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はぁ? 完結!  作者: 千桜
第一章 ペンタス国編
50/154

出産。

50話目になりました。

2話連続投稿2話目です。

出産シーンがあります。

苦手な方はスルーしてください。


それは明け方にやってきた。

ベッドが水浸しだったのだ。破水だ。

ダリアが直ぐに動いた。

「侍医を直ぐに呼べ。殿下にも伝令を。今日からお産まれになるまで面会は控える様にと。辺境伯夫人へ伝令を乳母の任務が始まりますと。妃殿下。これは悪いことではありません。破水といいまして、御子がお産まれになる前兆でございます。安心して、気持ちをゆっくり持ちましょう。」


軽く湯浴みをすませ、軽めの朝食をとっていると…カラーがやってきた。

「妃殿下、おはようございます。ご気分はいかがですか?ご不安かと思い。早いですが参内させて頂きました。」


「ありがとう。カラー。」

確かに不安です。2回目とはいえ、全然違うんだもん…ふーふー。気持ちはゆっくりと…焦っちゃダメ。


「妃殿下。ベッドは支度致しましたので、横になりたくなりましたら仰ってくださいませ。」


「ありがとう。ダリア。」


「カラー準備は?」


「滞りなく。」


エピネ。皆に連絡して。もうすぐだと。


『解った。』


ありがとう。もうすぐで貴方に会えるのね。


それは10時間の闘いだった。

安産などという言葉は何も危険な事がなかった出産をいう。

決して陣痛が軽い、時間が短いからではない。それぞれに激痛を伴い苦しみはあるのだ。

その後に訪れる出会いで全てがチャラになるとは言わないが。疲れはふっ飛ぶ。

あぁ産んで良かった。貴方に会いたかった。元気に産まれてきてくれてありがとう。

産まれたばかりの我が子にかけるお母さんの「あー」や泣き声にはたくさんの意味や言葉が詰まっている。


「妃殿下、おめでとうございます。姫君でございます。」


「「「ご誕生おめでとうございます。」」」


返事は出来なかった。頷いた。


胸に抱く小さい女の子。とても可愛い女の子だった。


次回からはしばらくシリアスに入っていきます。

頑張ります!

皆様応援お願いします。

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