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前編

 お初にお目にかかります。まずは私のつたない作品に目を向けてくれたことに感謝です! 

 小説なんて学校の課題でしか書いたことがないのにも関わらず、歴史上の軍人たちに勝手に憧れ、自分も架空戦記を書いてみよう! などと軽い気持ちで書き始めてしまいました。 

 文章も戦術もおざなりですが、そこはズブのド素人の初投稿ということで、暖かく見守りつつアドバイスしてくれるとありがたいです。

(本格的にドンパチ合戦を始めるのはこの次の回からです。申し訳ないです。)

 束の間の勝利に沸き立つ砦、その中枢の一室にて外とは一転、神妙な面持ちで卓上の地図を眺める者たちがいた。

 


 彼らは獣人連合とビルカヘス帝国の間に起きた大戦、俗に第三次獣征戦争と呼ばれる戦いの獣人側の快進撃の立役者である。 



 「先の攻城戦で帝国が植え込みやがった前進拠点は完全に駆逐できた。残存兵力は十分、敵の橋頭堡はゼロ、まぁ…あれだ、要はやっと相手と同じラインに立てたってわけだ。」 



 重苦しく張り詰めた空気を割き、口を開いたのは獣人連合総指揮官、ハルケール・クラウンゼンだった。



 獣人と人の混血という出自故に迫害を受けてきたが、傭兵として頭角を現し数多の戦場を渡り歩いたという、つまりは煮ても焼いても食えぬ怪しい男である。この戦争でも元はただの雇われの傭兵隊長として私有兵を伴い参戦しただけであったが、所詮は烏合の衆でしかない獣人連合は類い稀な戦術眼、そして指揮能力を持つ彼を新たなリーダーとして求めた。



 「相手の足掛かりは潰れ、獣人領に残ってる人間は捕虜と俺の傭兵隊くらいだ。加えて、各地から多数の援軍も集結しつつある。そいつらを奪取した砦の防備につければ、俺たちもようやく自由行動ができる。だからこそここは一気に反転、攻勢に打って出よう…なーんて俺は考えてるわけなんですが、そこんとこどう思うよ?」



 彼はかねてよりかねてより思惑していた己の持論を展開する。



 「俺は賛成だなァ。いい加減砦は見飽きてたところだぜェ。」

 「あたしも~!ハルケールさんの野戦指揮してるとこ見た~い!」 

 「私も同じく。このまま防戦一方でも埒が明きませんからね。帝国領へ侵攻、産業都市を制圧しつつ今後のリソースを確保し、あわよくば早期講和を引きずり出す…この方針で良いかと。」 

  


 その後も俺も、俺も、と各隊の指揮官たちの肯定の声が続く。



 戦争において、特に重要視される幾つかの原則の中には目標、そして主導が含まれる。戦史上の偉大な先人たちの言うことには〝戦いには最終目標があり、その着地点を見失わないこと″、〝その為には先動、先制によって戦い全体の主導権を手にすること″が肝心なのだという。 



 そういった点で見れば籠城戦や敵前進拠点の攻略など、後手に回る戦いが続いていた獣人側は主導権を奪われ、不利な状態であると解釈できる。だからこそ、彼らとしては戦争全体の流れを変え、戦況をこちらに傾けさせたいのだ。



 「と、すると問題は目の前の敵さん方をどうするかだなァ。獣人領と帝国の間に居座ってやがるのはレトエルス辺境伯の野郎だァ。おそらくこっちが攻めれば確実に奴は阻止しに来る。あいつの指揮する重騎兵は、単騎で俺ら獣人と殺りあえるくらいには鍛えてあったからなァ、そんなのがウジャウジャいるんだぞ…どーするゥ?」



 先の攻城戦では本領発揮はできていなかったが、獣人たちの間では敵の騎兵の強さは十分認知されており、不安の種として連合内部でも拡大しつつあった。



 大陸の歴史の初期より断続的に続く獣人と人類の争い、その均衡が崩壊したのは重騎兵による戦術が確立されたことが大きい。彼らの持つ機動力、突撃力は獣人の恵まれた身体能力に追随し、防御力にいたってはそれを凌駕すらしていた。 



