不安
姉が帰ってきた
二人で食事をとり姉はすぐに寝た
タケルも布団を敷き寝た
次の日タケルと姉はそれぞれ学校へ行った
タケルはいつも通り学校生活を過ごした
姉は大学院で医学を学んでいる
普通の一日だった
タケルは部活後家に帰ってニュースを見た
今日は-物騒な事件がなかった
普通の一日だった
姉が返ってきて食事をとり寝た
まだ父は帰ってこなかった
タケル「お父さん遅いね」
姉「一大スクープでも一日たてば帰ってくるのに」
タケル「今お父さん頑張っているんだね」
姉「帰ってきたらお疲れって言ってあげましょう」
タケルは布団を敷き寝た
父は寝るころになっても帰ってこなかった
次の日の朝になっても父は帰ってこなかった
タケルと姉は普段通り学校へ行った
タケルは部活後家に帰りニュースを見た
物騒な事件は何も起きていなかった
しかし父が帰ってきた痕跡がなかった
少し不安になり父の携帯電話に電話をかけた
しばらくしてむなしい音が流れる
「電話に出ることができません ぴーっという音の後にメッセージをお伝えください」
かからなかった
次に父の勤める会社に電話をかけた
誠報新聞社のオペレーター「おはようございます ご用件をお聞かせください」
タケルは父の名刺を取り出した
タケル「取材部事件第一課の鈴木(タケルたちの名字)をお願いします 僕はその息子のタケルと申します」
オペレーター「わかりました そちらにつなぎますね」
「・・・」
オペレーター「申し訳ありませんがお父さんは今不在のようです 事件第一課の責任者につなぎます」
事件第一課責任者「もしもし事件第一課責任者の田中といいます 鈴木君の息子さんかな」
タケル「はい 今父はどうしていますでしょうか」
田中「鈴木君はおとといの夜鬼奴団に関する情報を手に入れるとかいって喫茶店へ向かっていった それっきり帰ってこないし連絡もつかない」
タケル「そうなんですか 父の携帯につながらなくて・・・」
田中「我々も連絡がつかないからな 警察に相談したがしばらく待ってくださいとかえされたよ」
タケル「そんな・・・」
田中「警察には48時間待って帰ってこなかったらまた来てくれと言われた
鈴木君が会社を出たのは7時頃だからな 今日の7時頃に警察に行くよ
よかったら君も来てくれないかい」
タケル「わかりました」
田中「では7時前に会社にきてくれ もしそれまでに帰ってきたら連絡するよ」
タケル「ありがとうございます」
そういって電話を切った
姉が帰ってきた
タケルは一部始終を話した
姉と一緒に父の会社へと向かった
7時になっても父が帰ってきたという連絡は来なかった