#09_常識が気持ち悪いです
「これで、ステータス、鑑定、収納、魔法は出ましたが他に何がありますかね?」
『ポーション!』『回復魔法!』『魔道具!』『モンスター?』
「そういえば回復魔法なんて分類もありますね」
『言われてみれば』
『怪我対策は重要でござるな』
『でも回復魔法ってほどすごくはない感じ?』
『ですな、どっちかと言えば活性化とか促進?』
『ポーションも薬を強化してるけどその場で全快とはいかない』
『どちらも単体では応急処置にしかならないでござるな』
『でも、すぐ動かせないにしても切断された手足がくっつくって、すごくない?』
『戦闘後に両方併用して取敢えずの行動は可能にはなるでござるな』
『この世界の常識で普通の事と思っても、なんか、怖いわ』
『うん、普通と怖いのが同時にある気持ちが気持ち悪い』
ここまで我慢しましたが、わたしもです
落ち着かないとかぞわぞわ、うねうねした気分?
正に気持ちが気持ち悪いですね
「ちょっと休憩をいれましょう!」
『『『『『『『『『『『『さんせ~』』』』』』』』』』』』
なんかこう、リラックスというより安心したい気分です
「こういう時はミルクで淹れたココアですかね」
そうしましょう、それも甘めで
「ほ~ぉ~~」
こんな風にココア飲んだり、湯に浸かったり、寒い時のコーンスープとか
声が出ちゃいますよね
それにしても、確かに実感が必要とは言いましたが
矛盾する実感がここまでキツいとはおもいませんでした
よくラノベの登場人物は平気なものです
まぁ、だからこそ物語なんでしょうけど
でも、こうして実感があるというのも悪くなかったかもしれません
少しづつですが、実感が統合されて覚悟が決まってくる感じがしてきました
ラノベを読む時のちょっとしたわくわく感がでてきました
でも、とっちかっていうと昔のおどろおどろしいダークな
ファンタジーの方が強いですかね
実際にはダークだけど生きるのがハードなファンタジーというのが正しいですね
それにしても、物語の中の人って実は超人しかいなかったんだね~
だって、パンチや熊の一振りで何メートルも吹き飛ぶ一撃がもげも潰れもせず
骨にヒビがとか骨折がとかで、すごいのはダメージの一言で済ませちゃいますからね
攻撃されれば普通に切れたり、もげたり、つぶれたり、って
リアルでファンタジーだとハードというより悲惨ですね
と、つらつら考えてきましたが、どうやらかなり実感が統合されてきたみたいです
悲惨!⇒悲惨だけど当たり前だよねー
ナイトメアモード!?⇒ちょいハードモード?
に感覚が切り替わってきました
うん、いけますね
覚悟が決まりました、生きて往けます
決して逝きません
覚悟完了デス
いや、覚悟・完・了!!です