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《物語は黙示録》 -Revolution Story-  作者: 幾刃 傾奇
第1章 初始篇 -First Start-
12/14

1-⑨

 新年明けましておめでとうございます。

 今年の8月で1周年となります ←関係ない


 というわけでチェルシー♪

 傾奇です。


 新年の初投稿です、それではどうぞ。

 「うわあああああああん!!!」


 さて俺の膝の上では大の男が泣いている。

 …言わずと知れたシスコン、悠である。


 「何があったんだ?」


 「菜月に嫌われたぁああああ~!!」


 うん、イラッとする。

 

 「何があったんだ?」


 「嫌われたあああ~!」


 喧嘩の理由が一向に見えない。

 まあ、話のキャッチボールは出来ているが…。

 こうなった悠は一向に使えないので妹の菜月ちゃんに話を聞こう。


 「菜月いいいい~~」


 こいつは置いていこう。


**********


 コンコン。


 大和は菜月の部屋の戸をノックする。

 

 「…誰ですか?」


 部屋の主の声はすごく暗いものであったが返事があった。

 

 「ああ、俺だ。大和だ。」


 そう大和は返事を返すと


 「どうぞ」


 と言われて部屋に誘《いざな》われた。


**********


 久々に入ったが、これはすごいな…。


 俺が入ってすぐに目についたのがぬいぐるみの山である。

 

 おおう、何か怖っ!!


 まあとりあえず話を聞こう。


 「で、何で喧嘩したの?」


 俺もさっさと解決したいのでチャッチャッと本題を切り出した。


 「…笑わないで、聞いてくれますか?」


 「ん?…まあいいけど」


 なにやら真剣な話らしい。何なんだろうか一体?


 「け…喧嘩したr、り…理由は-----」


 「……」


 何やら恥ずかしい理由らしい。顔が羞恥で真っ赤である。


 「志望校が兄さんと一緒の第一高校にしたいって言ったら、兄さんが「ダメだ」って言ったから…です///」


 すううううう・・・・・はああああああ。

 何なんだこの兄弟は・・・・・・。

 頭に手をやってヤレヤレといったポーズをとると大声で菜月ちゃんは言ってきた。


 「い、い・・・良いじゃないですか、ブラコンでも!!!」


 そうこの兄妹は互いがブラコン、シスコンという奇妙奇天烈な関係である。

 しかし、性質《たち》が悪いことに互いが知らないという…。


 「うう~~、兄さんに嫌われた・・・」


 こいつもまたグズりだした…。


 「謝ればいいだろ?」


 「でも…」


 「「でも」でもだ。謝ればアイツ許すからな?」


 「…気が進みませんが、分かりました」


 こいつが聞きわけがよくて本当に良かった。


 「じゃあな」


 そう言って部屋を後にした。


**********


 俺が夕飯を作っている最中に仲直りをしたらしく、仲睦まじくリビングに降りてきた。

 よかった、よかった。


 そして飯の後、菜月ちゃんが話しかけてきた。


 「大和さん、SATについての宿題で分からないところがあるのですが…」


 どうやら宿題が難しいらしい。

 別にこの後は暇なので


 「ああ、いいぞ。教えるよ」


 という返事で了承した。

 すると

 

 「宿題を取ってきます」


 と言って菜月ちゃんは部屋に戻った。


 「おい、妹に変な事するなよ!!」


 俺の背後で怖いお兄ちゃんがいきなり降臨してきた。

 …ビビるわ!!


 「しねえよ!!と言ってもお前にも協力してもらうぞ、菜月ちゃんの宿題」


 「え、なんで?」


 「いやいや、菜月ちゃんの宿題とやらは多分第一高校の模試のSAT部門のとこだろうからな…俺一人じゃ難しいってことだ」


 「…」


 悠はとても複雑な顔をしていた。


 「ん、どうした?」


 「ああ、俺には妹の考えが分からないダメ兄貴だなってさ~~」


 何かとてもテンションが低い。それもかなり。

 例えるなら、鬱の一歩手前といった感じ。


 「大丈夫だ、あくまで俺の仮定の話だ。お前がそこまで気にする話じゃない。俺は自己保身で精いっぱいだがお前は妹が一番大切と考えている。最高の兄貴じゃないか。」


 なんだかクサイセリフだが最もこの場で合っているだろう。


 そうして菜月ちゃんが降りてくるのを二人でリビングで待っていた。

 クサイセリフって恥ずかしいね///


 という事でコメント、評価待ってます。

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