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茶飲み話

作者: 藤雲涼日

グラスというやつは

最近味気ないとは思わないかね


ストンとした形は

なるほど機能的かもしれないね


グラスを使うには

確かに十分なのだろうね


だが無駄が無いものは

あまりに面白くないのだよ


くっと足首がくびれたグラスは

持ちにくかったかね


光がひねくれた姿を見せるのは

気に入らないかね


歪みねじくれたグラス越しの風景

あれは僕の見ている人間そのものなのにね


デロリとした夢想を呑み込んで

光ってみせているからこそ

それでこそ

面白みがあるというものではないかね

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