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《物語は黙示録》 -Revolution Story-  作者: 幾刃 傾奇
第1章 初始篇 -First Start-
8/14

1ー⑤

チェルシー。


上は俺流挨拶です。…ということで、チェルシー。

傾奇です。

12月に入って初めての更新です。

と、いうことでご覧ください。

ーグツグツグツグツー


 今、俺の前には鍋がある。そして幸せそうな父娘。


 「はい、父さん。 白菜だ。


 「ん?ありがとう。」


 「ふふっ。父さん、ご飯粒がついてるぞ。」


 「ん、そうか?」


 「ほら…」



 甘い…甘すぎる!!これはホントに親子か??

 字面だけ見れば恋人のそれである。


 「ん?大和君、食欲ないのかい?」


 「大丈夫か?」


 「い、いえ、大丈夫です。」


 心配そうに二人とも顔を見てくるが大和は何とかこらえる。


 と、いうかこんな甘々なものを見せつけられての食事だから、大和は色々な意味でお腹いっぱいなのである。


 傍から見ても二人は美男美女の組み合わせなので大和は居心地の悪さをい体験していたのだ。


 梓は飄々とした態度をしているが、顔の糸目と無造作に結った長髪が見事にマッチしていて、元来の顔の作りがそうなのだろう…顔のほりが深く、神々しい美しさがあった。


 それに対しての飛鳥。長く美しいキレイな黒髪をポニーテールにして、女の子らしい特有の体つきで、スッキリしているところはちゃんとスッキリしていて、出ているところはちゃんと強調しているというワガママボディであった。

 顔はキリッとした目尻、シャ、と細い眉毛をしていながらも目は慈愛に満ちており全体的に優しいイメージを持たせていた。


 ……ふうぅ、やはり神様は平等ではなかったらしい。


と、心の中で大和はぼやいてみたもののこの甘々空間での食事は…というか胃袋は色々と満ち足りすぎて最早吐きそうなので


 「風に当たってきます」

 

 と述べ大和はこの居心地悪い空間から抜け出したのだった。


**********


 ひゅーーーーーーーー、ひゅーーーーーー


 いくら春とはいえ夜は冷え込むものである。

 俺は10000階段の上の寺の縁側にポツンといた。


 どうやら今宵は満月らしく周りが明るい。

 そういえば、昔は一人が多かったが、最近は仲間とつるむことが多かった心は孤独感を感じていた。

 昔かぁ。昔は、ホントに色々とありすぎた。

 否、そのありすぎた経験の一つの中の在りし思い出と仲の良いあの親子を自然に、無意識に重ね合わせていたのかもしれない。……自分の人生の幸せの絶頂にありながら人生の最悪な汚点…最早過去のことなのでどうでもいいが

・……ヒューーー、ヒューーーーー、ヒューーー。


…━今夜は春で多分一番冷え込む夜となるだろう…


**********


 私は何とか10000階段を上りきって彼を見つけた。

 声を掛けようと思ったが彼はひどく哀愁漂い深く何かに悲しんでいるようだった。


 私は、何も言えずその場を立ち去った…





チェルシー。


ということで、主人公の過去に触れましたが(触れられたのかな?)


如何でしたか?


コメント、評価お待ちしておりまーす。(><)



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