エピネとのお話
何だかんだで40話を過ぎました。
投稿を初めて1ヶ月にもなりました。
ありがとうございます。
これからもよろしくお願いします!
誤字報告ありがとうございました。訂正しております。
はぁ…辺境伯イケオジだわ~。実年齢が50歳を過ぎている私としてはドストライク。イケオジのキョトン 顔に困り顔ご馳走様でした。
『つぐみはああいうのが好みなの?』
エピネさん。包容力のある大人な男性はモテるのだよ。
『次はそんな人に出会えるといいね。』
次があるかな?私には…
『そんな資格ないって思ってる?つぐみ、奴隷を解放するのも、子供を産むのも自分のためだって云ってなかった?』
っつ…うん。自分のため。
『自分が幸せになるために欠かせないことなんでしょう?』
うん。見逃しても幸せになれない。
『今の旦那様を断罪した後も自分が好きな人を作らないのは自分のためになるの?それは幸せなことなの?つぐみ、諦めないで…。貴方は唯一神に祝福されている身なの。貴方が幸せになる資格がないなら、誰にもないんだよ?』
誰にも?
『うん。誰にも。』
くすくす。それは大変だな。責任重大!うん。解ったわ。今は言えるのはそれだけ…だけど良い?
『良いよ。話をしてくれてありがとう。』
エピネ。私の可愛いこ。ずっと私の側で問い続くてくれる?
『いいよ。エピネもつぐみの側にずっと居たい。兄上達みたいではなく。片時も離れずに。』
ありがとう。嬉しい。
『だめだ!!だめだ!!だめだ!!』
えっ!?シ○ジくん?
『だれだよ!俺はスザク。スザク以外になるつもりはない!!』
へぇー。でだれ?
『四獣の最後の獣、朱雀だね。なにしに来たのつぐみの側は譲らないって言ったでしょ?早くかえって。』
ふーん。神様の名付け嫌がる子いるんだな。
『なっ。別にあの女の側なんかに興味は無いんだよ。でも、俺以外に皆現世に行っちゃったじゃんか!!俺も行きたいんだよ。』
『知らないよそんなの。エピネには関係ないし…つぐみ、カリン兄上も嫌がってたよ。』
あぁ!そうだった。
『そうだ!白虎の事で神様から伝言だ!ありがたく聞けよ!!無事に子供が産まれたそうだ。男女の双子だそうだぞ。母子共に健康だそうだ。』
やったぁー。良かったぁ~孫だ!!
『わぁーい。甥と姪だ!!キキョウ兄上にも知らせなきゃだね!お祝いしなきゃ!』
『おう!!いいぞエピネ。行ってこい。俺がここに残ってやるから。』
『はぁ?何言ってるの?伝言が終わったなら早く帰って。』
『何でだよ…同じ四獣だろ?何で俺だけ除け者にするんだよ。うっうーうわーん。』
あっ、泣いちゃった。俺様属性で寂しがりやって…エピネさんが塩対応なのも解るわ。メンドイのね。
『ごめん、つぐみ、じじさまから呼ばれたからちょっと行ってくる。』
えっ?これ残して?
『ぐすっ…これって何だよ。俺はスザクだ!!』
はいはい。スザクね。私、つぐみよヨロシクね。スザクはなぜ現世に来たいの?
『ずっと神様の所で観てたんだ。3人とも楽しそうだった。前までは四獣として能力を高め合う存在だけだった。兄弟として仲良くなんて…俺も四獣なのに!』
皆と兄弟になりたいのね…うーん。それは難しいわ。皆私の子供達なの。私の子供だから協力するようになって、お互いを思い合う本当の兄弟になったのよ?
その親を否定するような人を兄弟にするかしら?私なら無理だわ。
『そんな…でも、寂しいんだ。俺も皆と一緒にいたい。』
そうね、寂しいのは嫌だわ。私も一人は嫌だもの。でも、今の貴方を受け入れることは出来ないわ。一度戻って神様の所から皆を観てみて?何を大切にしているのか…なぜ一人なのか…皆が大切にしているものを自分も共有できるのか。考えてみて。
『解った…。一度戻る。お前のことも観てみる。知りたいから。すまなかった。』
嬉しいわ。また、来てね。そのときはスザクのことも教えて?
『ああ。』
『やっと、帰った。じじさまが謝ってた。スザクが行きたいってうるさくてどうしようも無かったって。スザクは有能だし、力になるからつぐみの側に行かせようと現世を見せてたらしいの。楽しそうでしょう?的な感じで。じじまさまも悪いんだ。だからスザク許して上げて。』
怒ってないよ?ちゃんと謝ってくれたし。
しかし…それは、じじさまが悪い。
今回は2話連続投稿です。
次回はちょっと未来のお話。
読まなくても本編には問題はありませんが、楽しんで頂ければ。
ボーナス的な感じです。




