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無職徒然日記  作者: ニート・ニート・クビチョンパー
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死ぬまで生きたい

初投稿です。

 朝活、という言葉をご存知だろうか。


 要は朝から何かしらするということだ。


 無職にあるまじきことに夜型どころか大体7時前には起きる性分なので自然とスマホに手が伸びるかこうしてその朝活とやらをするわけである。


 ただ今回は悩んでいた。


 いつもなら喫茶店になだれ込み1冊100円くらいの中古ライトノベルを読んで満足したら帰るということをしていたのだがちょうどいい8時か8時半くらいに開店する店で行ける範囲は行きつくしてしまったのだ。


 残念だ、一人悲しく冷凍していた食パンを食べコーヒーを啜り最低限の家事をこなした。


 今日は梅雨にしては珍しく良い天気なので私のパンツもよく乾いてくれるだろう。


 そうこうしながら朝からイカの縄張り争いに興じること1時間ちょっと。


 …やっぱり諦めきれないな。


 食パンでは足りなかった小腹をさすりながら店の吟味を始めた。10時からなら開いてる店はそれなりに多い。


 これとかいいんじゃなかろうか?

 電車で行ける範囲に新しく出来た茶漬けの店だ。


 ちょっとお値段高めだが梅ときざみ海苔がどうしようもなく食欲を誘う。

 なにより食パンを1枚食べた身としてはお茶漬けなのがベストだ。

 モーニングほど多くなさそうなナイスワードだ。


 そうと決まれば話は早い。アプリで次の電車の出発時刻を調べて身支度を整える。

 駅近に家を構えているのは何度考えても素晴らしいものだ。


 ライトノベルを読みながら電車に揺られていると、あっという間に目的の駅に到着した。

 そこから歩いてすぐのところにそれはあった。


 ほほーん、食券を買うのね。


 その前に店の前にあった看板でメニューを再確認していると見逃せない情報が出て思わず声が出る。


 これやん…


 他のメニューに比べグッと値段が下がった本日のランチメニューなるもの。ランチと書いてはいるが開店から注文可能で開店凸したニートにも大変優しい。


 そしてなにより!梅ときざみ海苔が入っているのだ!


 これはもう私に食べられるために組んだきた日替わりに違いない。献立作り担当の超能力に恐れおののきながら食券を渡し席に着いたのだった。

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