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⑴『虚構の船と、虚構の羽』

⑴『虚構の船と、虚構の羽』



些か、執筆に、迷いが出ている。何かあった訳じゃない、ただ、小説の賞に応募することに、この十数年の応募の努力が報われなかったことに、疲弊しているのだ。些か、執筆に、迷いが出ているとは、沿いう状況下からの、迷いである。



小説を書いて、何になる、と聞かれれば、俺は即答することが出来ないだろう。疲れによって、芸術至上主義を名乗るのさえ、疲れた証である。全ては、虚構だったのだろうか。執筆家として居ることは、人生の虚構だったのだろうか。



分からないな、全く以って、分からない。視力も減退している。真実を書いて来なかった、そんなことはない、或る程度は、実生活を時折降る雨粒の様に、真実を織り交ぜて来たのだ。今俺は、虚構しか、書けないような気がしている。

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