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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

脳筋一家が捨てた理想の婿を育ててみた

作者: 高月水都

騎士で脳筋であって、下っ端なの前提です。

 我が家は貴族ではないただの商人だ。それでも商人として貴族と渡り合っているし、力もある。


 そんな我が家で目下の悩みは私の婚約者――つまり婿だ。


 そんな目下の悩みを。

「ルンテ!! 婿を見付けたぞ!! マッセル家の者だ!!」

「はあぁぁぁぁぁ⁉ マッセル家って、代々軍に所属している伯爵家でしょう!! 貴族は婿にしないって言ってたでしょ!!」

 貴族の婿は貴族と伝手が出来るメリットがあるが、商人には商人のやり方があるのに口出されて、勝手に商品を持ち出されて、まして婿の場合は自分が店主だとばかりに威張り散らす輩だ。


 先日それで知り合いの装飾品の店が立ち行かなくなったとか規模を縮小させられそうになったとか。


 ……なんでも婿の分際で勝手に商品を持ち出して愛人に貢いでいたとか。そんな婿に家を傾かされて婿の家に損害賠償を求めたとか。


 ………婿自身もそんなに女性が欲しいなら本望でしょうとひそかに売り飛ばしたとか。


 そんな前例があるので貴族の婿ほど鬼門な存在はいない。


(いや…………)

 冷静になれ。今は私が実権を握っているとはいえ、父はこの店を大きくした人物だ。何か先見の明とか商人の勘が働いたのだろう。


「――どういう経緯で?」

 一呼吸おいて問い掛ける。きっと私に見えていない何かが見えているのだと……。


「ああ。借金の形にどうぞと渡されてな!!」

「地雷案件じゃないの!!」

 とうとう商人の勘も耄碌したの。あんなに冴えわたっていて素晴らしかった父だったのに。


「どうするのよ!! 借金の係累は自分の立場を理解していないで婿入りして、自分が愛されているから求められたと様々な騒動を起こしてこっち有責で婚約破棄とか離婚しようとする輩か!! 愛人とか妾の子供の世話まで押し付けてくる系でしょう!!」

 何でそんな厄介者をもらって来るのよ。それで借金帳消しって、金を溝に捨てるようなものにしかならないのに。


「おっ、落ち着け!! 悪い話ではない!! それは儂自身が判断したからの話だ。相手はマッセル家の長男で……」

「なんで寄りによって嫡男をもらうのよっ!!」

 それ乗っ取りでしょう。


「いや……長男だが、嫡男ではない」

「はあぁぁぁぁっ⁉ 長男が嫡男でしょう!!」

 家の跡を継ぐのは長男なんだから。


「マッセル家がいらないと判断したから長男だが、嫡男じゃない」

「そんないらないって」

 不用品を押し付けられたんじゃと言いかけたのを遮られる。


「――脳筋一家(マッセル家)がいらないと捨てようとしたんだ」

 その言葉で文句を言おうとしたのが止まる。


「…………一度会ってみるわ」

「ああ。――お前も気に入ると思うぞ」

 確信しているような言い方にどうだろうかという半信半疑な気持ちでその日を迎えることにした。





「初めまして、グランツ・マッセルです」

 緊張しつつもしっかり挨拶して来るその婿は脳筋一家で有名なマッセル家にしては細身な……あくまで筋肉質な家に比べるとなので平均的な身体つきだ。


 というか、どこかで見たことが……。


「税務局の文官ですよね……」

 思いだした。王城で商売に必要な書類を提出する時によく会った文官だ。何でここに彼がいるのかと首を傾げていると。


「借金の形で婿入りすることになりまして……」

「王城勤めの方ですよね……。商人よりも地位も名誉も……給金も高いのに?」

「………家族は騎士ではないのならせめて家のために役立て……と。商人でも文官でも筋肉を持って戦えないのなら同じだと……」

「? 嫡男ですよね……?」

「いえ…………我が家は騎士団に所属している者が跡継ぎと決まっているので僕は出来損ないと言われていまして………………」

「……………何その偏った考え」

 困ったように笑う様に、かなり偏った考えだなと呆れてしまう。


 出来ないことと出来ることがあちこちあるのが当たり前だ。商売は余らせて困っている人から買い取って足りない人に届けるのが仕事だ。

 どんなに食べ物が豊富でも保存できなかったら腐らせてしまうだけだし、どんなに素晴らしい道具でも使い手が居なかったら物置で邪魔になるだけ。


 それを調整するのが商人だと。そんな仕事を誇りに思っている。


 それと同じく、文官も必要な仕事だ。税金は国の維持に役立てるために使われる。どんなに商人が物を届けたくても道も橋もなければ届けられない。それを作るために裏方で手を回すのが文官であるし、騎士団だって文官の力が無いと情報も必要物資も届かないで倒れてしまうだろう。


「筋肉をよほど大事にしているんですね……」

 そうとしか言えない。


「ああ、まあ。そうです……」

 どこか辛そうに視線をどこかに向ける婿候補――グランツさま。


(勿体ない……)

 彼の仕事は遠目から見ていた。かなり優秀な人材でいろんな人に何かあったら呼ばれているのをよく見掛けた。


 何かの相談にのっていたような状況とか、重い荷物を運ぶのを手伝っていたのとか。

 ただ筋肉が付きにくいからというだけで……。


(うん? 重い荷物?) 

