一家団らん。
ほのぼの回です。
少し短めです。
私は今、目の前の光景に鼻血が出そうです。
「つぐみ!だめだよ。赤ちゃんがビックリするよ!」
そっそうですね、桔梗さん。グッジョブ。じゃあ、遠くからー。桔梗は獣人国に行くようになってから人化を覚えたらしく、青い髪のイケメンに変わっていた。
お嫁さんがどうのとか言っていたので、恋人ができたらしい。花梨さんがニヤニヤしていた。
キャーキャーもうカワユス。はぁはぁ…触ってよろしいですか?花梨さん。えっ?落ち着くまでダメ?
マジですか!?じゃあ、今日無理じゃん。2、3日慣らさないと…。
「花梨体調はどう?初産は大変だったでしょ?」
「大丈夫だよ。つぐみ。ありがとう。つぐみも悪阻キツかったんでしょ?側に居なくてごめんね。」
「大丈夫よ。エピネが居てくれたから。」
「「そうか。エピネありがとうな。」」
『ううん。エピネがつぐみの側に居たいの。』
クスクス。やっぱり一家団らんはいいなぁ。
「僕、3ヶ月後には復帰するから。その頃には乳離れもしてるし、ある程度育ってるから後は里の者に任せる。一年もすれば立派な白虎と鬼神になってるでしょ。平等に育てないと滅ぼすって言ってあるし…。」
母は強し。
そうなのだ!双子の男女のこの子達は神獣白虎と鬼神族で産まれた。どっちも神がつく。お祖父ちゃんが初孫で張り切っちゃったらしい。神獣の雄と鬼神族は希少で更に女の子になると更に稀だとのこと。アカメの里はお祭り騒ぎらしい。
「それまではアカメを連れてって。隠匿使えるから護衛として。エピネが側にいるけど、伝達で居なくなるときがあるでしょ。キキョウは外回りで忙しいし…」
「めちゃくちゃ忙しいけど、つぐみが優秀な人族洗脳しちゃったから大丈夫!!確かに心配だよ…肉壁はあった方がいいよ?物理攻撃にはつぐみ弱そうだもん。」
肉壁って…桔梗さんや。花梨さん。頷かないの。貴方の旦那様でしょ?
「この度、護衛役を申し使りました。アカメです。神子様の御身、身命をとしてお守り致します。」
アカメよ否定せんかーい。それでいいのか!!君の未来は!
『これで、安心だね。』
そうだね。エピネ。もうこれでいいです。
じゃあ、明日もくるよ!
「えっ?明日も来んの?忙しくないの?」
何言ってんの?このプリティ達に慣れなきゃ触れないでしょ!慣らし頑張る。
楽しんで読んでいただければ嬉しいです。
次回はいよいよ産まれます。
出産シーンが出てきますので苦手な方はスルーしてください。
次回短めなので2話連続投稿にします。




