、橫浜支店の会議室を借りられると教えてくれたので、それを利用する事にした。
募集をかけ2週間で30人の応募があり1ヶ月が過ぎて48人の応募があった。入会希望の方は、それぞれ海外旅行、国内旅行、麻雀、カラオケを希望する人が多く旅行希望の方が36人もいたのには驚かされた。最初の会合は、2005年6月のハワイ4泊6日、9月はオーストラリア・ケアンズ4泊6日、12月、1月、2月はグアム4泊6日。その旅行企画で募集に書く事にした。6月12日、10時から東京駅近くの大手旅行会社の大会議室を借り平成芙蓉会の会合が行われ参加者総数は68人だった。
会議の仕方を石津会長が説明した。11時まで各グループで今後の運営方針や自己紹介をして11時指定した中華料理の店の個室に別れて、昼食をとり、その後、麻雀、カラオケのグループに分かれ、旅行グループは、各自で、その後、希望があれば、自分達の気の合う小グループに別れて、行動を共にする事とした。10分ほどで説明が終わり旅行のグループ、麻雀グールプ、カラオケグループにわかれて大会議室で話し始めた。