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《物語は黙示録》 -Revolution Story-  作者: 幾刃 傾奇
第1章 初始篇 -First Start-
14/14

1-⑪

 チェルシー♪

 傾奇です。

 更新です、ご覧ください。


 週明けの月曜日の話である。・・・つまり今である。校内は活気で満ち溢れていた。

 理由は一つ・・・学校始まっての一番初めの行事、「部活動対抗戦」が二週間後に控えているからである。

 

 部活動対抗戦・・・前回も話をしたであろうが、もう一度話をしよう。部活動のメンバーの中から5人選抜してトーナメント戦をしていく。優勝した部活動には学校から配布される部活動費用が多くなるという行事である。

 そしてトーナメント戦と言っても戦いではなくスポーツで戦うというのがみそである。


 またこの行事は文化系、体育会系と関係なしである。つまりは文化系に不利な行事と言うわけだ。

 しかも、能力ありという・・・平等を事欠いた行事というわけだ。

 そして最後には帰宅部員は雑用につかわれるというほどだ。

 

 つまり平等という言葉がいかに偽善の代物という事が分かる行事であろうか・・・


 要約すると損な行事が待っているのだ。



**********



 さて今は4時限目である。教科は「機器実習」と呼ばれるものだ。


 「機器実習」・・・それはSATについての授業である。現代科学・・・基、技能力の発動に最も必要なSATの役割や、中の電子回路について研究したりするのが主な授業の中心となる。


 技能力を有した人々は学校卒業後は様々な進路があるといわれている。

 だがそんなものは夢や現だ。・・・底辺クラスにとっては。


 だからこのような授業を行い、せめてもの進路を増やそうと、夢を見させようというのだ。

 

 (キーンコーン、カーンコーン)


 ちょうどタイムが鳴った。

 これでこの授業は終わったのである。いくら科学が進歩したとてこのような学校のチャイムは無くならないものである。



**********



 もっしゃ、もっしゃ、もっしゃ。


 俺の目の前にはラーメン特盛りが入っていたはずの大皿がすっからかんになっている。

 しかも5皿も・・・。


 特盛りと言えば通常の成人でも2人がかりでもぎりぎり食べれるかどうかの物である。

 それを5皿も。ブラックホールと直結しててもおかしくはない。


 そんなそいつは今、フランスパンと格闘中だ。


 暴飲暴食


 そんな言葉が似合う風景である。



**********



 「ねえねえ、やっくん」


 「うん?なんだ」


 長ーーーいフランスパンとの格闘を終え、衣は話しかけてきた。

 長いフランスパンとは誇張ではなく事実長かった。2m近く合ったからな。

 格闘の結果は三本も食い終えた。うん、こいつはまさしく人外だ。


 そんなことは置いておきこいつの話を聞こう。


 「で、用事はなんだ?」


 「う・・・ん、美術部に入ってくれない??」


 部活動の勧誘か・・・。残念ながら何処にも所属するつもりはないそれに…


 「「部活動対抗戦」は今から入っても出場できないだろ?」


 そう、「部活動対抗戦」は行事から3週間までのものしか参加は認められないのだ。


 「ぅう、分かってるんだけどね・・・」


 確かに文化系は不利だよなあ。


 「4人しかいないからなああ・・・・・・」


 「まて、4人しかいないのか?」


 「う?うん、そうだよ」


 なるほど、これは使える。友達のよしみだ、助けよう。


 「分かった、入部する。でも部活動対抗戦以降は幽霊部員になるからな?」


 条件をだしてだがな・・・


 「ホント??・・・やった!!あっ、でも」


 まあ、俺が参加できないっとでも思っているのだろう。まあ、そんな心配は無問題だが。


 「ということで抗議しに行くぞ」


 「ええ!?」


 頭を掴んで引っ張っていくのだった。

 


チェルシー♪


 中々布教してきました、挨拶です。


 という事で感想コメント待ってます。

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