鬼奴団
タケルは普段通り部活後に家に帰った
家には誰もいない
テレビのニュースをつけた
(レポーター「事件です またあの暴力団鬼奴団が事件を起こしました
今回は無差別銃乱射です 気を付けてください 家の鍵は必ず閉め外に出るときは注意して歩きましょう」)
最近暴力団の活動が過激になり物騒な事件が起きている
タケルはどうせ他人の出来事だろと割り切っていた
しばらくして姉が帰ってきた
二人で食事をとっていると父も返ってきた
姉「おかえり 今日はどうだった」
父「暴力団についてスクープを入手したんだ
アジトと思われる場所を特定した
明日の朝刊で発表される」
姉「それはすごいじゃない」
タケル「お父さんも大変だね 暴力団なんてほっときゃいいのに」
父「僕は新聞記者だぞ 世間で被害を受けている人がいる限り
記事を書き続けなくてはならない」
姉「警察とかに任せればいいのに」
父「警察は事件がないと動いてくれないんだ」
タケル「でも事件おこったじゃん」
父「そのアジトで発砲事件とかでも起こらない限り警察は動いてくれないな」
姉「でも明日の記事で情勢が変わるといいね」
父「あぁ明日どう動くか・・・だな」