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財務省のトップとしてやってきたが出世欲に負けた信頼していた部下達に追放された私は新政党を作り選挙で大勝ち!政権を取ったので早速財務省解体へ!財務省側についてくれと言われてももう遅い...

あらすじ

国家の財政を牛耳る財務省のトップとして辣腕を振るってきた主人公・三条さんじょう 悠真ゆうま

しかし、信頼していた部下たちは裏で結託し、彼を追放。権力争いの末にすべてを失った悠真は、絶望の淵に立たされる。


だが、彼は諦めなかった。

「国を変えるのは官僚ではなく、政治だ。」

そう確信した悠真は、新たな政党「新生日本党」を結成。

財政改革を掲げ、民衆の支持を集め、選挙で圧勝――ついに政権を奪取する!


かつての部下たちは焦り、すり寄ってくるが、悠真は冷たく言い放つ。

「もう遅い。君たちの好きにはさせない。」


そして、彼が最初に手をつけたのは 財務省の解体 だった――!

第1章:財務省からの追放


俺の名前は三条悠真。元財務事務次官――つまり、日本の財政を牛耳る財務省のトップだった男だ。


長年、財務省の中枢で働き、この国の経済政策を作ってきた。だが、その功績を信頼していた部下たちに裏切られ、俺は財務省から追放された。


「三条次官、申し訳ありませんが、あなたには辞めていただきます」


そう言ったのは、俺が育ててきた部下の黒崎だった。


「…これはどういうことだ?」


「財務省の方針にそぐわない発言が多いということで、上層部で決定しました」


つまり、俺が財務省の利権構造に反発し、減税や規制緩和を推進しようとしたことが気に入らなかったのだろう。


俺を蹴落とし、出世するために。


…ふざけるな。


だが、今さら何を言っても無駄だった。俺は財務省を去るしかなかった。


この国を経済的に豊かにすることが俺の使命だったのに――


「財務省め……絶対に許さん」


俺はこの時決意した。


財務省を解体し、官僚支配の時代を終わらせる。


第2章:地獄からの再起


財務省を追放された俺は、一人、東京の街を歩いていた。


霞が関の重厚なビル群を遠くに眺めながら、俺は歯を食いしばる。


「財務省を潰す…か」


その言葉を口にしたとき、正直、自分でも驚いた。俺は生まれてからずっと、国家財政を支える財務官僚として生きてきた。財務省こそが日本の中枢であり、俺はその中心にいたはずだった。


だが、その財務省が俺を裏切り、捨てたのだ。


ならば、俺は復讐する。


財務省を解体し、官僚支配の時代を終わらせる――そのために。


しかし、どうやって?


俺は今や一介の民間人だ。元財務次官という肩書はあれど、政治家でもなければ、影響力のある立場にもいない。


そんな俺が、財務省を潰すなど可能なのか?


「…政治か」


ふと、その言葉が頭に浮かんだ。


官僚ではなく、政治家になれば――俺は国を動かせる。


財務省を潰せる立場になれる。


だが、政治家になるには何が必要だ? どこかの政党に入るか? それとも、自分で政党を作るか?


