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はぁ? 完結!  作者: 千桜
第一章 ペンタス国編
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再会後編

2話連続投稿の2話目です。


何とかここまで来ることができました。ありがとう。ございます。

これからもよろしくお願いします。

「サインはこれで終了です。ギデオン殿下体調はどうですか?話し合い続けられそうですか?」


「大丈夫だよ。昨日は記憶が一気に戻って混乱しただけだ。本来は鍛冶仕事も出きるくらい頑丈なんだよ!」



なんだこれ。二人の世界なんだけど…。ユーカリに目配せする。

(部屋出る?)

(えーー。確かに良い感じだけど…。父親としては複雑。)

(私の姉ちゃんじゃダメってか!?)

(まさか!?婚約者は処罰の対象となっていますので、破棄されるでしょうが…。)

(婚約者いたのか…。)

(当たり前ですよ。いない方がおかしいです。)

(嫌…良い感じに見えたんだけど。)

(私もポトスのあんな顔初めてですよ。)

(じゃあ、まずは様子見ってことで…。)


「お二人ともそんは端っこで何してるんですか?サインが終わりましたので殿下の所領だった飛び地は新王族のものとなりました。遷都の計画がすすめられます。」


「「はい!」」

姉ちゃんの視線が痛いよぉ…。あれは何話してたか気付いてるぅ。必殺知らん振りだ!ふえ~。あっ。ため息ついた。


「じゃあいよいよ。ワシの出番か?バカ弟子。心配したぞ。」


「すみません。親方。この通り元気です!」


「まぁ、元気なら良かった。しかも大仕事も舞い込んできたしな!!城を一から任されるなんてそうそう無いぞ。やったなギデオン。」


「はい!僕も楽しみです!あっ、親方。僕の妹を紹介させてください。アビゲイルです。アビゲイル、僕の働いてる工房のレンギョウ親方だよ。」


「昨日は失礼致しました。兄が何時もお世話になっております。妹のアビゲイルです。これからよろしくお願いします。」


「おう。昨日のことは気にすんな!ワシはレンギョウだ。これからよろしくな。お前さんだろ?バイモに剣造らせたの。渡せたのか?」


「はい。無事に。直接渡せてましたと。お伝えくださいませ。」


「そうか。済まなかったな。立ち入ったこと聴いて…バイモが気にしててさ。まぁなんだ。渡せたのなら良かった。伝えとくよ。あいつもこれで気が済むだろう。で、話しは変わるが城はどれくらいの規模でどんな風な城が良いんだ?なんかイメージ無いのか?」


「華美ではなく実用性。豪華より清貧?どんな種族も訪れやすい明るい城が良いですね!!新しい風が来たとイメージ出来れば…お金の事は気にしなくて良いです!教会から…」


「わあーわあー。堂々と話すことじゃねぇ!!レンギョウ殿今の言葉は聴かなかったことにしてくれ!」


「わ、わかった。俺も出所は聴きたくねぇ。ただ、予算を気にしなくて良いなら良い雇用主だ!」


なんだよ。二人とも意気地無し!!


「僕も腕がなるよ。新しい王国に相応しい城を設計するからね!楽しみにしててアビゲイル!!」


「えぇ。頼りにしているわ。兄上。」

お姉ちゃんに任せとけば間違いなしだもんね。


「では、今後殿下には新王族として、会議に出席して頂きます。また、レンギョウ親方には、相談役として参加を要請致します。」


「了解しました。」「おう!」


「また、殿下にはもう一つご依頼が…」


「何?」


「囮です。」


「はあ??ユーカリ?どういう意味かな??」


「こればかりは神子様相手でも、囮が貴方の姉であろうとも関係ございません。殿下を王族に残す理由の一つですので。」


反乱分子の炙り出しか…。良い撒き餌だもんね。


「…解った。私は口出ししない。だが、危険には配慮を。」


「御意。殿下に近づき、王位を唆すやからを一つ残らず教えて頂きます。貴方は解りやすい旗頭なのです。」


「接触してくるかな?東側の貴族はほぼ捕まっただろう?」


「必ず。目に見えない西側にいる保守派を見極める為ですので…。まぁ、保守派が必ずしも悪だとは申しません。姫君は保守派からすれば一番輝く星でしょうから。」


「直系の長子だもんね。僕は側妃の子で次男だ。価値はないと思ってたけど…役に立つなら囮でも何でもやるよ。」


「ありがとうございます。」


カッコいいじゃん。イケオジ!!

「ユーカリ。お前宰相みたい。」


「馬鹿ですか?」


えっ?私の突っ込み要員だと思っていましたよ?

まだ、終わりませんよ~。

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