 レトエルス辺境伯は獣人族に対する帝国の防波堤として長年、その名声を轟かせている大貴族の家系である。当然、その軍隊の練度も高く、過去の歴史でも重騎兵による攻撃を巧妙に活用し、幾度となくその軍勢をもって外敵を打ち砕いている。



 しかして、否、だからこそ、確実な勝利の為にもハルケールは対策を講じていた。



 「あいつらに対しての布石は用意してある。明日の早朝あたりには俺の馴染みの商人どもから届くはずだ。」

 「嗜好品ですか?経費でそれはアウトですよ~。」 

 「れっきとした軍備品だっつーの!つーか経費うっちょろまかしたのはお前だろ!」 

 「うへぇ、あれは忘れて下さ~い!」 

  


 新策披露にハルケール含め場の誰もがやや興奮冷めやらぬという状況、おもわず軽口がこぼれた。この場に列席する他の者たちの間からも同様なざわめきが広がる。



 「で、その約束のブツとは?」 

 


 指揮官の一人の言葉に場の熱気は冷静さを取り戻した。



 「すまん、話がそれたな。結論から言おう。重騎兵への対抗手段として今回使うのは〝火薬″だ。」  

 「火薬ゥ?なんだァそりゃァ?」 

 「ちょうど獣人領の下に位置する大国、燕環が最近開発した新兵器ですね。熱等をきっかけにして大規模な衝撃を発生させる物質と聞き及んでいますが…」

 「そう、まさにそれだ。まだ帝国やらそっちの方の連中には広まっていないが、それも時間の問題だ。だったら弱点がバレない内ににとことん使い倒してやった方が得策だ。まー、論より証拠、百聞は一見に如かず、ってやつだ。ガワだけだが形は作ってある。」 



 卓上に鈍い音が木霊し、歪な球体が置かれる。それはちょうど大の大人が小脇に抱えれる程のサイズの金属製の容器だった。表面には中に火薬と屑鉄を詰める穴と、そこから伸びる導火線があった。 



 「擲弾って言ってな、燕環ではこれに火を付けて投石機でブッ放すらしい。生憎俺らにはそんな御立派な装置は無いが、なーに、心配すんな。獣人の肉体なら投擲するだけで同じ位の飛距離を出せるだろ。」

 「なるほど、つまり擲弾を投げつける後方支援部隊を編制し、レトエルス辺境伯の重騎兵へ威嚇と攻撃を同時並行して行いその突撃力を減退させる訳ですね。」

 「う~ん、そんな妙なボールでなにか変わるのかな~?」

 「ま、一種の実験と言えなくもないな。だが、どちらにせよ無策で敵に突っ込むのは手の込んだ自殺にしかならねーからな。一発逆転、博打上等で思い切った作戦に出るしかあるまいさ。どうせなら、うーん、アレだよアレ、〝その時、歴史が動いた!″みたいなのを目指していこうぜ。」


 

 ハルケールが作戦に起用した火薬等を用いた兵器の本質は、その扱いやすさにある。



 この時代の遠距離攻撃の手段といえば弓兵の射撃がメインで、あとは彼らの会話にもあるような攻城用の投石機くらいだった。が、しかし、これらの特徴として習得難易度の高さが挙げられる。一朝一夕に身につくものではなく、長い鍛錬や、種類によってはそれ相応の体格も求められた。つまりは兵士の育成、補充に即効性を結び付けられないのだ。



 一方、火薬となると話が違ってくる。この擲弾に至っては着火、投擲の二行程でことが済んでしまうのだ。一週間もあれば獣人の女子供でも容易に騎士をアウトレンジから殺傷できる戦力へと変貌させられる。各部族の志願兵の寄り合いである獣人連合としては、真っ向からぶつかる野戦でのこの練度の差を埋める手段が必要不可欠なのだ。


 

 「ただ、ここに至るのにも多くの苦労があったもんだ。居残り組様々だな。」



 むこうで製造が続けられている火薬(正確には黒色火薬)だが、その実、安定した生産ラインの形成には至っていない。原料の一つである硝石は現在、硝石丘法と呼ばれるやり方で人為的に生産されているが、その採取には5年程の月日がかかるのだ。全国規模ならまだしも一部地方にしか普及してない状態、結果として燕環は慢性的な硝石不足に陥っていた。



