危ないっ! 車が突っ込んできた!!
最近、恐ろしい思いをしたヤスゾーです。
某ホームセンターで買い物をして、車道に出ようとした時のこと。
右折する為、左右に車が来ていないか確認しました。
おっと、右からこっちに向かってくる車を発見です。
しかし、距離は離れている。
行けるな。
そう思って、右折しようとしました。
すると、突然。
ブブブブー――――――!!
右から走ってきた車が、ものすごいクラクションの音を鳴らしました。
「ブッ」という短い音じゃありません。
三十秒くらい鳴らし続けていたと思います。
驚いた私は、思わず右折しかけている車を止めてしまいました。
恐ろしいのは、ここからです。
なんと、クラクションを鳴らした車は。
こっちに向かって、突っ込んできたのです!
「はっ? はあ!?」
アクション映画でしか見た事ない光景です。
本当に、そのまま追突されるのかと焦りました。
ギリギリのところで、車は停止。
そのまま動きません。
進路妨害です。
仕方がなく、私は後退して、ホームセンターの駐車場に戻る事にしました。
しかし、突っ込んできた車は走り去りません。
それどころか、車から運転手が出てきたのです!
そのまま車を放っておいて。
出てきたのは、70代後半くらいのおじいちゃん。
すごい剣幕で怒っています。
「馬鹿野郎! どこを見ているんだ!?」
いや、そんなに悪い事したかい? 私。
距離、ありましたよね?
仮に、相手にとっては「距離が短い。危険だ」と感じたとしても。
進路妨害する方がよっぽど危険だし、問題だと思う。
いろいろ言いたい事がありましたが、どう見ても、話が通じそうな雰囲気じゃない。
まあ、別に、車が接触したわけじゃないし。
っていうか、この状況で接触したら、私が警察を呼ぶわ。
決めた。
通り過ぎるのを待とう。
窓を完全に閉め、ドアにはロックをかけました。
「▽〒※~#Б*!!!」
なんか怒っているけど、全く聞こえません。
いいんです、無視です。
言い返したところで、倍になってくるだけです。
警察を呼ぶなら、呼んでもいいと思っていました。
しかし、相手は呼びませんでした。
呼んだら、自分にもお咎めがあると分かっているのでしょうね。
そのうちですよ。
通りすがりの車が、クラクションを鳴らしました。
それはそうでしょう。
相手は、車を車道に置きっぱなしにしているんですから。
しかも、ど真ん中に。
邪魔以外の何物でもない。
「あ、ああ~……」
先ほどの剣幕はどこへやら。
逃げるように、車に乗って行ってしまいました。
心の中で思わずにはいられませんでしたよ。
「ざまぁ!」
しかし、この事件にはちょっとした続きがあります。
あまりにも腹立たしかったので、旦那だけではなく、職場の後輩にも、その時の話をしました。
すると、後輩は目を丸くしたのです。
「え! 私も同じような目に四月ごろ遭いましたよ!」
何!?
「私はそのホームセンターの駐車場内でやられました。停まっている時に、突然、突っ込んできたんですよ! それで、ギリギリで止めて、相手が車から出てきました」
まさか。
「それが高齢のおじいちゃんでしたよ!」
マジかー!!
常習犯か、そいつ!
「すごい怒っているから、ビックリしましたよ。だって、こっちは停まっているのに。怒鳴られる筋合いがなかったので、窓を開けて……」
ん?
「「うるせえ! 黙ってろ!!」って言ってやりました」(⌒∇⌒)ニコッ
……。
「そしたら、「ひっ!」とか言って逃げていきましたよ。ふふっ」
……。
まだ確定したわけではありませんが、あおり運転に近い事をしている高齢男性が、我が町をウロウロしている事が分かり、不安を感じました。
と、同時に。
むやみやたらに、怒鳴る事はいけないな、と改めて思いましたね。※私は普段、怒鳴りませんけど
一見、後輩は本当に普通の主婦です。どぎつい化粧をしているわけでも、派手な衣服を着ているわけでもない。ただ、怒ると昔の血が騒ぐらしいです。詳しくは知りませんが、だいぶ昔はヤンチャしていた……ようです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。