見合い 後日談
ポトスくんがやっと落ち着きましたぁー。
内政がんばります!
「若いっていいなぁ~」
「申し訳ありません。ちょっと周りが見えていませんでした。」
「ちょっと!?」
だいぶ、二人だけの世界だったよ?最初の緊張は裸足で逃げたしたぐらいに!
「まぁまぁ。陛下。からかうのは其くらいで。ノースポール卿この話は進めてもいいのだよね?」
アジュかさん大人やなぁ。優しいおじさまや。ほのぼのって感じ。当主がこれで良いのか?騙されやすそうだけど…。
「はい。よろしくお願いします。ノースポール卿のどと他人行儀な呼び方はよしてください。ポトスと読んでください。義父殿。」
「うん。じゃあポトスくんこれからよろしくお願いしますね。」
「準備はなるべく私が致しますわ。」
うむ。義父との関係も良好そうだな。安心安心。ノースポール家の婚姻だぞ!私、張り切っちゃうよ!
「準備は家からも出すし、ポトスの家族席には私が座るから。カラーには、譲らない。ポトスは私の息子。」
「えっ?」
「承知いたしました。お義母様」
おっスミレさんや良い嫁姑になりましょうな。
ポトスくんや目が飛び出そうだよ?
「ポトス?何で驚いてるの?もしかして気付いていなかったの?見合いにくるの許しといて?」
「ですが、私は貴方の兄上を選べなかった…。」
「だから家名を名付けたの!兄上とか関係ないの!私の息子だよ。一族会議に呼んでたでしょうが!!じゃなきゃ花梨や桔梗が見合い相手探して来るわけないでしょ?もう一人の名付けたセバスなんかお父さんだよ?私より頼りにされているんだよ?皆貴方に構いたくても、前の家族も要るからって遠慮してんの!萩なんて初めてできた弟だから、強い自分の分身スライムつけるために、修行に行っちゃったんだよ。」
「うっー私てっきりもう、家族になれないんだって…」
「もうなってる!」
皆ー隠れて見てないで出ておいでーと隠匿を解いた。
「やっと解禁か??」
「時間かかったなぁ。手のかかる弟だな。ポトス。」
「ハギ強くなったよ。弟はハギが守る!!このスライム常に持っててね。」
「陛下、ありが」
「お母さん」「えっ?」
「じゃあママ!」
「勘弁してくださいよ。私より年下でしょ?」
「じゃあ敬語なし。」
「母上、兄上達ありがとう。」
うんうん。と頷いた。ママ呼び。本気だったんだけどな…。ダメか。セバスがやって来てスミレ嬢とアジュガ卿に挨拶し、巻物を手渡している。
そんなものいつのまに用意してたの?私、聞いてない…。
「やっと素直になりましたね。ポトス。
スミレ嬢にアジュカ卿、これからよろしくお願いいたします。ポトスの父のセバスチャン=ヒイラギと申します。これが結納品の目録です。素晴らしいお方をお迎えできて有り難いです。」
「初めまして。ヒイラギ卿。私がスミレの父でコリウス=フォン=アジュガです。目録拝見いたします。
ってこんなに!?おそれ多いです。それと…この、焼酎せい造機とは?」
「今は聞くな!何も聞かずに受けとれ!」
デカイからな。持ってはこられないのよ。これで…アジュガ領も巻き込めるな!
「はっ!有り難く?」
次の会議が楽しみだ!!
セバスは本当はお父さんではなくお母さんなのでは?