 そして彼らが目を付けたのが、獣人領に位置する北方山脈の鉱床だ。長年誰もその価値を見出せずにいたため、ほぼ手つかずの硝石がゴロゴロ転がっている。だからこそ獣人連合はそれを利用する手を考案した。



 領域内地に駐屯させた残存兵力を採掘の任に就かせ燕環へ輸出、さらに今後のさらなる安定供給を条件に、現在用意できるだけのありったけの火薬を引き出すことに成功したのだ。



 「硝石丘法が普遍化するまでの期間限定商売だ。あまり寿命は期待できねー。まー、ほとんどの指揮官はとっくの前に知ってた話だがな。」

 「あんまりだァ。俺だけハブられてンのかよォ。」

 「前の軍議でちょっと鉱床の話してたじゃないですか~。頭の中戦闘一色だから忘れちゃうですよ~。」 

 「バカでも分かるように説明してなかった私の落ち度ですね。申し訳ないです。」



 たわいないジョークが彼らの関係性をよく物語っている。此処までいくつもの修羅場をくぐり抜けて来ただけあり、その連帯意識もだいぶ強まってきているという証拠なのだろう。



 そこに目には見えず、しかして確かな結び付きがあると感じるのはハルケールもまた同じである。



 孤独に彷徨い、土埃にまみれ、やがて野垂れ死ぬ…そんな人生しか残されていない、そう認識していたからからこそ、彼は今この時こそ、己の渇望し続けていた日々だと信じている。



 コイツらと共に偉業を成してやろう、俺たちの栄光を遍く世界中に轟かせてやろう、決して表には現れない、そんな飽くなき野望が彼の心に巣くっているのだ。



 その望みを形にすべく、彼は優秀な同志たちへ向けた伝令を言葉にする。



 「各隊から肩に自信のある奴を徴募して擲弾兵の部隊を編成する。同時に歩兵隊もまとめて再編成だ。各部隊長は兵員との報連相を徹底しろ。侵攻は一週間後、それまでに大規模な機動ができるよう訓練を行うぞ。」



 今後の野戦での動き、戦略上の目的等を共有し、軍議は解散した。



 獣人たちの〝歴史が動く"、その瞬間が迫っていた。








  ーーーーーーーーーーーーーーーーー







 「ぜ、前線部隊より報告でございます!一昨日、獣人領最後の砦が陥落した模様です!」

 「了解した。撤退してきた兵には三日程の休暇をあたえろ。すぐにまた戦列に加わってもらうことになるだろうからな。」

 「りょ、了解しました!」


 慌ただしく口上を述べ退出した一般兵とは対照的に、その男は変わらず冷静に思惑を巡らせる。



 彼こそは〝帝国の盾″と呼び畏れられた第十六代レトエルス辺境伯アルテウル・フォン・エクセンその人である。



 十数年前に勃発したビルカヘス帝国内の皇位継承を巡る内紛においては、現皇帝麾下の将として多大な戦績を残し、その武勇は国外にまで届いてる。また、内政面でも高い評価を得ており、まさに文武両道を地で行く人物である。



 「閣下、今後の動きを如何にせんと存じますかな?」

 「獣人どもとしては自陣に入り込んだ外部勢力の一掃が完了した状態、つまり戦争における一つの小休止といったところだ。おそらくここからは敵の首脳の思想によって動きが変化してくるだろう。」

 「具体的に申しますと…?」

 「第一に敵が小心者の場合だ。そういう輩は大抵、大きな流れの変わり目で己の判断の正誤に迷い、臆する。するとどうだ、その軍勢はこれを適当な落としどころだと妥協し行動してこない。第二に野心を抱く者だ。これは明確な光明をその目に捉え、一度掴んだ好機を限界まで使い切る、そういう者のことだな。ふむ、私としては、あれほどの戦いぶりだ、彼奴らを導くハルケール・クラウンゼンとかいう男は後者の方だと睨んでいる。」