「フッ…そう簡単にいくわけないか」


俺は苦笑し、深夜の東京を歩き続けた。


そのとき、背後から声がかかった。


「お前が財務省を潰すと言うなら、俺も協力しよう」


振り向くと、そこに立っていたのは――橘一成だった。


2


橘一成。


彼は野党の若手政治家であり、「財務省解体論者」として知られる男だ。財務官僚たちからは「危険人物」とされ、徹底的に潰されようとしていた。


「財務省を潰す? お前、そんなことを本気で考えてるのか?」


橘は笑った。だが、その目は真剣だった。


「…お前も財務省に恨みがあるのか?」


「恨み? そんな生ぬるいもんじゃねえよ。あいつらは国のためじゃなく、自分たちの権力維持のために政治を歪めている。俺は、それが許せないだけだ」


橘の言葉には力があった。俺は彼を信用してもいいのか、慎重に見極める。


「お前は政治家として、財務省に勝てると思っているのか?」


「一人じゃ無理だ。だが、お前がいれば話は別だ」


橘はニヤリと笑い、手を差し出した。


「お前が政界に来れば、財務省と戦える。俺と組めば、政党も作れる。どうだ?」


俺はその手を見つめる。


俺には失うものは何もない。


「…面白い」


俺は橘の手を握った。


これが、新政党「新生日本党」誕生の瞬間だった。


3


橘と共に動き出してから、俺はまず政治の基礎を学び直した。


財務官僚として培った知識はあったが、政治家としての戦い方はまったく別物だった。


「選挙に勝つには、金と人脈が必要だ」


橘の言葉に従い、俺は政財界の有力者たちと接触を試みた。幸い、俺の知名度は高かった。


「三条さんが立つなら、応援しますよ」


そう言ってくれる人間も少なくなかった。特に、増税政策で苦しめられてきた経済界の人々は、俺の「財務省解体論」に強く共鳴した。


「財務省がなくなれば、日本経済はもっと自由に動ける」


「官僚支配を終わらせてくれ」


俺は次第に支持を集めていった。


そして――ついに、選挙の時が来た。


俺は「新生日本党」の党首として、衆議院選挙に立候補する。


目標はただ一つ。


財務省を潰すための政権奪取。


ここから、本当の戦いが始まる――。


第3章:政治の世界へ


橘一成と共に立ち上げた**「新生日本党」**は、急速に勢力を伸ばした。


「財務省解体!」


このスローガンは、多くの国民の心をつかんだ。


なぜなら、国民は財務省の増税政策にうんざりしていたのだ。消費税、所得税、法人税……上がる一方の税金に、苦しめられていた人々は多かった。


「三条さんなら、この国を変えてくれる!」


演説をするたびに、俺への支持が増えていくのが分かった。


だが、政界は甘くなかった。


「元官僚風情が政治家になれると思うなよ」


既存の政治家たちは、俺を潰そうと躍起になった。特に財務省と結びついた与党幹部や大手メディアは、俺に対するネガティブキャンペーンを繰り広げた。


「財務省解体なんて無謀だ!」


「彼の政策は現実的ではない!」


だが、俺は動じなかった。


「お前らこそ、日本をどれだけダメにしてきた?」


選挙戦は熾烈を極めた。だが――結果は、俺たちの圧勝だった。


「新生日本党」120議席獲得!


俺は国会へと乗り込んだ。


俺の戦いは、ここからが本番だった。


第4章:財務省との戦い


国会に足を踏み入れると、財務省の息がかかった議員たちが睨みつけてきた。


「三条、お前ごときが政治を動かせると思うな」


「貴様のような素人に何ができる?」


俺は笑って答えた。


「お前らが腐った政治をしてるから、俺が出てきたんだろ?」


俺は財務省解体法案を提出した。


・財務省の解体

・税制改革(消費税の廃止、所得税の軽減)

・官僚の権限縮小


これを実現すれば、財務省の独裁は終わる。


だが、財務省も徹底抗戦してきた。


「財務省解体など許されない!」


「財政が混乱する!」


メディアも使い、俺を批判するキャンペーンを張った。


だが、国民は俺を支持した。


「俺たちは三条を信じる!」


そして――


財務省解体法案は、可決された。


第5章:財務省、崩壊!


財務省は解体され、財務庁、国税庁、経済財政庁に分割された。


「終わったな」


俺は解体された財務省の跡地に立ち、呟いた。


だが、これで終わりではなかった。


これからが、日本経済復活の始まりだ。


第6章:経済改革の始まり


財務省解体後、俺は以下の政策を推進した。


・消費税の廃止

・法人税の大幅引き下げ

・公共事業の拡大


結果、日本の経済は劇的に回復した。


「景気が良くなった!」


「給料が上がった!」


街には活気が戻り、経済成長率は年5%超えを記録した。


第7章:裏切り者たちの末路


俺を追放した黒崎や吉田は、官僚としての地位を失い、政界からも追放された。


「すまなかった…許してくれ…」


黒崎が泣きついてきたが、俺は冷たく言い放った。


「お前はもう終わりだ」


彼らの時代は、完全に終わった。


第8章:世界が注目する日本へ


俺の改革により、日本は再び経済大国として復活した。


「日本は世界一の経済成長国となった!」


海外からも評価され、俺は世界的なリーダーとして認められた。


第9章:新時代の幕開け


俺の支持率は驚異の90%超え。


もはや誰も俺を止めることはできなかった。


国民の圧倒的支持を受け、俺は次の決断をした。


「俺が総理大臣になる」


第10章:総理大臣・三条悠真、誕生!


ついに俺は、日本の総理大臣となった。


「これからも、日本を豊かにしていく!」


国民は歓喜し、俺の名を叫んだ。


そして、日本は本当の意味で世界最強の経済大国へと生まれ変わったのだった。


(完)

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― 新着の感想 ―
ハイテンポ。面白い。 後半辺りから非現実増してきてカオスすぎてもはやおもろい。
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