「先日。脱税した貴族からいろんなものを回収していませんでしたか? 金塊とか、宝石類とか………金庫も台車を使わずに運んでましたよね」

「ああ。あそこは段差があるので台車が使えないので……って、見ていましたか?」

「ええ。ばっちり。あの貴族は親交のあった商家の乗っ取りを始めており罰が当たったと興奮して見ていたので」

 あの貴族のせいで一時期、貴重な染め物が手に入らなくなるかと思ったものだ。


 あの染め物で作られた物は流行るだろうと商人仲間で感じ取って染め物を際立たせるための装飾品や染め物の特徴を生かすための衣装などを盛り上がって考えていたからこそ貴族の口出しに戦々恐々としたものだ。


 上手いこと宣伝になってくれるような方ならいいが、逆に独占しようとするような輩だったので脱税で捕まった時は喝采を送ったものだ。


「……重くなかったですか?」

「重くないですよ。裏ワザがあるので」

 裏ワザと言われたのでどんなことなのかと首を傾げると、

「えっと、僕は魔力を持っていて身体強化が出来るんですよ……」

 こんな感じでと机を片腕で持ち上げてみせてくれる。


「すごいですねっ!!」

 魔力持ちの人は少ないのに。

 それに関して心から感心したら。

「いえ……父たちからすればこんな小手先の真似事で力などと言えないと言われて…………」

 自分に自信なさげに微笑むさまに勿体ないと思える。


 魔力持ちは貴重だ。魔力の使い方は人それぞれだが、とある村では水属性の魔力持ちが水不足になった村に立ち寄って水脈を発見して井戸を掘ってくれて助かったという話もある。


 魔力持ちであるというだけでありがたられるのに小手先だけ扱い?


「かなり残念な方たちなのね……」

 優秀な文官。貴重な魔力持ち。そんな方なのに自分に自信が無いのは偏に筋肉だけを重要視する家族に不遇に扱われていたから。


「残念。なんですね……やはり」

 呟く声。


「すみません。お見合いなのにそんな話ばかりで……」

 グランツさまがもう家族の話はやめましょうと話を変えようとするがこのまま結婚となると婿の実家が後々商売に響くことがあるので、

「いえ。大事なことなので聞けて良かったです」

 だけど、気になるというか引っかかる。


「脳筋で有名だと聞いていましたけど、まさかここまで考えが偏っているとは思わなかったですが……」

「ええ。そうですね……」

 そんな返答をしてくる人を見て、確かに父の見立ては正しかったようだ。目が曇ったかと思って正直悪かったなと反省する。 


「いらないもの扱いをして、何かあると親だと大義名分をかざしてくる。そんな方たちです」

 だけど、その都度期待してしまう自分もいるのですが……。

 小さく付け足された言葉は本心だろう。


 そんな小さな弱音を聞いて、

「なら、見返してあげましょうか」

「えっ?」

 脳筋一家というだけで目が曇っていたことに対してのお詫びのつもりだった。


「貴方の素晴らしさを教え込んであげましょう」

 即断即決。商人は機会を逃さない。そして、勝算があると思うまで様子見も図る。


「ルンテ嬢。何をっ⁉」

 状況が把握できていないグランツさまに、

「彼らは騎士であることに誇りがあるんですよね。筋肉も当然ですが」

 違ったら大変だから念のため確認。


「えっ? ええ。そうですが……我が家は代々騎士の家系ですし」

「ならば、その鼻っ端を折ってあげましょう」

 戸惑っているグランツを連れて向かうのは、我が家の商隊を護衛している傭兵たちの所。


「特別給金を弾むからお願いを聞いてほしいの」

「ルンテ嬢っ⁉」

「私の婚約者……婿なんだけど、身体強化の魔法が使えるからそれを実戦向きになるまで訓練してちょうだい」

「ルンテ嬢?」

「姉御がまた突拍子もない面白そうなことを言いだしたな。じゃあ、やってみるか」

 やる気を出してくれる傭兵部隊のお頭に連れて行かれてそれからグランツさまは鍛えられた。


 筋肉が付きにくいのはあの脳筋一家が試したからすでに分かっていたけど。身体強化はまだ未発達だから鍛えれば何とかなると思った。


 これでも商人だ。人を見る目は鍛えてある。


 文官の能力はもともと優秀だったし、我が家の婿としては合格だけど、彼自身家族から認められていないというのがしこりとなっているのが感じ取れた。ならばそのしこりを壊してあげよう。