 「つまり、戦況の一挙挽回を狙い攻勢に出ると踏んでいらっしゃるのですかな。」

 「左様。」



 この歴戦の将にとってこれは特段気負うものでもなかった。それは決して慢心からくる驕りではなく、獣征の大家、レトエルス辺境伯家に生まれたからこその一つの使命感と誇りによるものであった。



 〝常に冷静であれ、敵には冷徹であれ。″領主としての心構えを説いた偉大な先祖の哲学を胸に留め置き、自らの臣下へ次の打つべき施策を命令する。



 「直ちに領外からも志願兵、傭兵を募らせよ。領内の志願兵、皇帝陛下からの派遣兵と合わせて歩兵部隊を編成する。加えて我が直営の残りの重騎兵にも召集をかけよ。持てる全戦力をもってあの蛮族どもを迎撃する。境界線の哨戒の強化も忘れぬように。」

 「かしこまりました。直ちに手配致します。」

 「それと〝例のアレ″の用意も必要だ。先祖代々受け継いできた無用の長物、その出番を拝めるかもしれぬぞ。」

 「〝アレ″ですか。確かにいかほどまで効力を示すか、興味は沸いておりますな。ん、ああ…申しそびれました。実は若様のことで少々…」

 「父上!」



 臣下の言葉を遮り、執務室に己が声を響かせたのはアルテウル卿の嫡子、ケーニス・フォン・エクセンだ。



 「ケーニス、今は重要な会議なのだ。下がっておれ。」

 「無礼は承知の上での願いでございます。父上、どうか、どうか私めも此度の戦、その戦列に加えては頂けないでしょうか。」

 「閣下、若様も今年で齢十六、そろそろ初陣を迎えてもよい年齢でございます。私は良い機会かと存じております。」



 たしかに有力貴族の嫡子ならこの年齢での初陣も早すぎるとは言い難い。ケーニスへの英才教育も完璧に施してある、とアルテウル卿自身も自負している。しかし初陣とは元来、場慣れを目的としてる面が強く、この様な大局がかかった戦い、すなわち死と隣り合わせの激戦には向いていないのだ。



 「民の平穏を脅かす蛮族の討伐こそ我々上に立つ者の務めなれば、私も帝国の威信をかけて戦いとうございます!」

 「ならぬ、ならぬぞ。その思考こそが危ういのだ。民の平穏こそ全てであれど、正義のみでは物事は解決できない、そう申しているのだ。帝国へは忠義ではなく猜疑心を持つのだ。我らは〝帝国の盾″なれど常に守るべき背後にこそ目をを光らせなてなければならぬ。それを知ってこそ一人前の領主であり、陣に立つべき将なのだ。故にお前にはまだ早すぎる、そう申しているのだ。」



 ケーニスの思い、それも十分に理解出来る。だからこそ若気の至りに流されず、大成した器としてきたるべき時にその瞬間を迎えて欲しいのが親心というものだ。



 この国の王侯たちはいつ何時こちらの寝首をかいてくるかわからない、信用ならない連中だ。基本的に利己主義で、常にこちらの弱みを探っている、つまりは足の引っ張り合いと横槍の専門家、ということだ。



 しかしケーニス、彼も己の内に燃える情熱をここで燻ぶらせる訳にも、諦める訳にもはいかないのだ。



 両者の言い争いは平行線を辿っていく。



「帝国中央からの派遣兵には軽騎兵も多く編入されてると聞き及んでます。若様には予備隊としてそちらを指揮してもらっては如何でしょうか。」



 膠着状態の論争は、それを割いて放たれた臣下の一言が決め手となり、決着となった。



 たしかに予備隊なら戦闘が優勢なら、最前線での出番は無い。ある程度指揮能力のある者を補佐に付ければそれで形は整う。



 正面切って戦えないことには幾ばくか不満げだが、父に始めて喧嘩で勝てたとあってケーニスもご満悦のようである。



 「仕方ない、ケーニス、お前の生涯最初の異議申し立てを認めよう。しかし、やるからには徹底的にだ。次代のレトエルス辺境伯としての責務、見事果たしてみよ。」

 「この上無く光栄なことにございます。父上、どうかご期待くださいませ!」



 父と子、二つの影が互いに握手を交わす姿を映している。



 そこには深い情愛と尊敬が交差していた。



 親子の思いを背景に、獣と人、決して相容れない者同士の争いの時は刻一刻と迫っている。

蛇足

本文で上手くまとめる文才はないのでここで主要キャラやワードの設定を掲載しておきます。「混乱するから読みたくないヽ(`Д´)ノプンプンン」と感じる方々は無視してくれて大丈夫です(物語本編への支障はないと思うので)。


