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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

赤の婚約破棄

作者: 五連らむ

熱に浮かされて(風邪)書きました。

普段はノクターンで毎日書いてます。

「あああああああ!!!」


これは誰の声だ?


私の両腕からドクドクと熱いモノが止め処なく流れていくのはナンダ?


誰かの悲鳴が耳を突き抜ける。


「お前は我が花嫁を傷つけた。万死に値する行為だが花嫁が命だけはと言うから腕だけで勘弁してやる」


「あ、あ、あ、あ…」


痛みが頭に追いつき脳が焼かれ目の前で剣を振るった相手の声が脳に突き刺さる。


どうして、どうしてこんな事になったんだ…。



#数分前


「エリス、この場でお前との婚約は破棄する!」


決まった。


私は横に立つ麗しの男爵令嬢(ジェシカ)の肩を抱き寄せた。


私の体に腕に柔らかな感触が感じられる。


「理由は言われなくてもわかるだろうが説明してやろう。お前は我が愛しのジェシカを傷つけた!学内でのイジメ、証言は上がっている!」


私の言葉にエリスは何も言えないでいる。


これだけ私に言われても少しも顔が歪む様子がない。


その澄まし顔が私はずっと嫌いだった。


多少野蛮だがその顔、物理的に歪ませないと気が収まらない。


公衆の面前だが頬を張ろうとエリスの肩を掴み手を振ろうとした瞬間両腕に衝撃が走った。


「汚い手で我が花嫁に触らないでもらおうか」


「殿下!」



#現在


「公爵令息、君と我が花嫁との婚約はとうの昔に破棄されている。もちろん君の瑕疵で、だ。いや、今日付で貴族籍から抜かれているからもう公爵令息ですらないか」


「な、何が…」


痛みで思考が纏まらない。


「もう1度言おう、君は貴族ですら無いのに侯爵令嬢たる我が花嫁を傷つけ今危害を加えんとした。そしてそこにいる男爵令嬢、虚偽により高位貴族を貶めようとしまた複数の貴族令息と関係を持ちその婚約者達から訴えが出ている。2人とも連れて行け!」


意識が薄れていく。


「嫌よ、助けて!ジョージ、ブライアン、ケイン、誰でもいいから助けてよ!!」


ジェシカが何か叫んでいるが私にはもう聞こえない。


どうして、どうしてこんな事になったんだ…。

現行連載

スキル「童話」は思いの外強かったようです~俺はお伽話の主人公達の力で成り上がる~

https://novel18.syosetu.com/n2281hs/



完結済前作「TSファンタジー ~魔女により女になってしまった冒険者が数多の受難を受ける~」↓

https://novel18.syosetu.com/n0979ho/



さくしゃついったー

https://twitter.com/kgut0Cjeu1iLRfz

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