「今日も傷だらけね」

「実家にいた時の方が酷かったからこれくらい大丈夫だ。ルンテ嬢が薬を持ってきてくれるし」

「薬の取り扱いも我が商会は行っていますので」

「実践で試せるのは説明する時困らないよね」

 お頭の訓練の間に差し入れとして食事などをもってきて、手が空いた時間は様子を窺う。やはり彼は優秀だ。

 ただ怪我の治療をしているだけなのに商売の利益になる方法をすぐに思い浮かんでいるのだから。


 脳筋一家は見る目が無い。


「姉御。こいつ将来性がありまっせ」

「当然でしょう。うちの婿なんだから」

 お頭の感想にそう言い返すと、グランツさまは顔を赤らめて恥ずかしそうにしている。


「で、姉御。ここまで強くしてどうするんですか?」

「そうね……馬鹿にしていた長男が戦闘能力が上だったらどう思うのかしらって企んでいたんだけど……」

 その見せつける場面が思い浮かばないのよねとさすがにそれは盲点だったとため息を吐く。


「姉御。詰めが甘くないっすか~」

 お頭に揶揄われると、

「うっさいわね~」

 すぐさま反論。


「……ルンテ嬢とお頭。仲いいんですね」

 そんなやり取りを複雑そうな顔で見てくるグランツさま。


「姉御と仲いい? 冗談でもそんなこと言うんじゃねえっ。俺にはれっきとしたかみさんが」

 お頭が何を誤解されたらまずいのかそんな風に慌てて言い返す。


「かみさん……」

「愛妻家なのよ。お頭は。以前お嬢呼びだった時に私との仲を勘違いされて、それっきりお嬢から姉御呼びになったわ。…………私の方が年下なのに」

 その時の騒動を思い出して溜息が漏れてしまう。


「そ、そっか、妻帯者か……なら大丈夫か……」

 ぼそぼそと呟く様にもしかして嫉妬してくれたのかと思ったけど、借金の形の婿入りで実家に見返すためだけにとここまで過酷な訓練をさせて、ついでに新商品のモニターをさせている嫁なんて嫉妬する対象にならないわねと自分のお花畑な思考に呆れてしまう。


「それにしても……見返す手段ね……」

 そういう大会があれば一番楽だけど、トーナメント式でいつ当たるか分からないものに懸けるわけには行かないし、その時には手段を取られているか……手段を取られているのなら見返したという点では成功かもしれないが途中でグランツさまが負けて戦闘の様子を知らないで罵るだけ罵る可能性もあるのでそんな方法は出来ない。


 うちの傭兵たちと結婚で繋がりを持つから訓練をさせてほしいと伝えるのも手だけど、あの手の貴族はこっちに要求ばかり押し付けて何もしないのよね。


 そんなことを考えている間にも着々と結婚式の準備が進んでいく。


 訓練をしつつ、結婚式の打ち合わせをして、グランツさまは城の仕事を辞めるので引き継ぎの用意もして……などなど。忙しい日々の中やっと結婚式を迎えたのだが、


「姉御っ!! 婿の一家やらかしそうだぜっ!!」

 お頭が傭兵仲間から聞いた情報を伝えに最後のお色直しの最中に話を持ってくる。


「あの脳筋一家。いかに自分たちが優れているかを見せつけるためにドラゴンの子供を披露宴の出し物にするつもりで檻を持って来てやがった」

「はあぁぁぁぁぁ!! 子供を取り戻しに来るドラゴンの襲撃待ったなしじゃない!!」

 どれだけ町に損害が出るのよ。父にもすでに報告していると言うことなら、町の住民に避難の呼びかけはすでにしてくれているだろう。だが、式を中止してすぐにドラゴンに子供を返すための対策をしないと、町の被害の補填を我が家でしないといけなくなる。


「何やってくれるのよぉぉぉお!! あの脳筋一家ぁぁぁぁぁ!!」

 叫んだと同時に同じく報告を受けたグランツさまが慌てて控室に入ってくる。


「ルンテ嬢。うちの家族がすみませんっ!! 最初は顔出すつもりもなかったみたいですが、どうも招待客に騎士団長が居るのを知って売名目的でドラゴン退治のパフォーマンスをしようと言い出したみたいで……」

