自閉症とは?
自閉症は、発達障がい中でも、1943年にアメリカのカナーによって提唱されました。
自閉的症状に、知的な遅れがあるものを、カナー型自閉症、言葉の遅れがないものを高機能自閉症(アスペルガー障がい)、どちらか分からないと、スペクトラムという言葉を使います。
主に、大きく三つの特徴がありますよ。
①社会性の質
自閉症の方は、人と合わせることに困難を感じやすいです。空気を感じ取ることが苦手だったりします。
②発語
言葉の遅れが出やすいです。
しかし、言葉を理解していることが多いです。
一方的な話し方になったり、おうむ返しなど独特な会話表現が見られます。
③想像力
物事を感じ取ったりすることが苦手。
興味に偏りが見られます。
三つ合わせて、三つ組の障害と言います。
また、幼少期から視線が合わない。発語が遅い。おうむ返しの会話が見られます。
実際にこの特徴は、3歳くらいから強く現れます。
時間に細かいというのも、特徴の一つです。
「あと5分」が少しズレると、スケジュールが上手くいかないことにストレスを感じます。
自閉症を提唱したカナーは自閉症について、一見知的に劣る面があるが、聡明で純粋さがあり、知能が高いと述べていたそうです。
知能が低いように見られるのは、心を閉ざしているからだと述べています。
つまり、発語が遅れていても言葉は理解しているかもしれません。
今日は言葉の遅れのカラクリを。
僕は、自閉症と言われている子どもと話すときは、主語と述語をしっかりとつけ、正しい日本語で話すことを心がけています。
例えば、
「コップて何?」て聴いても、自閉症の子どもは、「コップはコップだよ」と思い、なんて答えたらいいか分からないでしょう。
聴いたことをそのまま聞きとるのも、特徴です。
「コップは何に使うの?」と聞きましょう。
では、今日は読者の皆さんに宿題を…
自閉症の子どもには、シャボン玉の歌を聴くと泣いてしまう子がいます。
何故でしょうか?
ヒントは、主語と述語をしっかりとです。
歌詞を見てください。
次回は学習障がい。