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後付けの意義

作者: 夜朝

てんてんてん……

無言の間


それまで

しゃっきり座っていた

君は


僕が

尋ねた途端に


ぐったりと机にうなだれた


わあ

どうしたのか


元気を出してほしい僕

何をしたら良いか分からず

とりあえずうちわで扇いだ


空いているほうの手で

ふにふにと

肩や背中のマッサージ


きっと僕はね

状況が分かってないんだ

だから

君のしんどさを

軽くできずにいる


もう少し

情報をくれないかな


もしかしたら

君のしてほしいことに

すぐには

取りかかれないかもしれないけれど


そっちで

全然考えてなかったような

意外な盲点が

僕のいる位置から

見えるかもしれないだろ


ほとんどすべてのことが

今はまだ不明のままだ

今進んでいる道が

やっぱり正しいのかもしれないしね


でも

今でもひとつだけ

僕に言えることは


君の気持ちも

行動も言葉も

なにひとつ無駄にしない


これまでの分も

これからの分も


後付けの意義でも

きっと見つけ出して

「こういうことだったんだ」

って言うから


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