戴冠式
連続投稿2話目です!
やっと、プルメリアがー。王様になります!
今回は短めです。
りーんりーんりーん。
ユーカリが中央に立ち、ベルを鳴らしている。
やっとだ。やっときた。この日が。終わりではない。始まりだ。
この国の王が今日、即位する。
「カルミア国王女プルメリア=フォン=カルミア入場。」
長いレッドカーペットの上をプルメリア一人で歩く。
髪を結い上げ、長いマントを羽織り一歩一歩祭壇の前まで…。
重いだろう。怖いだろう。彼女はこれからずっと一人だ。周りがいくら支えたとて孤独がなくなるわけではない。指針となる筈だった父親もいない。
でもその道しか彼女には残されていない。逃げる訳にはいかないのだ。
見守ろう。彼女が自分で政治が行えるまで支えよう。
彼女の味方でいよう。
「宣誓を。」
「我は神ノ前に誓う。王として種族の垣根のない、我が名の通り、日だまりとなるような国にすると。民を思い、国を思い、世界を思う王となり、神に尽くす。預けれた国を我正しき血にて治めるとここにプルメリア=フォン=カルミア名において宣誓する。」
突然光が差した。プルメリアの治世に祝福が下りたのだ。ジジイナイス!
「ここに初代カルミア国国王プルメリア=フォン=カルミアの即位が承認された。貴方の治世に幸多からんことを…。」
私が立ち。祭壇に向かう。王冠を受けとる。
これから先プルメリアが跪くのはこの時だけだ。
「初代カルミア国国王プルメリア=フォン=カルミア。」
「はい。」
「貴方に王冠を授けます。貴方が宣誓通り、民を思い、国を思い、世界を思う王となり神に尽くすことを願います。貴方の治世に祝福を。」
「わーわーわー」
「カルミア国王陛下ばんざーい」
「ばんざーい」
お盆休み明け。
体がキツイですが…皆様頑張りましょう!




