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はぁ? 完結!  作者: 千桜
第一章 ペンタス国編
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王宮散策

いつもお読みいただきありがとうございます!

ほのぼの回のつもりが何故かシリアスに…。

最後は監禁等の表現がございます。

苦手な方はスルーしてください。

よろしくお願いします。


「番号1!」


「2」「3」「4?」


「よし!準備はいいわね~突入!」


「カリン様は?番号とは何ですか?」


「人数確認だ。あちらの世界では、何か始める前にやるものらしい。」


「なるほど。了解致しました。」


「セバス!何やってるの?貴方しか案内係出来ないのよ!!王妃と国王どっちから行くの?」


「申し訳ありません。妃殿下…まずは王妃の部屋からよろしくお願いします。」


「宜しくてよ。」


見事な細工のドアを開ける。この高級において一番高貴な方が住む場所である。入ってすぐ廊下である。


「また廊下かよ。」


「この絵の後ろも調べて。全部の絵。」


「は?この廊下のですか?」


「そう。皆こんなところに?と思うから隠すのに最適。金庫とかないかな。」

皆が動き出す。


「神子~あったよ。奥から三番目の裏に金庫!」


「あっーこの絵なんか他と違って分厚い!!」


「絵の内容も。絵が重なってるかも…2枚目が価値のある名画かも…。」


「後程しっかりと調べます。」


じゃあ、応接室へ。

結果からいうと赤かった。めっちゃ赤かった。目が疲れた。

「なんでこの色?私の部屋と全然違う。私の応接室はダリアが整えたけど…趣味よかったよ?」


「前王妃のトレードカラーと言いますか…この色がお好きだったようです。ですが…全てこの色とは逆に斬新ですね。」


「うん。見つけるの大変だっただろうね。これはまってるのルビーじゃない?」


「これ、赤にするために全部のルビーなんですか??」


「全部の回収して鑑定してもらって。調度品でも、一つ残せばいいでしょ?」


「御意。」


「鍵がかかってる棚があるよ!?3ヵ所鍵穴が隠されてた!」


「良く見つけたわね。キキョウ。セバス鍵は?王妃からちゃんと預かった?」


「はい。お話して、渡して貰いました。18個ありますが?」


「18個!?どれがその鍵か解らなくならならい?しかし…さっきの金庫にここで3ヵ所。まだまだね。」


「神子~一つ開けてみたけど、本がいっぱい詰まってたぁ~。タイトルが国王陛下が愛する侍従~いけませんへ」


「ワーワーワーキキョウさん?そこは閉じてあげなさい。誰しも秘密はあるものなのよ。」


「ひっ妃殿下の言葉どおり、鍵が解らなくなり侍女にも任せられなかったため長らく開けられず、しかも代々受け継いでいる鍵もあるとの事。」


「金銭的に困らなかったからだろうけど…。セバスよかったわね。王族の予算増えるわよ?」


「とてもワクワクしております。カリン様、キキョウ様~頑張って全て見つけたらおやつとご飯のおかずが一つ増えますよ?」


「「頑張る!!」」


わぁー良いお返事。


「じゃあ、ここは任せて国王の部屋に行きましょう。」


「畏まりました。」


この城で一番大きなドアの前に立つ。


「こちらです。」

私は廊下をすたすた歩く。


「こちらは絵など確認しなくていいのですか?」


「絵の価値は確認しなきゃだけど、王になるもの達は基本傲慢で、他人を信頼しない。自分の目の届かない場所には隠さないし、一人になって隠したい筈だから寝室だわ。しかも金庫ではないわね。隠し部屋よ。まぁスペアも執拗だから…侍従長の部屋はセバスが確認したんでしょ?」


「はい。既に。内訳は後程挙げますが…。年間予算の半分位の金庫がございました。」


「じゃあこっちは計り知れないわね。寝室は?」


「こちらです。」


すたすた歩き、寝室に入り、索敵をかける。棚などの空間は見つけにくいが、小部屋なら話しは別だ。小部屋が二つの一つはベッドやトイレまであった…。監禁部屋だ。こんな日も当たらない小さいところに…隷属してるから逃げもしないのに…。何百年も…。


「歴代の王達が大切にしてきた宝部屋があったぞ。こっちだ。」


小部屋の惨状を見せる。

「は?この部屋はあのエルフの…?何故こんな事ができる…何故。同じ人間なのか?」


「同じ人間だ。理解せよ。お前達は何処までも残酷になれる種族なのだと。自分は違うなどと思うな。それでは解決せぬ。自分達も同じ事ができる。どうすれば再発防止ができるか…このような犯罪を早期発見することが出来るか。どう裁くか考え続けよ。」


もう一つの部屋は歴代の王がつけた観察日記だった。

読むのもおぞましいものだった。

いつの時代も貴婦人?貴腐人?様はいらっしゃいます。

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