1ー⑧
チェルシー♪
っということで傾奇です。
八話目を更新です…その間に成績やら何やらありましたが……うん、心配ないさ~(爆)
ということでご覧ください。
さてLHRも終わり、大和は部活に所属も何にもしていないのでさっさと帰ろうと帰宅の準備をしていた。
そして準備も終わり大和はさっさと下校したのだった。
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「お、おかえりー」
帰宅すると、同居人が声をかけてきた。
どうやら向こうのほうが早く帰宅したらしい。
この同居人の名前は「神武威 悠」(かむい ゆう)。
この学園島の中で「NO1」…即ち最強の能力者という肩書きを持っている。
不思議な縁で仲良くなったのだ…今思うと大変不思議である。
それは置いといて、
「おう、ただいま。今日は随分と早いな、何かイイ事でもあったのか?」
「ああ…」
「ん?変だな、いつもははっきりと物事を言うお前が言葉濁すなんて」
「えっ!?あっ…と、妹がな…来るんだよ・・・今日」
「ああ、そんな事「そんな事とはどういう意味だ!!お前今すぐ表へ出やがれ!!」
「…はあ」
大和は失念していた。この最強はとてつもないシスコンだということを…
「分かった、分かった。謝るから…な」
「ふん、まったく…」
「まあいいや。飯足りるか怪しいからスーパーに行ってくるからな。」
「え?ああ、分かった」
はぁ、まったくとボヤきながらも大和は、24時間営業の大型スーパーへと出向いたのだった。
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「ん~、何にしようかな?」
主夫、大和は悩んでいた。今晩の献立に…
ここまで主夫業が似合う主人公も珍しいものだ、それは置いといて…
「魚だな」
魚系統と決定したらしい、美味しいもんね。
「鮭はどこかね~??っとあった、あった」
そんな風に今晩のメインのオカズを探していると後ろから声を掛けられた。
「久しぶりだな」
「ん?ああ、久しぶり」
そこにいたのは絶世の美少女&梓さんの娘である八雲 飛鳥だった。
「どうかしたのか?」
「いや、その今日は済まなかった…」
「何かしたっけ、俺?」
「ええ?教室でのアレだ。」
「?教室でのアレ、教室でのアレ……・・・ああ、アレか!」
「…もしかして忘れてたのか?」
少し呆れた口調である。仕方無いだろう、色々と合ったんだからと文句を言っても意味が無いので、そんな思いを華麗にスルーする大和。
「だって気にすることでは無いだろう?」
「いや、気にすることだと思うぞ?」
「ふーん、まあいいや。一人で来たのか?」
「いや、父さんとだ。ほら来たぞ」
後ろを振り向くと梓さんがやってきた。
「やあ、大和君。久しぶりだね?」
「そうですね、久しぶりですね」
チラッと大和は時計を見ると時刻はもう17:00を過ぎていた。
「あ…時間があれなんで、失礼します」
「うん、じゃーねー」
「ああ、さよなら」
そういって二人と別れた。
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「はあ、はあ…ただい・・・・・ま?」
大和は急いでスーパーから我が家へと帰りついたのだった。
しかし何故かリビングが騒がしい…。
不審に思いながら、リビングに入ると神武威の妹が目に涙を浮かばせながら横に大きく凪いだ右手を振りかざす場面に遭遇したのだった。
まるで、現実の感覚がせずボケッーと大和は見ているとその神武威の妹が大きく振りかざした右手は悠の左頬に見事にHITしたのだった……パチィィィィンと大きな音を立てながら・・・。
ええと、はい。チェルシー♪
何か兄妹ゲンカで終わりました(笑)
次回を楽しみにしていてください。
シスコン兄貴がどうなるのか、というわけでさらば。