『なろうチアーズプログラム』って、なんじゃらほい?&今後のなろうの見通し。
本日、「重要なお知らせ」にて告知された『なろうチアーズプログラム』の事前登録案内。いったい何のことかと思ったら、現在、作品ごとに表示されている広告の「収入分配」を小説家になろうでも開始します、ということのようだ。
調べてみたら、カクヨムなどでは、すでに何年も前(2019年)から開始している収益還元のシステムで、それを遅まきながら、なろうでも開始しますということらしい。
1リワードを1円と計算するとあるが、これはどうだっていい。気になるのは、やはり「還元率」か。
カクヨムでは、ユーザーが7に対し、運営が3という良心的な配分のようだが、果たしてなろうでは、どれくらいの配分になるのだろうか?(イーブンでも、まあマシだとは思うが)
広告のインプレッション単価も、表示される広告によって大きく変動するだろうから、また単価が優秀なエロゲーや、不動産広告などが増えることになるのかね(一番デカいクリックボーナスもちゃんとカウントするシステムなのかも気になるところ)?
ちなみにGoogleのアドセンス広告の場合、1000インプレッションあたり10~500円ほどの広告収入が見込める。だが、なろうでは、Googleほどでない配信会社の広告も、多数設置されているので、数字は今のところ見えづらい。
追記)カクヨムでは、サポーターズパスポートなんて、応援する作家にギフトを送れる有料サービスなどもあるようで、なろうよりも数歩先を行っているようだ(知らんかった)。
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さて、このシステムの導入により、「PV至上主義」に舵を切ると、いよいよ異世界恋愛ジャンルが、更なる一強時代へと突入しそうでもある。執筆のついでに小銭も稼げるのなら、過疎ジャンルへの投稿作品は、さらに激減することとなるだろう。
ついでに言えば、連載の1エピソードあたりの文字数も、さらに減る方向へ。出来るだけ小出しに、どんどん投稿することによって、ポイントよりもPV数を稼ぐ方向へと流れていきそう。
作品の設計次第では、ポイントを稼ぐ作品よりも、PVを稼ぐ作品の方が、倍以上稼ぐという状況もありえそうだ。
筆者的には、500リワード超から発給されるアマギフでのクーポンコードが地味にうれしい。おこずかい感がちょうどいいね。
 