「そんな簡単に竜騎士になれるわけないでしょう!!」

 というかなんでドラゴンの子供を手に入れたのか。


 お色直しの準備中で化粧もまだだったけど、慌てて結婚式の中止を呼び掛けに式場に向かって事の次第を伝えると、

「はぁぁぁぁっ⁉ 何を言っているんだっ!! せっかくドラゴン討伐を今からするつもりだったんだぞ!!」

 そんなことをいきなり言われて、その声の主を見ると筋肉ムキムキの青年。


「…………………………弟です」

 心底認めたくないという感じで告げてくるグランツさま。


 どうやら、子供を囮にして親を呼び出して披露宴でドラゴンを討伐するというパフォーマンスをするつもりだったようだ。人の結婚式を何だと思っているんだ。


「そのためにドラゴンの子供を捕まえてここに持ってきたんだぞ」

 檻を見せびらかすようにムキムキの青年――未来の弟なんて思いたくない馬鹿が叫んでいるのを子供でも恐ろしかったのか悲鳴が上がる。


「ほら、もうじきドラゴンが来るから。すぐに俺が退治してやるから!!」

 ムキムキが指差した先にはドラゴンの姿。


「騎士団長!! 見てください!! 今から退治してみせますのでっ……って、団長は……」

「騎士団長はドラゴン被害が出ないようにいま指示を出しに本部に戻りましたよ」

 そこで動かなかったら騎士団長失格でしょうと呆れながら告げると、自分が活躍するところを見てもらおうと思っていたのにムキムキは、やる気がそがれたとばかりに檻を蹴り飛ばして、子供のドラゴンが怖いのだろう怯えたように鳴いていた。


「子どもを刺激してどうするのよ!!」

 これでますます親ドラゴンが手をつけられなくなったら困ると悲鳴のように叫ぶと、

「檻を壊して……。今すぐ子供を解放すればあるいは……」

 呟く声と共に檻の扉を破壊していく。


「おいっ、何を!?」

 文句と共に檻を壊そうとするグランツさまを止めようと殴ろうとするムキムキ馬鹿を、

「黙れ」

 逆に殴られて飛んでいくムキムキ馬鹿。


 身体強化の術がきちんとコントロールできていると褒めたくなるが、それよりも先に子供のドラゴンを親の元に連れて行かないと……。


「馬車っ!!」

 そうだ。新郎新婦のお披露目用に屋根のない馬車を用意してあった。あの馬車なら子供のドラゴンを乗せられる。


 花とかリボンで飾られている馬車に子供のドラゴンと共に乗り込むと、馬車の操縦席にグランツさまが乗り込んでドラゴンに怯える馬を宥めながら親ドラゴンの元に向かう。


「あなたのっ!!」

 喉が張り裂けんばかりの大きな声でドラゴンに子供が見えるように持ち上げて……持ち上げられるサイズでよかったと内心思いつつ、持ち上げられるサイズだから連れ攫われたのだろうと妙なことを考えつつ、

「あなたの子供はここよぉぉぉぉ!!」

 子供を取り戻そうと半狂乱に暴れる親ドラゴンと町を守るために臨戦態勢だった騎士団の間に入るように向かって、馬車に子どもドラゴンを置いて、すぐに騎士団の元に向かう。


 馬車の中の子どもドラゴンと空から現れた親ドラゴンは互いを確認するように顔を近付けて、やがて前足に子どもをのせて去って行く。


「「よかった……」」

 危機は去った。


「あっ、そう言えば、グランツさま」

「何ですか?」

「あのムキムキ弟殴っていましたね。殴られる前に」

 見返しましょうと身体強化を身に着けていたけど見返す機会ないと思っていたが、今回の騒動だ。


「十分ざまぁさせられましたね」

「それどころか、此度の騒動の責任取らされるでしょうね……。まあ、僕も結婚式を台無しにされたので訴えますけど」

 それだけのことをやらかしたのだ。


 グランツさまはどこか複雑そうに、だが、やがて力が抜けたようにすがすがしく笑う。


「清々します」

 家族に振り回されてきたがこれで家族と縁を切れると嬉しそうだ。


「――なら、よかった」

 グランツさまの才能を見抜けなかった家族など捨ててしまえばいい。そう笑いかけると。


「ルンテのおかげです」

 ありがとうと言われて、微笑まれるとつい見とれてしまう。


 見とれていたので初めて名前を呼び捨てにされたことに気が付かなくて、その事実に気付いてからはしばらく心臓が激しく高鳴って落ち着かなかった。


 本当に、良い婿を手に入れたものだ。

自分を肯定されると惹かれるのは当然ですよね。

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― 新着の感想 ―
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貴族家は賜った官職を代々引き継ぎます それは公爵家の高位貴族から末端の騎士爵家まで同じです その職務に応じて国から俸給を貰うのですからね なので全く偏った考え方では無く、極めて当然に騎士爵家の人間は…
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