遷都の計画
早いもので7月最終日ですね!
皆様体調にはお気をつけください。
いよいよ。明日で第1章締めです。
残り3話お楽しみくださいませ。
「では、書類上の手続きが済みましたので…。これより遷都の計画を詰めていきたいと思います。同時進行で王族貴族の整理。民の移動。獣人国へ返す土地の整理、城の築城、人員の整理、名前の選定、戴冠式の準備を行っていきます。」
ポトス凄いな私なら絶対にかむ。
「死んじゃう?」
「覚悟の上です。」
「ダメよ!命大事に!ノーモアブラック。」
「とりあえず、1個この場で仕事減らす!王国の名前は…。」
「わぁーわあー。待て待て。国の名前ってのは教会が神託によって決めるんだよ。こちらがいくつか候補を募ってな。」
「お金も取るんでしょ?教会潰」「止めろ。」
「解った。そちらはじじさまからこの名前にする様にと神託下して貰うから心配はいらない。この国は生まれ変わる、大きな希望を持って。新しい国の名前はカルミアとする。皆のもの良いな」
「御意。」
よし、1個消えたな。
「後は、人を登用していくしかあるまい。あらかた処罰する王族貴族は決まっただろ。獣人国に還す土地以外で領主のいない土地は何領地あるのだ?」
「4~5個位ですね。それに加えて旧王都も領主を決めねばなりません。」
「無理だろ。そっちにやるぐらいならこっちにほしい位だ。騎士団でさえ壊滅状態で神子様や姫君の護衛は神獣様に頼った状態だぞ。」
「あぁ、そうか。紹介まだだったな。アカメ隠匿を解くぞ。」
突如現れた。鬼人族の男に驚く皆。
「解るよ。驚くよね。アカメでかいもんね!」
「違うわ!!いきなり魔族が現れたらそりゃ驚くだろ。いつからだ?」
ユーカリの突っ込みがこの頃容赦ないな。
「君達に会いに行く前から。花梨の旦那様なの。ちなみに、花梨は二人の子供の子育て中で、その子達は大人になったら私の姫の護衛兼家族として、側にいることになるから。」
「そんな前からかよ。俺はユーカリだ。他の皆も知ってるだろ?取り繕っても無理だな。以後よろしく頼む。」
「アカメだ。魔国の騎士団長をしていたが、カリンに見初められて婿としてこちらに来た。よろしくたのむ。」
「かなりの大物じゃん。」
「カリン様は見る目が有られるのですねぇ。感心致しました。おやつを豪華にして差し上げねば。」
え?セバス?何故そんなに花梨さんと仲良さそうなの?
「アカメ。貴方を騎士団の総長に任命するから!残ってる騎士達に合宿でもしてガチガチの脳筋にしちゃっていいから。まとめちゃって!強ければ種族なんて!!を合言葉に。」
「良いのか?あまり脳筋にすると書類仕事が出来ない奴が増えるぞ。俺が訓練すると脳筋ばかりになるからダメだと魔王様にいつも嫌がられていたんだ。」
「「「……。」」」
「兄上!簡単に記入出来る書式の報告書作って!」
「いいよ。騎士団が普段どのような報告書を書くのが多いのか調査して作ってあげる。○付けだけで済む位にすれば大丈夫かな?後は、特記を付けとけばいいでしょ?」
「ギデオン殿下。それ文官様にも作れますか?こうも書類が多いと読むのが大変で…。」
「いいよ。そうなるとコピー機みたいな印刷機が欲しいな。親方、魔道具の相談しましょう。」
「おう!いいぜ。城の築城もすぐにはいかないだろ。それまでは他の仕事も引き受けてやる。」
「セバス~私もおやつ豪華にして!獣人国の最初に救出した22人覚えてる?あの人達全員仕官したいって。面接してみて!後、トンネル壊される前に、こっちで働きたいっていう人連れてきたいって言ってるよ?コアラのおじいちゃんが私も行きたいってピョンピョン跳ねてた。」
何ですと!?見たかったよぉ~。ぜひ私の癒し担当でお願いします。
「キキョウ様のご夕飯、一つオカズを増やしましょう。」
「やった!!」
「セバス!ハギもハギも~。セバス用のスライム増やして皆と通信出来るようにするから~。」
「ハギ様にはデザートを追加致しましょう。」
「セバス大好き!」
セバス…恐ろしい子…。
どうしても教会を潰したいつぐみさん。
潰したくないユーカリさん。
明日は2話連続投稿となります。




