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⑸『虚構の船と、虚構の羽』

⑸『虚構の船と、虚構の羽』



船をこいでいく方が、よっぽど骨が折れる。大体、羽で空を飛ぶなんて、有り得ないだろう。それでも、我々は、夢の中で、虚構の船と、虚構の羽、のことを、知って居る様である。何、簡単なことだ、夢を見れば良い。



それはそれで、一つの小説足る俺の、この小説における、述べたい所の痕跡が、ありありと、浮遊するだろう。芸術家の様な芸術家、芸術家らしくない芸術家、船も羽も、俺には不必要な気がしている。どうにかなる、生きて居れば、どうにかなる。



ぱっと、手を離した瞬間に、俺は、橋から、下位の河へと転落し、流されて行く、息も出来ずに、これで終わるんだろう。船があったら、羽があったら。俺は、虚構を再現し、必要とし、息を吹き返すだろう。現実、これも現実じゃないか。馬鹿気たことを言うんじゃない、虚構を使った、現実じゃないか。

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