とあるライターの手記[一部抜粋]
【アレット暦109年 4月29日】
ママッド・アレン王国と、陸軍の元軍曹率いる反乱軍の一戦がやがて隣国を巻き込む戦争……
通称『偉大なる争い』が勃発。
【アレット暦114年 2月7日】
5年弱続いた戦争は、反乱軍の拠点鎮圧により
ママッド・アレン王国含め連合国の勝利に終わる。
【アレット暦120年 5月16日】
反乱軍を率いた元軍曹の、シャオー・リエントを含め
重要人物、数名の処罰が発表。
1年以内に、『大罪人の刑』執行されるとの事。
【アレット暦121年 5月15日】
全ての『大罪人の刑』が終わる。
長い1年ではあった。
【アレット暦130年 4月28日】
シャオー・リエントの部下で、『罪人の一員』のマチェン・バーノラーが地下牢から逃走の一報が入る。
どうやら、管理主を殺害して逃げたみたいだ。
【アレット暦130年 4月29日】
『終戦の地』より、マチェン・バーノラーが再び戦争を仕掛ける事を宣言した。
これが、更なる悲劇を生むキッカケになるとは
まだ誰も知らなかった。