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はぁ? 完結!  作者: 千桜
第二章 カルミア国編
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教皇 ユーカリ

今日は2話連続投稿です!


よろしくお願いします。

「面会の要請にお答え頂きありがとうございます。この度教皇に就任致しました。ユーカリと申します。神託に基づき綱紀を改め、教会内の改革に努めます。妃殿下におかれましては教会の王家に対する度重なる不敬にお怒りとは存じますが…神子様として教会の改革にお力話を御貸しいただければと思います。」


うん。マジで教皇になってる。これは聞ける!何時見ても思っていたのよ、その帽子どうやって載せてるのか…。

「それ、重くないの?」


「それが以外に重くねーんだよ。寧ろ軽くて落ちねぇのか心配で…ってこの状態で聞きたいことがそれかよ!」


「何時も気になってたのよ!今聞かなくて何時聞くのよ!今でしょ!」

今回は手付きでやってやるわ!


「何だよその手は?はぁ…お前かわんねぇんだな。ほっとしたわ…。」


「その歳から聖職者って大変じゃない?教会って結構何でやねんって思うルールあるもんね。教皇をやるからって修行や毎日の説法とかはしなきゃでしょ?」

朝早く起きてお祈りならまだ解るけど、歯磨きは必ず右からとかよく解んないもん…。どっちでもいいやん。それをユーカリの歳でこれからやるんだから並大抵の努力が必要だわ。


「全部含めてああだ。俺規則正しい生活って子供の時以来でさぁ~なれるまでキツかったわ。って俺の愚痴をいいに来たんじゃねぇんだよ。確かに誰にも言えないから聞いてほしいけどね!!」


結構きてんな。可哀想に…。じじいのせいだけどね。

「まぁ…次からは週一で面会依頼通すから…その時にでも、聞いてあげるよ。で、ポトスと話した?」

だってめちゃくちゃ痩せたもん。ユーカリ。お肌の艶はいいけどね。不節制できなくなったもんね。


「いえ。手紙のやり取りだけです。私にはそんな時間はありませんし、もう既に俗世の事ですので…。ただ、手紙には馬鹿なことをしたな、だが、ありがとうと書きました。この事については私からもギデオン殿下に謝罪をと思っています。」


家族バラバラになるのは誰だって嫌なもんだよ。きにすんな。私だって皆に幸せになって貰いたかったんだよ?

「謝罪は必要ない。教会にも関係するから、今から説明する。だが、他言無用だ。特にカルミア国側にはな。」

私は先日のお姉ちゃんとのやり取りと私の解釈を話した。


「だから、ポトスには悪いが気にしないでくれ。それとポトスには早く婚約者を見繕うつもりだ。ポトスにも後ろ楯してくれる親族が必要だろう。アルメリアには頼れないからな。」


「お気遣いありがとうございます。ですが、ギデオン殿下は大丈夫なのですか?相手探し…。」


「解らん。私の子では意味がないし、プルメリアは最低でも後20年はかかる。ギデオンが頑張るしかないんだよ。これでも急かさず待った方だ。幸せになって貰いたいからね…。」

ホタルさんには自由が一番なのだよ。


「確かに。宰相だった時何故血統について考えなかったのか…悔やまれます。」


あの時は国事態の存続が危なかったしな。血統どころでは無かっただけだ。

「そう落ち込むな。私も兄上も急かされたらたまらんと思っていたからな。これだけ待ったから諦めもついたんだろう。兄上も覚悟したと話された。

新教皇よ。そなたにも覚悟して貰うぞ。何故神官から最高枢機卿まで罰があったのか理解できたか?私を蔑んだのでも、侮ったのでもないぞ。もっと根幹だ。国の礎である血統を守るという役目を放棄していたからだ。

あの神官は私に犯罪者の娘を国王に出来ないと言ったのだ。未だにお前達は勘違いをしているのではないか?その様では神からの赦しなど遠いな。」

ガーンという効果音が聞こえた気がした。


「理解していませんでした。怒りが解ければ元に戻ると教会側は考えています。アホのままです。これはマジでヤバイ。根本的に改革しないと…教えからじゃん。妃殿下。私、もう帰りたくなってきました。早寝早起きとか言っている場合ではありません!!では、私はこれで…。また、来週。」




またまた、脱兎の様に走って帰っていった。そうやって帰るの好きだね。

ユーカリくんは優秀でどこに出してもちゃんと成果を出してくれると信頼しています。

じじいまでも…。

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