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渡米
外国人助っ人を獲得することに、球団も了承しているので、全く問題はなかった。「ただ外国人は、来てみないとわからないですからね?」と矢田は呟いた。その矢田の不安を打ち消すように「一人忘れていないか?」新田の問にに「え?」と矢田は一瞬戸惑い。感じたが「忘れていました。いますね。内にはそのスペシャリストが」と微笑んで言った。「そうだよ。あいつに任せれば大丈夫だよ」と自身満々に言った新田を見たとき、「この自信はどこからくるんだ?」と思ってしまった。
新田の行動は、早くその場合で沓谷に電話をして「2Aか3Aで、アベレージヒッターと左右の長身でコントロールがいい投手をリストアップしてくれ」と言っただけで電話を切り、「1週間後一緒にアメリカに行ける?」の新田の突然過ぎる問に、「1習慣後にアメリカですか?何をしにいくのですか?」と矢田は答えるしかなかった。「選手に会いにいくんだよ。例え実際にPLAYを見れなくても、その人格的を確認するだけでPLAYが想像できるんじゃないかな」との回答に、矢田は「そうですね。行きましょう」即答した。