獣人族

大陸北東部に定住している人類とは異なる別の生命体。またいくつかの有力部族に分かれ共同体を築き生活しているため連合国家として獣人連合とも呼ばれる。普段の姿は人間と大差ない(明らかに異なる点は第三、四の耳ともいわれるケモミミと尻尾くらい)が、戦闘時は正に獣そのものな見た目へと変化する(この能力を〝獣化″と言う)。これにより獣人は人間を凌駕する身体能力を獲得し、200年程前まではビルカヘス帝国相手にも優勢だった。しかし、時代と共に人間側の戦略や技術は発達し、形勢は逆転。彼らの支配領域は後退しつつある。


ビルカヘス帝国

大陸西部に位置する巨大国家。皇帝を頂点とし、各地を有力貴族が分割で統治する封建制の国だが、皇帝の権力が強く貴族の暴走を抑圧している。右の獣人族、左下のその他多数の帝国等と多正面作戦の戦争に発展することが多く、結果として練度も上昇、軍事力においては大陸最強の国となった。


燕環

大陸南部、獣人領の下側に位置する巨大国家。他のどの文化圏とも異なる独自の発展を遂げておりその実力は未知数。火薬の発明に成功し、大量生産の計画を画索している。


第三次獣征戦争

大陸史初期から断続的に行われる獣人vs人類の争いの中でも、特に大きいものを獣征戦争と呼ぶ。今回は、教暦1385年に帝国と獣人の間で結ばれた不平等条約に対する撤廃運動の激化が発端と考えられてる。(小説本編はその中でも教暦1393年に起きたガウボローズの戦いを舞台とする。)


ハルケール・クラウンゼン

本作の主人公。元は只の獣人側に参戦した傭兵隊長だったが、その軍才を見込まれ総司令官にまで上り詰めた。獣人の従軍慰安婦と人間の間に生まれた混血児であり、その中途半端な在り方(ケモミミ、尻尾はあるのに〝獣化″は出来ない)故に迫害を受けて育つ。まともな職にも就けずその前半生のほとんどを傭兵生活に費やした。


指揮官A

会話の文末にァやェがついてる奴。戦う、という一点のみに特化し他の小難しいことはチンプンカンプンな根っからの戦争馬鹿。シュワちゃんと範馬勇次郎を足して2で割った感じの筋肉。


指揮官B

会話の文末が~で伸びてた娘。多分可愛い。主人公に好意を寄せているが作者にそんなものを書く技量はないので本作では割愛する。


指揮官C

インテリっぽく喋ってた奴。一を聞いて十を知るタイプ。作者の都合の良い解説装置。


レトエルス辺境伯アルテウル・フォン・エクセン

第十六代レトエルス辺境伯。〝帝国の盾″の異名を持つ、歴戦の名将。小説本編では橋頭堡を全て陥落させられているが本人が指揮したわけでは無いので籠城が下手、と断じることはできない。


ケーニス・フォン・エクセン

アルテウル卿の一人息子。領内の臣下たちからは若様と呼ばれている。父に似て文武両道型の偉丈夫であり将来有望な少年だが、少々血気盛ん過ぎるのが玉に瑕。


家臣A

アルテウル卿を説得した家臣。ケーニスの幼少期の養育係を務めており思い入れが強い。最近肩が上がらなくなり体の衰えを感じている。




    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



まずはここまで読んでくださったことに本当に、本当に感謝します!

小説をこういった不特定多数の方向けに発表するのも初めてなので至らない面が多々あると思います。(妙に格好つけたクサイ文章、寒いギャグ、わかりにくい描写、等挙げだしたらキリがありませんね。)

それでもここまで見てくださったことには本当に感謝の言葉しか浮かびません。

より本格的な軍記ものに近づけるよう今後も精進致しますので、どうかよろしくお願いします!

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